「鵜の目 鷹の目」 大桐大の壺の土味

ピリッとする寒い朝でしたが、朝陽が美しく、気持ちのよい日になりました。6日金曜日より、大桐大 新作展を開催しております。備前土の魅力を今までの灰被によるものだけでなく、土の表情の美しさ面白さをより感じさせる表現をされています。土の変化、色彩、質感を楽しめる作品がならびました。 筒立壷 紅炻壷  花壷 …

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爪と土

「歩きスマホはやめましょう!」と、そこかしこで聞かれるフレーズ。それでも、初めて来た場所を探すのに携帯片手に地図を見るのは致しかたないことだろうとも思ったりする。信号待ちでちょっと覗くなんてのは誰しも心当たりがあるのでは。そう、その信号待ちで、思わずじっと見てしまった女の子の手元。スマホを片手で操作するのに便利なカバーリングにかけている…

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陶房の風をきく ~大桐大 新作展会

ずいぶんと季節が進んだようで、コートやマフラーが欠かせない毎日です。忙しない日々の中で、ふと足を止めて辺りを眺めてみると、なんでもないいつもの道すがらにある木々が色づいているのを見つけます。わざわざ見に行く紅葉もよいですが、いつもの景色が色づいたのを感じる幸せもいいものです。さて、明日より2年ぶりとなります大桐先生の個展が始まります。個…

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『大桐大 新作展会』 ~作品紹介~

とうとう今年の暦も12月となってしまいました。灼熱の夏から、連続の大型台風に続いて、そのまま秋の長雨に突入。穏やかな秋を愉しむ間もなく、一気に冬になろうとしているようです。ただ、やっとこの冷たい空気になってきたとも言えるようで、例年よりも紅葉は遅いでしょうか。先日も街路樹から落ちた微妙に違う黄色から茶にかけての美しい色の葉の重なりに、思…

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「鵜の目 鷹の目」 毎年終盤の太田修嗣展

今年も12月になりました。色づいていた紅葉が、はらはらと散る様子も、なかなか美しいものですね。早々と雪の便りも聞こえてきております。 金曜日から始まりました「太田修嗣展」、毎年恒例でこの寒くなる時期に開催させて戴いております。初日から多くのお客様にお越し戴いております。 栗ハツリ盆 栃杢高盤 …

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引き出す漆 「漆芸 太田修嗣展」

秋空の気持ちの良い日がようやく訪れたと思えば、あっと言う間に冬の風になってしまいました。この週末は冬服を慌てて出されている方も多いのではないでしょうか。 当苑では金曜日よりこの季節の定番となりました「太田修嗣展」が始まりました。「漆器」と言えばハレの器と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、太田先生の作品は日々の器。それは普段着の…

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時に天邪鬼

いよいよ本格的に我が家の鍋の季節が到来した。今年の冬は徐々に気温が低くなるデクレッシェンドのような下がり方ではなく、暖かい日があるかと思えば、翌日の気温は急降下⤵というような繰り返し。今か今かと出番を心待ちにしてるであろう新調した土鍋を明日は使おうとスタンバっていると、当日は暖かいとくる。ここ数日、やっと寒さが続き、自分は寒がりで着ぶく…

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陶房の風をきく ~漆藝 太田修嗣展

毎年お願いしております太田先生の個展。明日より始まります。この時期が来ると、もう師走が来るのだと感じるようになります。 個展を迎えるにあたり、先生にお話を伺いました。 ●木への親しみ太田先生は、一般的な漆器産地のように分業でのお仕事ではなく、原木の仕入れから、木地づくり、塗りまで、全ての工程をお一人でされます。陶芸家が土に強いこ…

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『漆芸 太田修嗣展』 ~作品紹介~

昨日から、急に冷え込みが増してきました。前日よりも暖房の温度設定をあげて過ごす一日。静かな部屋にいると暖房による乾燥からか、ミシミシ……とか、キシキシ……といった音がどこからともなく聞こえてきます。樹に囲まれて生活する日本ならではの冬の音とでも言いますか、木造建築の資材が、その時、その時の湿度により呼吸し、順応するための声のように感じま…

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魯卿あん便り~ 魯山人の自然礼讃

自然美を礼讃した魯山人先生。明治19年に養母に連れられ近所の大田神社の沢で咲き誇る紫の燕子花を見たことが、「美を意識する初めての体験」だったという。当時の洛北の豊かな自然に強い憧憬と畏敬の念を抱き、つぶさに観察し、その特異鋭敏な感性によって燕子花、楓、芒といったモチーフを作品に落とし込んだ。特に晩年の備前を使った木の葉をかたどった作品は…

