常設より〜盃3点


気持ちの良い朝の空気に誘われて散歩に出かけると、近所にあるブナの雑木林が瑞々しい若葉を枝いっぱいにつけてさざめいていました。

ドングリでも持って帰ったら、愛猫がじゃれるような玩具にでもなるかと、雨に濡れた土に顔を近づけると、若い緑や蒸し返すような土の匂いが鼻をくすぐり、胸いっぱいに吸い込むと、身体中の感覚器官が開いていきます。小さなドングリの表面では、枝の合間から差す光が踊ります。


さて、本日は常設より酒盃3点をご紹介いたします。

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新里明士
黒盃
17,600
(税込)

黒盃とありますが、単一の黒というよりも、光の角度によって紺にも見える、たくさんの色が重なりあってできる黒、吸い込まれるような宇宙の色という感じです。薄く引かれた、きめ細かく端正な肌感の器に、口縁のウェーブ。先生の遊び心が垣間見えます。明るく和らかな春の日差しがその肌の色を際立たせます。




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菊池克
柳文盃
16,500
(税込)

風にそよそよとそよぐ柳は、初夏を目の前にしたこれからの季節にぴったりです。今朝、桜の木に止まって鳴いていた啄木鳥や、さんぽ道を一緒にあるいた雀のように、この柳の背景にはきっと様々な生き物の存在があるのだろうと思います。



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金重愫
備前盃
88,000
(税込)

灰が溶けて透明釉のようになった見込み、灰をたっぷりと纏ってガサガサと節くれだったような肌と、見どころのたくさんあるこの盃は、大きな苦労を乗り越えて深みを増した一人の円熟した大人を思わせます。盃としみじみと語り合いたいような、という感じでしょうか。




現在、こちらの作品はギャラリー入り口にある常設棚に展示しております。
展示されている作品の他にもたくさんの作品がございますので、何か気になる作家さんや作品がございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。








しぶや黒田陶苑Shibuya Kurodatoen
https://www.kurodatoen.co.jp/

電話:03-3499-3225  
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