さやけさ

今日は7月最後の31日。本来なら、今頃は暑さを凌駕するほどのアスリートたちの熱い熱い競技が毎日行われている最中であったはず。しかしながら、新型コロナウィルスの世界的な広がりにより延期。そして、記録的な雨量によって被害を拡大している長い梅雨の影響で、へたるような灼熱の暑さが封じられ、日照不足で農作物の凶作の心配も出てきた。どちらも、人間が…

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【コレクターのまなざし ー柴山勝特集ー】 作品紹介

長い、長い梅雨の、どんよりと低い空……。雨と雨の合間には、どこからともなく蝉が鳴き出すようになってきました。気付けば、夜明けに孵化したのでしょうか……夏の訪れを知らせるかのように、我が家の門扉横にもセミの抜け殻が残っていました。 さて、今週の金曜日からは【コレクターのまなざし ー柴山勝特集ー】と題し、コレクターの方のご厚意により集まっ…

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最終日:北欧モダニズムの器たち ベルント・フリーベリとオレフォス・ガラス

雨の続いた二週間の【北欧モダニズムの器たち ベルント・フリーベリとオレフォス・ガラス】展も今日が最終日、残りわずかの時間となりました。 ミニチュア作品たち 大小様々、一つ一つすべて異なる、大きさや形、色味。150点もの多数の作品たちがギャラリーに色を添えていました。 長い修行と鍛錬の末の技術、流れる釉薬の動きの瞬間を留めたような禾…

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魯卿あん便り~黄の瀬土を探し求めて

耐火度、可塑性に優れた信楽最高の土である黄の瀬土。焼くと美しい緋色となるこの土を探し求めて魯山人先生は昭和8年頃から信楽へと赴くことになります。魯山人先生はこの黄の瀬土を水簸して細かくしたものを作品に用いました。端正な口造りに加え、堂々とした体躯につけられた凹凸に、沿うようにビードロ状になった松灰釉が流れているのはとても趣があります。魯…

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「鵜の目 鷹の目」圧倒的な存在感 オレフォス・ガラス

雨が降ったり、やんだりと、天候が不安定でございます。本当に今年の梅雨は長かった、とはいえ、そろそろ明けてくれることでしょう。「ベルント・フリーベリとオレフォス・ガラス」の展示も二週目に入れいました。綺麗なフォルムのフリーベリの作品と比べ、作品一点一点の存在感が圧倒的に強いオレフォス・ガラス。ガラスならではの透明感、清涼感という印象よりも…

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雨音を聞きながら 【北欧モダニズムの器たち ベルント・フリーベリとオレフォス・ガラス】より

ベルント・フリーベリ   花器上から時計回りに) No.161 No.123 No.113 No.127   No.35 エドヴィン・エールシュトレム 鉢   詳細はこちら ベルント・フリーベリ   花器左から)No.109 No.3 No.1 No.28 スヴェン・パルムクヴィスト 花器   詳細はこ…

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おままごと

さっきから、手を動かすたびに何か引っかかる。何だろうと我が手を見る。原因が分かった。何はなくとも手洗いが第一優先の今だから、手荒れで指のささくれかと思ったら違った。先日のこと。夕食の支度の時に火にかけていた中華鍋のへりに小指が触れ、「あつっ!」と、引っ込めた時には、時既に遅し。水ぶくれにならないように流水でしばらく冷やしてから保冷剤に押…

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陶房の風をきく ~北欧モダニズムの器たち ベルント・フリーベリとオレフォス・ガラス 2週目

今回で3回目となりますギャラリー北欧器さんとの共催企画。明日より2週目となります。 初めての出品となりますオレフォス・ガラスの技法についてご紹介したいと思います。 ◇北欧のガラス、特にスウェーデンのガラスは16世紀から生産がはじめられ、ヨーロッパ各国の影響を多大に受けてきました。19世紀末の万博において、丈夫であるが芸術性がないとの…

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【北欧モダニズムの器たち ベルント・フリーベリとオレフォス・ガラス】2週目 作品紹介

