大酒器展 二週目 ~作品紹介~

各地のスキー場や、雪や氷で有名な観光地では、例年のような雪や氷による姿が見込めず嘆く声が聞こえてくる中、週頭の20日には、最も寒い時期を現す『大寒』を迎えました。いっけん、穏やかな暖冬と嬉しい気分にもなりますが、寒い地方でも雪や氷の風物詩が見ることができないのは、やはり大気の異常事態ではないでしょうか。最新の情報によると、「これ以上の地…

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魯卿あん便り~茶碗特集展

本日より京橋 魯卿あんにて「茶碗特集展」を開催させていただいております。現代陶芸の世界において茶碗作りは時に「神の領域」と称されることがあります。昭和の陶芸家の方々が作り上げた茶碗は、その根底に古陶への深い洞察と「用いること」を念頭に置いた繊細な神経が行き届いた絶妙な世界が展開されているように思われます。皆様のご来苑をお待ち申し上げ…

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今宵の盃は… 「大酒器展」より

例年より暖かい日が続いている今年の冬ですが、昨日は朝から冷たい雨。渋谷では雪も混じる寒い寒い一日になりました。 冬の晩酌は熱燗で一献。さてぐい呑と徳利は……。 「お気に入りの一点」を長く使うと盃ひとつにも愛情が湧いてきますが、その季節、お酒、場に応じて様々に取り合わせを変えるのもまた違う愉しさがあります。金曜日から始まりました「大酒…

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缶の開け方

鏡開きを忘れずにと思いながら、その日がいつの間にか過ぎてしまい、我が家の鏡餅はまだ健在である。毎年、お汁粉にしようか、普通にお雑煮、はたまた細かくして、おかきにするか、その年の気分で作っている。お正月に頂くお餅とは、また別の楽しみがあるのに、用が重なっていたせいか忘れていた。お正月に年神様に備えた鏡餅、今年一年の無病息災を願わず来年に持…

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大酒器展   ~作品紹介~

今週は「成人の日」からの始まりとなりました。自身の晴れの日は随分と昔のことになりますが、「成人の日」を迎えるたびに、今でも自分が袖を通すお着物を選びに鎌倉の着物屋さんに両親と出向いたのを思い出します。何本もある反物の中から気になったものを次々と体に当てて雰囲気を確かめます。どの反物も素敵でしたが、一つだけ、体に当てた瞬間に“これだ!”と…

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「鵜の目 鷹の目」二十数名の力作が集う初夢初盌展

新しい年 2020年を迎え、最初の展示会「初夢初盌展」を開催中でございます。今年も、どうぞ、宜しくお願い申し上げます。全国各地、二十数名の作家の方々より、新作の茶碗をご出品戴いております。 前田正博 色茶碗 金重まこと 緋襷茶碗 隠﨑隆一 黒碗 田中佐次郎 ルリ天目茶碗  伊…

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今を生きる茶碗 『初夢初盌展』より

昨年末から暖かな冬が続いていますが、暖かな日和でも新年のこの時期はどこか背筋の伸びるものです。新たな年を迎え、凛とした空気の中で戴く一服のお茶はまた格別なもの。昨日から始まりました「初夢初盌展」では全国各地から人気作家22人の方々に新作の茶碗を出品して戴いております。「茶碗」と言っても作家毎にそれぞれが向かう姿は異なるもの。茶陶という文…

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不便を愉しむ

「令和」という新しい年号の2年目に入りました。昨年初詣で引いたおみくじの「半吉」。いいことが一つも書いてなかった、新年早々ちょっと残念な内容ながら、とりたてて悪いことも怪我もなく、なんとか無事に過ごせた一年。今年は「小吉」にランクアップしたが、さてどんな年になるのでしょうか? 新しい年明けの第一弾は『初夢初盌展』。先生方の個性的な作品が…

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初夢初碗展   ~作品紹介~

新年 明けまして おめでとうございます。 今年はねずみ年。干支で言うと庚子(かのえね)と言うそうです。「金の陽」の性質を持ち、攻撃的、強引な一面がある「庚」。「水の陽」の性質を持ち、物事の始まりを意味し、可能性や変化を持つ。繁栄をもたらす「冨の象徴」の一面を持つ「子」。庚子が表す意味は、新たな芽吹きと繁栄の始まり。新しいことを始めると…

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◆冬季休業のお知せ・今後の展示会予定◆ 

本日は美しいネオンが輝くXmasです。クリスマスが来ると早いもので、年末まであと一週間を切りました。当苑も12月29日(日)~2020年1月5日(日)までお休みを頂戴致しますが、お休みを戴く前後で、昨日までの巨匠展の作品に加えて、優品を選んでの『常設展』を行います。年末のお忙しい時期とは存じますが、どうぞお立ち寄りくださいませ。 会場…

