七草粥

昨日17日は七草粥の日だった。立ち寄ったデパ地下では、ご丁寧に七草の一揃いがパックに収まって並んでいた。それには目もくれず、お肉売り場に直行。買おうとしていた種類の最後に挽肉を見ると、なんと空っぽ。念のためお店の人に尋ねると、既に売り切れてしまったとのこと。「なぜか、今日は挽肉がよく出るんですよ。お正月の料理に飽きて、ハンバーグとか、皆さん食べたくなるのでしょうかね。」と、お肉屋さんの話に、「なるほど」と頷いた。

さて、年明け恒例の『初夢初碗展』が始まりました。毎年、楽しみにしてくださるお客様が大勢いらっしゃいます。先生方も、この展示に向けて、新作をお作り下さるので、否が応でも期待が膨らみます。

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ご覧の通り、先生方の渾身の美しい茶碗の花が店内に溢れんばかりに並ぶ様子は、まさに百花繚乱という雰囲気。

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ガラスの茶碗の並ぶ棚。照明の光を通した影がまた美しい。

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今週の花

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軸: 石黒宗麿  春夏秋冬 日々是好日

花器: 金重素山  備前耳付花入

花: 雲竜梅・紅妙蓮寺 

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雲竜梅

梅の花はまだ咲いていないものの、くねくねと独特の形状の枝ぶりが面白い梅。

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紅妙蓮寺

初めに七草粥のことを書いたが、秋の七草は目で見て味わうのに、春は食べて味わうのだななどと思いながら、この年末年始を振り返った。ダラダラと過ごすお陰で、今年の干支の牛のように反芻こそしないものの、三食の間に何か口に入れたりして、のべつ幕無しとはいかないまでも、空腹感を感じないような日々だったような。あの七草セットを買うべきだったか…。

七草粥。その日の朝に摘みに行った七草を用いて粥にするのが本当のやり方のようで、パックのそれでは効果もさほど期待できないだろうと我が身に無理やり納得させた。お正月の連日のご馳走で疲れた胃をいたわるように粥を食べると聞いていたが、本来は新春に、新鮮な七草粥を食べると長生き出来ると言われたことから始まったらしい。

無農薬とうたっていても虫食いの一つもない青菜や、有機栽培のシール付きでも、どこまでのものか添加物も多い現代の食生活では、昔の習わしが必ずしも合致するとは言えないだろう。もともとは薬として日本に入り、薬効を期待して扱われていたお茶である。縁起のいい初夢を見るように、たとえ見なかったとしても、気に入りの茶碗でお茶を頂くことは、心にも身体にも良薬となるに違いない。

(藤)


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渋谷での展示の後、京橋 魯卿あんへ巡回します。

京橋 魯卿あん Rokeian(at Kyobashi)

【茶碗特集展】

2021年118() 126() ※1月24日(日)は定休日

※物故作家の作品の展示となります。


<しぶや黒田陶苑HP>https://www.kurodatoen.co.jp/

<黒田草臣ブログ>https://01244367.at.webry.info/


魯卿あん(しぶや黒田陶苑・京橋店)

104-0031 中央区京橋2-9-9 ASビルディング1

営業時間:11:0018:00

定休日:日曜日・祝日

TEL: 03-6228-7704 FAX: 03-6228-7704

E-Mail : info@kurodatoen.co.jp