ひねもす

洗車したばかりの車のボンネット、翌日見ると膜で覆われたようになっている。ははあ、これが10年振りという黄砂の正体。洗ったばかりなのに、洗ってないように見えるのでは車に気の毒で、サッと水で流して拭いて…。こんなことなら出掛ける直前に洗えば1回で済むけれどと思いながら、やはり汚れていると思うと洗ってしまうのである。さて、本日より『唐津 丸田…

続きを読むread more

陶房の風をきく ~唐津 丸田宗彦展

明日より丸田先生の個展が始まります。昨年は節目の年となる作陶40周年を迎えられました。 「唐津は若い人が頑張っているし、大先輩もとてもお元気だから、自分もまだまだやらないと。」と先生。 常にお客様目線を意識して、どうしたら喜んでいただけるか、を考えておられます。それは毎年作品を通して、またお話を伺っていつも強く感じます。今回も個展に…

続きを読むread more

【唐津 丸田宗彦展】 ~作品紹介~

春の花は芽吹きと共にあっと言う間に花を咲かせ瞬く間に散っていきます。それと入れ替わるように、樹々の枝先には柔らかな新緑の葉を覗かせ始めました。その瑞々しさは、まだ新品のスーツにぎこちなく袖を通した新社会人や学生たちのような、美しさを感じます。そんな皺ひとつないスーツを着た若者が街を歩き始めると始まるのが、【唐津 丸田宗彦展】。本年も、今…

続きを読むread more

心おちつくうつわ 『織部 小山智徳展』より

先週金曜日より『織部 小山智徳展』を開催致しております。当苑での1992年の初個展以来、30年近くお世話になっておりますが、ご自身で築窯された登り窯から生まれ出る豊かな緑の釉調、先生の感性による軽妙洒脱な造形、伸びやかな絵付けは毎年見る者を魅了します。自分が描きたいもの・作りたいものを作るという信条の小山先生。桃山時代、利休の侘び茶から…

続きを読むread more

「鵜の目 鷹の目」色とりどり織部 小山智徳展

四月も半ば、色とりどりの花が咲き、華やいだ季節になりました。今週は、織部の小山智徳展を開催しております。 新緑、深緑、紅葉がかった緑など、様々な風合いの緑が作品にうつし出されています。小山智徳先生の登窯からは、豊かな色彩が生まれてくるのです。 織部窯変八方水指 青織部立猫燭台 織部阿吽狛犬燭台 一対 青…

続きを読むread more

春の訪れと 【織部 小山智徳展】より

No.72 織部小向付   詳細はこちら 今年も戸隠から小山智徳先生の作品が届きました。 外に目をやると樹々の緑が日に日に鮮やかになり、その生命力に驚かされる毎日です。新芽から次第に葉を広げ、また太陽の光を受けてその色を濃くする自然の「緑」。刻一刻とその色を変えながら、光越しに、また雨や霧などその時々で異なる表情を見せる「緑」の…

続きを読むread more

地蔵菩薩と如意輪観音

三日見ぬ間の~は桜ばかりではなく、楓やツツジ他の草花も一晩で変わるのかと思うくらい葉が伸びているし、冬の間枯れたように見えていたハナミズキも花が咲き出した。そして、驚いたのが、鉢植えにしているカラー。葉ばかりが元気に出ていると思っていたが、その間に紛れて蕾が隠れていた。巻いた葉と似ているので気付かなかったが、一輪見事に開いて、まさに意表…

続きを読むread more

陶房の風をきく ~ 織部 小山智徳展

明日より小山先生の個展です。早いものでコロナ禍の中、オンライン展示会になってしまった2020年からほぼ1年が経ちました。「コロナ禍でも暮らし振りは全く変わりませんね。」とおっしゃる小山先生に個展に向けてお話を伺いました。 ●いつか作ってみたいもの まず今回ご準備いただいた作品を見て、目に留まったのは、お地蔵様や狛犬といったもの。何か…

続きを読むread more

【織部 小山智徳展】作品紹介

庭に出て、生い茂ってきた草花の間に足を入れると、草陰に射す陽だまりから、日光浴中だったトカゲが驚いて出てくるようになりました。草花だけでなく、小さな生き物たちも活発に動き出し「生きている!」ということを強く感じる瞬間です。さて、そんな生き物の生命力を感じると思い出すのが小山智徳先生。今週の金曜日からは、また新しい命の新芽の色を思わせる織…

続きを読むread more

魯卿あん便り…【~花は足で生ける~魯山人と花】

古陶の伊賀・信楽は桃山陶を代表する侘、寂を兼ね備えた名品が多い。この二つの焼き物を明確に見分けるのは難しい。伊賀は長石を含まず、ビードロ釉が奔放に掛かっている。器形は箆などでより力強い造形のものが見られる。一方魯山人先生のものは、土は共に信楽土を用い、器胎全体を覆う様に松灰釉がかかり、美しいビードロが出来たものが伊賀。釉が掛かってい…

