ケニアの紅茶

毎朝飲むコーヒー。本当はゆっくり時間をかけてコーヒー専門店のように、ハンドドリップで淹れたいところだが、もっぱらコーヒーメーカーに頼っている。更に近頃ズルをして、水とコーヒーまでセットしておいて、朝スイッチを押すだけにしている。コーヒー通の人に、もってのほかと怒られそうだが、忙しい朝は、それでも結構おいしく飲んでいる。

今日も、そんな手抜きコーヒーを飲んできて、お店では『喫茶去』の展示がスタートしました。毎月、月替わりでスタッフが交代で、お茶とお菓子を選んでお出ししていた当苑での「喫茶去」。コロナのために、しばらくお休みとなっていますが、一人一人が考えて合う器を探し、時に先生方にお願いして作っていただいていました。今回は展示でお楽しみいただけますよう、どうぞお運びください。

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ショーケース内には三代 山田常山の茶器が並びます。


今週の花

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軸: 石黒宗麿  「老梅雀図」

花器: 金重道明 「伊部耳付花入」

花: ロウバイ・玉之浦

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ロウバイ

蜜蝋のような透明感のある黄色が暖かさを感じさせます。

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蕾だけかと裏に回って見ると、開いている花が。

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玉之浦

花びらの外側が白い縁取りのある椿で、花が開くのが楽しみです。


『喫茶去』の展示で、ステキな茶器を見ているうちに、ふと浮かんできたことがある。

「母がアフリカに旅行に行ってきたお土産。」と言いながら手渡された黄色い紙の袋。仲良しの友人のお母さまが、アフリカに行かれて、わたしにまで買ってきた下さったそのお土産は、ケニアの紅茶だった。今はコーヒーの方が飲む回数が多いけれど、その頃は紅茶をよく飲んでいたので、それを知っていた友人が頼んでくれていたらしかった。

だが、その袋をしばらく開封せず、というより缶の中に格納していた。というのも、紅茶と言えば、インド、スリランカ、中国という産地の王道の知識しかなく、どう頭をひねってもあの赤道直下の灼熱の太陽に照らされて育った茶葉が紅茶と結びつかなかった。

ある時、紅茶を切らしてしまい、缶の奥に記憶と一緒にしまい込んでいたあの黄色い袋の紅茶の存在を思い出した。いっぱいに茶葉が詰まった袋から、ティースプーンで茶葉をすくいポットに入れて、沸騰したお湯を注ぎ、頃合いを見てカップに。

ミルクティーにして一口飲んで、驚いた。今まで飲んだどの紅茶よりもコクがあって、美味しいではないか。

慌てて、ケニアについて調べた。ケニアは赤道直下と言えども高原があり、2000mの標高の茶園で栽培される。雨量も多く茶の栽培に最適な環境。そして、独立前までイギリスの植民地であったと。イギリスと言えば、アフタヌーンティー。紅茶を愛するお国柄。自分の無知が恥ずかしくなり、紅茶に申し訳なくなったと同時に、こんなに美味しい紅茶を教えてくださった友人のお母さまに感謝し、とんでもない時期に改めてお礼を伝えたような

久々に、ケニアの紅茶を飲みたくなった。頂いたあの黄色い袋入りのはないだろうけど。


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