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金重巌先生のお茶碗いろいろ

なんといってもハッとするのは、お茶碗を両手で包んだ時の馴染みの良さです。口がすぼんでいても、 傾いでいても、 まっすぐに立ち上がったものでも、 おおらかでやわらかな物腰でも じんわりと手に伝わる土のぬくもり。在廊期間にも土と緑がある場所を求めて、渋谷の街を歩いていらっしゃる先生ならではの「あるがまま」を感じるようなお茶碗です…

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デッサンのやきもの 『ひとりたのしむ 昭和巨匠陶藝逸品展』より

「昨冬炬燵の中で土をいじっていましたところ、 同郷の荒川先生が来られ私が焼いてみましょうと持ち帰られました。 出来上がったのを見て、すっかり面白くなりつい夢中になって香合五、六十を作りました。」 歴史画、風景、花鳥画…幅広い分野で傑作を残す前田青邨先生。大正昭和の日本画壇を代表する青邨先生はまた、手すさびに陶芸作品を作っておられた。 …

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小学生達が自分たちの要望を陳情したというニュースを聞いた。廃校になり遊び場にしていた校庭で、突然ボール遊びが禁止された。区の施設の建設工事が始まるため、危険だという理由。近くにフェンスのある公園はあるが、遊んでいる人が多い上に狭く、サッカーや野球は出来ない。リーダーの小学六年生の男の子が「子供たちが使っていた校庭なのに、大人だけで決めて…

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『ひとりたのしむ 昭和巨匠陶藝逸品展』 ~2週目 作品紹介~

今年もあとわずかとなってまいりました。先週の金曜日から開催しております『ひとりたのしむ 昭和陶藝逸品展』を今週も引き続きお愉しみ戴けます。物故から巨匠に至るまで、昭和、平成、令和の時代を牽引された先生方の作品が、静かに並びます。 10:金重陶陽 / 備前茶入陶陽先生はかつて“中心のずれたような、たどたどしい轆轤に味がでる。”という…

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「鵜の目 鷹の目」 備前の巨匠 金重陶陽の凄さ

師走の慌ただしい中、今年最後の展示会になりました。「ひとりたのしむ 昭和巨匠陶藝逸品展」 開催。備前中興の祖 金重陶陽先生の凄さを感じさせる作品をご紹介しております。 金重陶陽備前旅枕花入 壷心庵 金重陶陽備前茶入 金重道明伊部茶碗 展示会は、19日(木)の定休日をはさみまして、…

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やきものの新しい芽 「ひとりたのしむ 昭和巨匠陶藝逸品展」より

加藤土師萌先生 萌黄金襴手孔雀牡丹文飾壷  一口に陶器・磁器と言ってもその種類、技法は多種多様に存在するが、加藤土師萌先生程にその作域の広さで知られている作家も珍しい。  窯業地である瀬戸に生まれ、小学校を卒業してからは、昼は製陶会社で画工見習いとして働き、夜は窯業学校で図案などを学び、当時は図案家を目指していたという。後、岐阜県陶…

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文殊菩薩

思わず首をコートの襟の中に沈める日が、ほとんどない冬。今朝は、昨日の温かな陽気からグッと気温が下がって、首をカメのように引っ込めた。寒いのは得意ではないくせに、朝のあの空気感は好きだ。ピリッとして、澄んでいて夏の膨張したような粗い空気ではなく、ひとつひとつの粒子が細かく皮膚に触れる気がする。だから、冷たい空気で顔を洗ったように、寝ぼけ眼…

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『ひとりたのしむ 昭和巨匠陶藝逸品展』 ~作品紹介~

12月に入って間もないですが、一年は早いもので、早くも今年最後の展示会をむかえます。今週の金曜日からは二週に渡り『ひとりたのしむ 昭和陶藝逸品展』を開催いたします。年初めにいつも皆様にお約束した“より良い作品を、喜んでいただける作品をご紹介する”の集大成となります展示会です。物故から巨匠に至るまで、昭和、平成、令和の時代を牽引し、憧れの…

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内田鋼一先生のお茶碗

何か放っておけなくて、気になる。という求心力をもつ存在感。並べて見比べると、それが内田鋼一先生の作品が持つ魅力のように感じて、その共通項を見出そうとしてみると、「相反性」という言葉が浮かびます。 傾いている球体。軽やかな重厚感。やわらかさを持つ氷。そんな相反する方向性をもつものが何かの負荷によって第三番目の方向を持つとき、生…

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「鵜の目 鷹の目」 大桐大の壺の土味

ピリッとする寒い朝でしたが、朝陽が美しく、気持ちのよい日になりました。6日金曜日より、大桐大 新作展を開催しております。備前土の魅力を今までの灰被によるものだけでなく、土の表情の美しさ面白さをより感じさせる表現をされています。土の変化、色彩、質感を楽しめる作品がならびました。 筒立壷 紅炻壷  花壷 …

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