続きを読むread more

魯卿あん便り~花は足で生ける

3月19日より、京橋・日本橋・八重洲において、「Meet with Flowers 花とアートと出会う~八重洲・日本橋・京橋」 という「花」をテーマにしたイベントが開催されております。京橋魯卿あんにおきましては本日4月5日より『~花は足で生ける~ 魯山人と花』と題しまして、北大路魯山人魯山人先生の 古九谷風小向付 三十人をはじめ、花にま…

続きを読むread more

「鵜の目 鷹の目」二年ぶりの欽二郎展

4月に入り、散っていく桜も美しく、春の暖かさを感じている今日この頃でございます。 今週は、中野欽二郎展を開催しております。昨年は、コロナの影響で、個展を中止とさせて戴きましたので、二年ぶりのことになりました。欽二郎独特の風合い、味わい深い作品が一堂にならびました。  陶淵明詩風景皿 二 壷のある風景皿 六 柳…

続きを読むread more

春風と共に 【知天命 中野欽二郎展】より

昨日から始まりました「知天命 中野欽二郎展」。昨年は直前まで準備をして戴いておりましたが、残念ながらコロナの影響を受けて止む無く中止となりました。日々刻々と変わる状況に今年はどうなるかと気を揉んでおりましたが、無事に開催できたことにひとまず安心しております。 昨年一年間は慌ただしく時間が過ぎていきましたが、半面日々の生活を改めて見…

続きを読むread more

論語

暖かくなると、そちこちでタンポポが咲いているのを見かける。外来種のタンポポが日本の在来種を凌駕して勢力を拡大していると記事で読んで以来、黄色い花を目にするたびにどちらかなと思う。外来種の侵入で雑種も出来ているようだから、一概には言えないが、在来種は花の下部のガクが反り返っていず、反り返っているのが外来種というのが簡単な見分け方だと知り、…

続きを読むread more

【知天命 中野欽二郎展】  ~作品紹介~

山坂の多い所に住む私。向こうに見える丘の上、透き通るような青空との間を、淡いピンク色が繋いでくれる季節。一人で見るそんな景色でも、あぁ……なんて幸せなんだろう……という気持ちにさせてくれる。年に一度、本当にありがたい、神様からの贈り物だ。さて、今週の金曜日からは栃木にて半農、半陶で制作に励んでおられる【知天命 中野欽二郎展】が始まります…

続きを読むread more

魯卿あん便り

今日は黄砂が関東にも及ぶという天気予報。花粉や黄砂でベランダの手すりや車が黄緑色の砂気混じりの手触りになるのを想像して、ちょっとゲンナリしたものの、外へ出ると桜がいよいよ散り始めたのが見えて、下向きだった心ががあたたかくほぐれる。桜はサワサワとおしゃべりなので、時々煩わしくもなったりするけれど、風に軽く潔く散っていく景色を見ると美しいと…

続きを読むread more

新たな種子島焼の誕生

陶磁器の研究者として世界に知られた小山先生。やきものに捧げたといえる生涯においてその始まりは作陶であった。名立たる巨匠たちと交流し、柿釉、青白磁、唐津、紅毛、種子島、南蛮、備前、など数多のやきものに挑み、名品を生み出された。南蛮茶垸 13.3/12.5 / H6.3cm 共箱 ¥250,000(税込)昭和44年台湾の故宮博物院に招かれて…

続きを読むread more

「鵜の目 鷹の目」唐九郎と高宏 時代を越えた競演

桜も満開、華やいだ季節になりました。今週は、異形(いぎょう) 唐九郎・高宏展を開催しております。 晩年まで、新たな作風への好奇心を持ち続けたといわれている唐九郎先生。そして、その血を受け継いだ高宏さんも、また、熱く作陶に没頭している。昭和43年頃つくられた迫力の異形皿の一群 と 令和3年作の織部伊賀花入が、一堂に展示。祖父と孫の競演が…

続きを読むread more

先へ、その先へ 【異形 唐九郎 高宏展】より

ここ数日の穏やかな日差しで渋谷の桜も満開を迎えようとしています。庭の小さな枝垂れ桜も花が開き、穏やかな春の訪れです。 さて、昨日より始まりました『異形 唐九郎 高宏展』。加藤唐九郎先生の「異形皿」と呼ばれる作品をメインに、先週に引き続き孫である加藤高宏先生の作品と共にご紹介しております。 加藤唐九郎 黒釉異形皿   詳細はこちら …

続きを読むread more

伝統をくぐる

エレベーターの扉の「閉める」ボタンを押そうとすると、足早に向かってくる人が見え「開ける」ボタンを押して待った。「ありがとうございます。」と乗り込んできた女性。ホーム階に着きエレベーターを出ると、先ほどの女性がお礼を言って話し始めた。なんでも、バスが30分も遅れ、タクシーを呼ぼうとしても出払っていて、ひたすらバスを待ったのだそう。やっと駅…

続きを読むread more