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「鵜の目 鷹の目」大塚茂吉の作品空間 「猫と茶碗」

秋の長雨、ひんやりとした週末になりました。22日(金)より、大塚茂吉展 「猫と茶碗」を開催しております。神々しくも優しい猫たちとイタリアでお作りになられた茶碗がならんでおります。茶碗は、一つひとつ個性がある手捻の作品です。 猫 望む  ふりむく猫 ・ 猫 想う ひだまり 茶碗 茶碗 展示会は、…

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陶房の風をきく ~猫と茶碗 大塚茂吉展

急に冬が近づいて来たようにぐっと寒くなりました。マフラーやウールのセーターなどが恋しい今日この頃です。明日からは3年ぶり2回目、大塚茂吉先生の展示が始まります。そこで個展に向けて先生にお話をお聞きしました。 ●タイトル「猫と茶碗」大塚先生は主に女性像や手、猫像と茶碗を造っておられます。 『そのなかで、「猫と茶碗」という組み合わせ…

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『猫と茶碗 大塚茂吉展』 ~作品紹介~

様々に色付いた葉がハラハラと落ちて、つもる季節となりました。フカフカと柔らかな踏み心地、陽の光に当たるとホッとするような土臭さと、青臭さが混じったような良い薫り。なんだかそれだけで幸せな気分になってきます。そこに綿毛の様に丸まって目を細める猫が座っていたら、絵になること間違いありません。さて、今週の金曜日からは柔らかなテラコッタの作品な…

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魯卿あん便り…焼締陶の魅力

「大雅堂美術店」の二階に『美食倶楽部』を開店させた魯山人先生。料理の評判は続々と会員を増やし、そこで用いる食器を作ることをきっかけに作陶をスタートされた。染付・色絵・青磁など磁器を中心とした器から始まり、朝鮮半島にも渡って粘土やカオリンを採取し、鶏龍山の粉青沙器の再現を目指された。さらに昭和十年には志野・織部・黄瀬戸などを焼成するために…

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「鵜の目 鷹の目」 加藤亮太郎 二十年節目の展示

秋深まって、木々も美しく色づいて、私たちの眼を楽しませてくれています。先日より開催しております加藤亮太郎展は、作陶を始められて20年の節目の展示になりました。志野、引出黒に、今回は深い色みの青織部をくわえ、様々な表情をもった茶碗がならびました。 志野茶碗 鼠志野茶碗 引出黒茶碗 織部黒…

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満月の晩に

11月12日の月は満月だった。用があり夕方外出しようと玄関に出ると、ちょうど月が東の空から上り始めたところ。大きなまん丸の月が目の前に迫ってきた。あまりのきれいさにしばし立ち止まって眺め入った。帰宅途中の誰もが、今夜の月を眺めてくれるといいな…と思った。と、どこからともなく犬の鳴き声が聞こえてきた。よく聞く普段の鳴き方ではなく、まるで狼…

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陶房の風をきく ~作陶二十年 加藤亮太郎展

東京の街中の木々も少しずつ色付き始めました。今年も2年ぶり6回目、加藤亮太郎先生の個展が始まります。作陶二十年という節目の年を迎え、亮太郎先生にお話を伺いました。 ●二十年という節目特に二十年だからということではなく毎年のことではあるけれど、個展ではいつも窯ごとに選りすぐりの作品を出したい、とおっしゃる亮太郎先生。 大学院を…

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『作陶二十周年記念 加藤亮太郎展』

気付くと庭の片隅には数種類の小菊の花が可憐に花開き始めました。夏になると旺盛に芽を出し、葉を広げ、太陽の光で栄養を取り込んで脇目を出して静かに秋に目覚めるのを待ちます。その小さな花が沢山花を咲かせる姿は、季節はずれの空の向こうに小さく上がる花火の御褒美のようです。さて、今週の金曜日からは多治見の幸兵衛窯でお馴染みの『作陶二十周年記念 加…

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手放すということ

朝の通勤電車で隣り合わせた女性、ずっと下を向いていて、携帯を見ているのだろうと思っていた。うつむいたまま一度も顔を上げないので、よほど何かに集中しているようだと想像した。幾駅か過ぎた頃、彼女が電車の揺れとは違って、身体が前のめりになるのに気付き、見るとはなしに視線を向けると、なんと彼女は寝ているのだった。車両の端のドアに寄りかかって、立…

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陶房の風をきく ~菊池克展2019

ようやく秋になりました。どこにも姿を見せず薫っていた金木犀も、いつのまにか終わり、気持ちのよい青空が見える、本当に良い季節です。さて、菊池克先生の個展が今年もいよいよ明日から始まります。毎回、全身全霊をかけて準備をしてくださる克先生。そんな克先生に、個展に向けてお話を伺いました。 ●踊念佛陶印について今年送ってくださった作品の…

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