魯卿あん『酒器特集展』

京橋・魯卿あんでは現在『酒器特集展』を開催しております。本日は天候も良いためか人通りも多く、展示期間土曜まであとわずかの酒器特集展をご覧になりに遠方からのお客様もたくさんお見えになっております。展示会の一部をご紹介いたします。 濱田庄司『琉球窯赤繪盃』共箱 左手より時計回りに加守田章二『盃』共箱、荒川豊藏『志野酒盃』共箱、濱…

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新里明士展   ~作品紹介~

わが家の庭に黄色いミモザの花が咲き始めました。まだ、ほんの咲き始め。枝先に小さなポンポンがフワッと綿毛のように開く姿は可愛らしく、陽の光の妖精が宿っていそうな気配を感じ嬉しさが込み上げてきます。 さて、今週の金曜日からは薄造りの白磁に蛍手の手法を独自に進化させた“光器”の作風で知られる、光を操るやきものの貴公子とも云うべき『新里明…

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「鵜の目 鷹の目」 前田正博の銀彩

梅香る季節ではありますが、ここにきて冬一番の寒さ…。あたたかな春が待ち遠しい今日この頃でございます。 2月7日より、前田正博展を開催しております。無垢な白磁に色を着せていく先生の仕事。色を重ねていくことで不思議なやわらかさが生まれていきます。今回は、銀彩の作品をご紹介いたします。 色絵銀彩花入 色茶碗 色茶碗 …

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赤と青

2月3日は節分だった。毎年、豆まきをすることにしている。というのも、忙しかったのか、あるいは相当日にちが経ってから思い出したのか、覚えていないが、豆まきをしなかった年があった。その年は、なんだか心沈むようなことが多い年だった。とりたてて信心深くも、験を担ぐわけでもないのだが、とにかく豆をまくことにしている。とはいうものの、ここ何年かは後…

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陶房の風をきく ~色絵磁器 前田正博展

冬なのに暖かい日の続いた東京ですが、ようやく寒さがやってきました。キンと冷えた空気は、気持ちをキリッとさせます。明日からは、2年ぶり3回目、前田正博先生の展示が始まります。2019年には第68回神奈川文化賞を受賞され、ますますご活躍でいらっしゃいます。 展示前のお忙しい時間の中、工房へお邪魔してお話を伺いました。 作業中 …

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色絵磁器 前田正博展   ~作品紹介~

数年前に母が知人が使わなくなった大きな機織り機を戴いてきた。長い休みの度に母を訪ねて、母の友人達と一緒になって織機の経糸を張る作業から手伝った。反物を編めるだけの長い長い糸を絡ませずに上糸、下糸になるよう、交互に織機に糸をかけていく作業は、あーでもない、こーでもないと四苦八苦。しかし、通常全て同じ白い糸を縦糸に張ることが多いが、一部だけ…

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魯卿あん便り~酒器特集展

本日より 京橋 魯卿あん にて昭和巨匠の酒器を特集した展示を開催しております。先週まで渋谷で開催しておりました「大酒器展」に引き続き、魯卿あんでは一部作品を追加し、巨匠の先生方の酒器の逸品を揃えて展示させて戴いております。 ・加藤唐九郎 黒くい呑み口径5cmほどの小さな作品であるが、観れば観るほど作品の持つ存在感を実感する。器形、釉掛…

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阿吽 あうん

新しいカレンダーの表紙をめくったのが、ついこの前と思っていたら、今日はもう1月31日。年末年始休業があったせいか、大の月にも関わらず、短いなあと思いながら月めくりの1枚目を剥がした。何日かコートも要らないくらい暖かかったけれど、今日はグッと冷えこんで分厚いコートに逆戻り。風も強く乾燥するので、新型ウィルスだけでなく、風邪にも注意したいも…

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陶房の風をきく~ 飯洞甕窯 梶原靖元展

今年最初の個展は、明日から始まります梶原靖元先生です。毎年、様々な手で愉しませてくださる先生の作品展にむけて、お話を伺いました。 ●呼吸(いき)をするように、ただ風が吹くように 先生のご自宅兼作業場 そこでは、生活の全部、家の佇まい、周りの景色、空の色、山から吹く風、草木の匂い、近くを流れる川に見えるもの、存在するすべてが焼き…

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飯洞甕窯 梶原靖元展   ~作品紹介~

今年も変わることなく我が家の蕗の薹が小さく丸まって出てきました。淡い萌黄色の優しい色合いを見ると、自然と梶原先生の作品が頭を過ります。岩を細かく砕いた、粒子の細かい締まった肌に、野の花や、畑で採れた作物から作った灰を使って焼成すると、何とも優しい穏やかな色に変化します。そんな春の空気のような『飯洞甕窯 梶原靖元展』が今週金曜日から始まり…

