魯卿あん便り…書・画・画賛のハーモニー

IMG_3500.jpg

自然美礼賛の魯山人先生らしい奔放な筆致の画賛「春来草自生」と軽妙な「春蘭」の絵。画賛とは南画などで添えられる漢詩。

「春来草自生」というのは「兀然無事坐   春来草自生」とある言葉からきているようである。

兀然(こつねん)として無事(ぶじ)に坐()すれば、春(はる)()たりて草(くさ)(おのずか)ら生(しょう)

「自然の流れに逆らわず、春が来れば自然に草が生え、秋になれば葉が落ちるただじっと座禅をしなさい その時になれば悟りの境地は自然と訪れる」という仏教書からの出典だそうである。先生が好んで書かれた春の詩一つである。

IMG_3501.jpg

IMG_3502.jpg

IMG_3503.jpg

扇面の中心から堂々とした春蘭が描かれている。伸び伸びとした艶やかな葉の勢いは春の訪れを感じさせる。そこには瞬時に筆を走らせた独特なリズム、自然美に畏敬の念をもつ先生の面目がみてとれる。多くのスケッチや臨書によって鍛えられた筆は、少ない手数でもその本質を捉え、深みのある作品を成している。(観)

IMG_3505.jpg

花入:金重陶陽 備前糸目花入 

お花:ミヤコワスレ・黒ロウバイ


<しぶや黒田陶苑HP>

https://www.kurodatoen.co.jp/

<Facebook>

https://ja-jp.facebook.com/ShibuyaKurodatoen  

<Instagram>

https://www.instagram.com/shibuya_kurodatoen/

<Twitter>

https://twitter.com/kurodatoen_

<黒田草臣ブログ>

https://01244367.at.webry.info/


※無断転載、再配信等は一切お断りします