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zoom RSS 小さなお盆…されど

<<   作成日時 : 2019/02/08 17:19   >>

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我が家の紅梅が、やっと一輪咲き出したのを見つけたのが1週間ほど前のこと。数日して庭に降り立つと、あっちにもこっちにも膨らんだ蕾や開いたのやらが見えて喜んだ。それも束の間、急に忘れていた宿題を思い出した。 秋に庭の手入れにはいった植木屋さんが、「1月か2月頃の寒い時期に花の咲く木の根元に、盃一杯程度の肥料をあげてください。」と、言い残していた。
あやうく忘れるところだった。慌てて肥料を取りに行き、教わった通りに根元にパラパラとあげて、宿題をやり終えてホッとしたのが昨日。


そして、当苑では本日から『盆中』展が始まりました。


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こちらは茶器の取り合わせですが、お盆と食器・酒器・道具との取り合わせの様々なパターンを展示しております。


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店内を角度を変えて写してみましたが、素材も形も大きさも実に様々なお盆があるのが、お分かりになるかと思います。今週はお花をお休みしました。ですが、巨匠から現代作家まで実にバラエティーに富んだ作品が多く、取り合わせに関しても定番的なものから、あえて趣向を変えた面白い組み合わせがございます。
その妙をご覧いただくのも楽しいのではないでしょうか。寒い時期ではございますが、お近くにおいでの際は是非お立ち寄りくださいませ。



お盆の個性に合わせて、ガラスだったり、酒器・向付に箸置き・湯呑…等を載せる。同じお盆でも、何を載せるかで、全く別の情景を演出できる。
『盆中』というタイトル。 
考えてみれば、お盆、その中に想像しうるだけの世界を作ることが可能なのである。晴れやかにも厳かにも、賑やかにも、はたまた静やかに。


たった一杯のグラスの水でも、お盆の中に置くだけで、ひとり佇む主役となり得る。大勢のお客様に大きめのお盆で、お出しするお茶を載せれば、それだけで既に楽し気な雰囲気とシーンが生まれる。
愛用の酒器を傾けるなら、例えるとすれば舞台で一人演じる朗読劇といったところだろうか。
お盆自体の存在が一瞬にして、その中に置かれた物の性格を変幻自在に変えることが出来る。まるで、役者の演じる場面に応じて、瞬時にセットを変える廻り舞台のようだ。
小さなスペースの中に無限の多様性や可能性を内包している。


自分なら、気分が落ち込んで、それでも脆弱な気持ちに発破をかけるとしたら、明るい色の食器をお盆に載せたい。珍しい到来物の洋菓子には、ちょっと気取ったカップ&ソーサーで紅茶かコーヒー。
さて、今日のように冷え込む日には、どんなお盆に器・お酒・料理が合うだろうか。そんなことを想像するだけで、心はほろ酔い気分になってくる。




(藤)



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