心の薬

「あれが食べたい!」と無性に特定の物を食べたくなる時がある。疲れていようが、時間がなかろうが、お構いなしにやって来るから困ったもの。時間に余裕がある時でいいものを脳の指令が、もはや後戻りできない。
昨夜がまさにそんな時だった。テレビのCMでこんがり焼きあがった餃子を目にして気持ちがグッと傾いてしまった。それも、冷凍食品や出来合いのではなく、自分で作ったのを食べたい。大玉のキャベツもあるし、そうそう手作りの餃子の皮も買ってあった。こうなったら、もう作るしかない。
ひき肉をよく練ってみじん切りのキャベツ・生姜・にんにく、調味料を加えて、冷蔵庫で味をなじませた。いよいよ包む段。大抵25枚入りの皮を一つずつ包んでいくうちに、具が少なくなってくると、皮の高さを目視で見て調整。今日は包んでも包んでも、なかなか皮の高さが低くならないと思ったら、いつもより10枚多い35枚だった。


そんな昨夜の餃子作りの翌日から『おいしいうつわ』が始まりました。

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ショーケースに古染付が並びます。

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実際に器に料理を盛りつけた画像をパネルにして、作品と並べていますので、サイズ感やメニューの参考にもなるのでは。

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今週の花




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蕾をいくつも持っていて、一番大きなのが、活けた途端、みるみる開きました。花弁の端がまだ、開ききっておらず、開きたての感じが分かります。


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テッセンのツルが、くるくるとゼンマイのように丸まって、可愛らしい。

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今回の展示のタイトル『おいしいうつわ』
「おいしい」という語を見るだけでも、何やら幸せな気持ちになってくるのに、更に「器」とくる。もうそれは最強のタッグだ。器に盛りつけるものが何か、次々に想像が押し寄せてくる。

子供心に、母が同じメニューを作っても、器が違うと全く別の料理に見えるなあと感じた。その反対に、同じ器でも中華だったり、洋風だったりと上に載る料理によって、雰囲気が違っていた。
そして、器の色や柄と料理の組み合わせで素材が引き立ち、より一層美味しそうに目に映った。

自分の中で、この料理にはこのお皿とお気に入りの組み合わせを決めているのもあって、その通りでテーブルに並ぶと、ご機嫌になった。「いただきます。」もそこそこに、はやる手先がお箸に向かった。
口の中で美味しさがはじけて、それに引っ張られて笑顔もはじけた。些細な心配事も美味しい料理と一緒に食べてなくなるんだなどと、いっぱしに生意気な説を立てたりもした。

いや、つくづく大人になって思う。

美味しいものは心の薬、手当てになると。



(藤)



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