今年は梅雨明けが例年より遅く、関東では8月に入ってからになるのでは……と言われております。本日も朝から局地的な雨があったようで、どこへ行くにも傘が手放せません。 さて、色とりどりの傘が花開くように、様々な色が飾ります【北欧モダニズムの器たち ベルント・フリーベリとオレフォス・ガラス】の展示会場。ギャラリー北欧器さん共催のもと、始まりま…

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魯卿あん便り…魯山人先生の馬上盃

馬上杯は語源として馬上での飲酒に適していたなど言われることもあるが、中国では宋代10世紀以後には酒の種類も著しく増加し,都市生活の繁栄とあいまって酒楼などで出す銀や陶磁の酒器も現在と変わらなくなる。特に目立つのは元代以後,主として景徳鎮窯で作られた馬上杯と呼ぶ脚の長い盃で,清酒の普及とともに広く愛好された。 赤絵呉須盃 二 陶々菴…

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魯卿あん便り~牡丹絵

雲錦や椿と並んで、魯山人先生の代表的な図柄の一つに牡丹図があります。鉢などの作品やこのような筒向付(湯呑)の作品があり、赤呉須をふんだんに使い紅々とした牡丹を描きます。この牡丹の筒には二種類あり、一つは牡丹の絵の反対側に竹林の絵が描かれているものと漢詩「牡丹一日・・・」が素早い筆遣いで描かれているものとがあります。 <参考 魯山人 色…

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「鵜の目 鷹の目」お洒落空間をつくるフリーベリの器

長い梅雨になりました。そろそろカラッと晴れた日がほしいところですね。今週金曜日から「北欧モダニズムの器たち ベルント・フリーベリとオレフォス・ガラス」を開催中でございます。日本の住宅もだんだんと変化して、それに合う調度もモダンなものになってきています。フリーベリ の作品は、美しいフォルムと淡い色彩で、その空間をさらにお洒落にしてくれると…

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北欧モダニズムの器たち ベルント・フリーベリとオレフォス・ガラス

繊細で優美な曲線と、複雑で幅広い釉薬…。スウェーデンを代表する陶芸家「ベルント・フリーベリ」(Berndt Friberg・1899-1981)を二週に渡りご紹介致します。 轆轤職人としてそのキャリアを始めたフリーベリは、35歳の時にスウェーデン最大級の製陶所「グスタフスベリ製陶所」へ入所。北欧工芸の父とも称される「ウェルヘルム・…

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まろやかな形

久しぶりの雨の神様の休日に、朝からフル稼働の一日だった昨日。何しろ「雨乞い」ならぬ「晴れ乞い」をしようかと、一体どれだけのてるてる坊主を作ればいいのか…心から太陽の顔を見たい毎日が続いている。大雨の被害に遭われた方々を思えばお気軽な気持ちで申し訳ないが、とにかく雲の切れ目から、薄日でも射そうものなら、脱兎のごとく室内干しの洗濯物をつかみ…

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陶房の風をきく~ 北欧モダニズムの器たち ベルント・フリーベリとオレフォス・ガラス

今回で3回目となりますギャラリー北欧器さんとの共催企画「北欧モダニズムの器たち ベルント・フリーベリとオレフォス・ガラス」が明日より始まります。 今回はギャラリー北欧器の嶌峰暁(しまみねさとる)さんからご寄稿いただきました。フリーベリという人がどんな人だったのか、作行きの変遷など、興味深いお話をたくさんしてくださっています。 …

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【北欧モダニズムの器たち ベルント・フリーベリとオレフォス・ガラス】作品紹介

緊急事態宣言が解除され、早一か月以上が経ちました。今では“新しい生活様式”の実践などが呼び掛けられています。お店に向かう通勤の電車内の客数なども、以前に比べると宣言が解除されたとはいえ、若干少ないでしょうか。リモートワークなども含め、お家で過ごす時間が増えた事から、自身の生活の場を見直し潤すため、戸建ての物件を探されている方が増えている…