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ひかりを愉しむ器

言わずと知れた新里明士先生の代名詞・光器です。透過性が高い磁土を使い、伝統的な蛍手の手法を使いつつもスタイリッシュに仕上げられた器は、先生の哲学的な思考を表現している媒体でもあります。 穴を穿つ。光を通す。 という、器が担うべき役割の対極にある2つの特徴を統合した器は、シャープで清潔感がありつつも、その手法は気の遠くなるほど細か…

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大酒器展 二週目 ~作品紹介~

各地のスキー場や、雪や氷で有名な観光地では、例年のような雪や氷による姿が見込めず嘆く声が聞こえてくる中、週頭の20日には、最も寒い時期を現す『大寒』を迎えました。いっけん、穏やかな暖冬と嬉しい気分にもなりますが、寒い地方でも雪や氷の風物詩が見ることができないのは、やはり大気の異常事態ではないでしょうか。最新の情報によると、「これ以上の地…

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魯卿あん便り~茶碗特集展

本日より京橋 魯卿あんにて「茶碗特集展」を開催させていただいております。現代陶芸の世界において茶碗作りは時に「神の領域」と称されることがあります。昭和の陶芸家の方々が作り上げた茶碗は、その根底に古陶への深い洞察と「用いること」を念頭に置いた繊細な神経が行き届いた絶妙な世界が展開されているように思われます。皆様のご来苑をお待ち申し上げ…

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今宵の盃は… 「大酒器展」より

例年より暖かい日が続いている今年の冬ですが、昨日は朝から冷たい雨。渋谷では雪も混じる寒い寒い一日になりました。 冬の晩酌は熱燗で一献。さてぐい呑と徳利は……。 「お気に入りの一点」を長く使うと盃ひとつにも愛情が湧いてきますが、その季節、お酒、場に応じて様々に取り合わせを変えるのもまた違う愉しさがあります。金曜日から始まりました「大酒…

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缶の開け方

鏡開きを忘れずにと思いながら、その日がいつの間にか過ぎてしまい、我が家の鏡餅はまだ健在である。毎年、お汁粉にしようか、普通にお雑煮、はたまた細かくして、おかきにするか、その年の気分で作っている。お正月に頂くお餅とは、また別の楽しみがあるのに、用が重なっていたせいか忘れていた。お正月に年神様に備えた鏡餅、今年一年の無病息災を願わず来年に持…

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大酒器展   ~作品紹介~

今週は「成人の日」からの始まりとなりました。自身の晴れの日は随分と昔のことになりますが、「成人の日」を迎えるたびに、今でも自分が袖を通すお着物を選びに鎌倉の着物屋さんに両親と出向いたのを思い出します。何本もある反物の中から気になったものを次々と体に当てて雰囲気を確かめます。どの反物も素敵でしたが、一つだけ、体に当てた瞬間に“これだ!”と…

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「鵜の目 鷹の目」二十数名の力作が集う初夢初盌展

新しい年 2020年を迎え、最初の展示会「初夢初盌展」を開催中でございます。今年も、どうぞ、宜しくお願い申し上げます。全国各地、二十数名の作家の方々より、新作の茶碗をご出品戴いております。 前田正博 色茶碗 金重まこと 緋襷茶碗 隠﨑隆一 黒碗 田中佐次郎 ルリ天目茶碗  伊…

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今を生きる茶碗 『初夢初盌展』より

昨年末から暖かな冬が続いていますが、暖かな日和でも新年のこの時期はどこか背筋の伸びるものです。新たな年を迎え、凛とした空気の中で戴く一服のお茶はまた格別なもの。昨日から始まりました「初夢初盌展」では全国各地から人気作家22人の方々に新作の茶碗を出品して戴いております。「茶碗」と言っても作家毎にそれぞれが向かう姿は異なるもの。茶陶という文…

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不便を愉しむ

「令和」という新しい年号の2年目に入りました。昨年初詣で引いたおみくじの「半吉」。いいことが一つも書いてなかった、新年早々ちょっと残念な内容ながら、とりたてて悪いことも怪我もなく、なんとか無事に過ごせた一年。今年は「小吉」にランクアップしたが、さてどんな年になるのでしょうか? 新しい年明けの第一弾は『初夢初盌展』。先生方の個性的な作品が…

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初夢初碗展   ~作品紹介~

新年 明けまして おめでとうございます。 今年はねずみ年。干支で言うと庚子(かのえね)と言うそうです。「金の陽」の性質を持ち、攻撃的、強引な一面がある「庚」。「水の陽」の性質を持ち、物事の始まりを意味し、可能性や変化を持つ。繁栄をもたらす「冨の象徴」の一面を持つ「子」。庚子が表す意味は、新たな芽吹きと繁栄の始まり。新しいことを始めると…

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