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常設〜深見陶治先生のぐい呑

本日の常設からは深見陶治先生の青白磁ぐい呑をご紹介致します。 それぞれ、繊細で肌理細かな質感に、見ているこちらの背筋が伸びるようです。磁土を拭った先生の指痕や、削り残したような土の盛り上がりが、作品に表情を与えています。それはさながら、私たちが産まれた時に授かった、エクボや凛々しい眉、ぷっくりとした唇のように、かけがえのない特徴となっ…

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【染付 岩永浩展】 岩永先生による解説 ~酒器特集~

岩永先生の個展は本日が最終日となりました。あいにくの雨ではございますが、渋谷にお立ち寄りの際は是非当苑にてご高覧ください。ホームページの方でも展示作品をご覧戴けます。よろしくお願い致します。本日も岩永先生から作品のご紹介が届いておりますので掲載させていただきます。 No.46 山水図盃 – 1 / Sake cup with …

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【染付 岩永浩展】 岩永先生による解説 ~用の器~

東京は、梅雨間の晴れの日曜日。お出かけしたくなるような、溜まった大物のシーツを洗って思い切り広げたくなるような、すっきりとした朝から始まりました。本日は、【染付 岩永浩展】が始まり3日目となります。先生からは大きめの器を2点、ご解説いただきました。No.25菊花外濃文七寸皿 / Dish with flower design, Some…

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「鵜の目 鷹の目」染付の涼やかな雰囲気につつまれて

不安定な天候、時折の強い雨風、むしむしとした湿気、そろそろ梅雨明けが待ち遠しくなってまいりました。そんな中、染付の「岩永浩展」が7月10日より開催。会場は涼やかな雰囲気につつまれております。  葡萄唐草文輪花リム八寸皿  金魚文八寸皿  芙蓉手草花文輪花八角中鉢 花唐草文輪花向付  菊花文菊割5.5寸…

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毎日を愉しむ器たち 『染付 岩永浩展』より

No.27 菊花文菊割五.五寸皿   詳細はこちら この度の豪雨災害で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。コロナ禍が落ち着かない状況の中、このような災害が続くことにどうしようもないこととは言え、心が痛むばかりです。昨日から始まりました『染付 岩永浩展』。このような状況下ではありますが、多くのお客様にご来苑戴き、またオンラインで…

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【染付 岩永浩展】 岩永先生による解説 ~花入れいろいろ~

昨日から始まりました【染付 岩永浩展】。街に活気が戻ってきているのに比例するように、ご来客されるお客様も少しずつ増えており(それでもやはり、いつものようにはまいりませんが)先生の代わりに在廊してくださった奥様や、ご来苑くださるお客様のお顔を拝見しながらお話をできることに、感謝と喜びの気持ちでおりました。オンラインでご覧くださっている…

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四万六千日

今日は、確か四万六千日の日だったはず。観音様の功徳日で、この日にお参りすれば、四万六千日分のご利益があるとか。何年か前に浅草寺にお参りに行き、ほおずき市でかごに入ったほおずきを買った。橙色のほおずきがズラリと並んだ風景はこの時季の風物詩のようで、また行きたくなるものです。風物詩と言えば、昨年に続き今年も7月、そして本日から開催される『染…

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【染付 岩永浩展】 岩永先生による解説 ~お皿・向付~

本日から始まりました【染付 岩永浩展】。ここ渋谷は、どんよりとした重い雲はあるものの、何とか大雨にはならずに持ちこたえてくれています。 さて、春から私達を脅かし、落ち着きを見せないウイルスの影響もあり、今回は在廊をお控えになった先生。それに代わって、毎日数点ずつですが先生自らの言葉で作品のご紹介をして下さることになりました。 本日は…

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陶房の風をきく ~染付 岩永浩展

今回で5回目となる岩永先生の個展が明日より始まります。コロナウイルスの感染が広がる中、個展の日程がどんどん近づく。本当に出来るのか、やるならどんな形になるのか。先があまりに見えない状況の中、不安な日々を過ごされたという先生。 先生の発信媒体でもあるInstagramからは、日々前向きで、熱い気持ちを感じて、準備をする我々も発破をかけら…

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【染付 岩永浩展】 作品紹介

梅雨の長雨くらいに思っていたら、想像以上に勢力を上げて大きな被害を出す大雨となっております。ニュースから流れてくる聞き覚えのある地名が聞こえてくる度に、先生方やお客様のお顔やお名前が頭を過ります。どうか、これ以上の被害が出ませんように、心から祈るばかりです。こんな大変な大雨の被害があった時でも、マスク着用は必須な毎日。マスク内の熱気も加…

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魯卿あん便り…魯山人の伊賀

古信楽・古伊賀焼、共に桃山陶を代表する侘・寂の芸術である。この二つの見分けは難しい。伊賀の土は長石を含まずビードロ釉が掛かり魅力的である。また器形としては箆目が縦横自由に走り、より力強い造形が見受けられる。一方魯山人先生の信楽・伊賀焼は共に信楽の土を用い、松灰釉が全体に滝の様に掛けられている、または溜まっては碧潭のごとく美しいビード…

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しみじみともの思う夜に〜金重有邦先生の酒器

本日、常設からは金重有邦先生の作品をご紹介します。 伊部徳利8.6xH12.6cm110,000円(税込) ぐるりと回すと様々な見どころが。正面は濃く艶やかに焼けており、右の抜けの周りには柔らかな印象の隈取。上部の口元や肩のカセた肌の灰色と、その間に覗き見える鮮やかな土の色のコントラストがアクセントになっています。 全…

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「鵜の目 鷹の目」抜群の愛称 陶と木(竹)

今年も折り返しの時季になりました。なにやら、いつもとは違う感じで半年が経ってしまいましたが、季節だけは移り変わって、梅雨があければ、夏がやってきます。今年の夏は、余計に暑そうです。皆様、コロナだけでなく、熱中症にも、気をつけてまいりましょう。 先週から引続き、「ひとりたのしむ 昭和巨匠陶藝逸品展」を開催しております。今回は、茶杓や…

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純粋な仕事 「ひとりたのしむ 昭和巨匠陶藝逸品展」より

No.25 濱田庄司 琉球窯赤繪盃  詳細はこちら  大正7年(1918)、濱田庄司先生は同じく京都陶磁器試験場で釉薬などの研究を行っていた河井寛次郎先生と共に沖縄へ向かい、壷屋窯を訪れる。当時濱田先生24歳。試験場の夏休みを使って、神戸から3泊4日かけて船で那覇へと向かったという。  ガジュマル…

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火球

昨日午前2時32分ごろ、関東上空に火球が流れたというニュースに火の玉?と思わず二度見した画面。巨大な流れ星のことと分かったものの、明るさが普通の流れ星の100倍ほどもあると聞けば、どれほどの光だったのかと気になる。火球が破裂した音も聞こえたというから、大きさもかなりのものに違いない。映像でなく実際に見ていたら、その迫力を直に感じられただ…

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陶房の風をきく ~ひとりたのしむ 昭和巨匠陶藝逸品展

今日は貴重な梅雨の中休み。少し湿度も下がって、暑いですが気持ちのよい東京です。 渋谷のお店は今月より木曜日がお休みに戻りました。本日もお休みをいただいております。ご来苑をご予定くださる際にはどうぞお気を付けてお越しくださいませ。さて、ひとりたのしむ 昭和巨匠陶藝逸品展も7日(火)まで、残り5日となりました。今回は黒田辰秋先生について見…

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【ひとりたのしむ 昭和巨匠陶藝逸品】~酒器~ 作品紹介

雨が降り土が柔らかくなると“この時を待ってました!”とばかりに草花がグングンと根を伸ばし、大地に根付き、胸を張って立っているような気がする私です。会場奥の当苑お庭の緑も昨日からの雨に負けず生き生きと葉をひろげ気持ちよさそうに見えます。 会場 さて、会期を延長して7月7日まで開催する事になりました【ひとりたのしむ 昭和巨匠陶藝逸品展】…

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