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雨を口実に雨天順延のあれこれ。土の表面がカチカチの鉢の植え替え。どうせきれいにしても・・・と埃でコーティングされた車の洗車。そして庭の芝刈り。窓から見て驚いた。芝生の間からキノコがいくつも育っている。しかも、幾種類か色が違って見える。空のご機嫌が損なわないことを願いつつ、さぼり癖の付いた気持ちに軽く鞭打ち、芝刈り機を引っ張り出した。シメ…

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陶房の風をきく ~染付 岩永浩 展

当苑での個展は4回目になる岩永先生。今回は主に向付をいろいろ、形、デザインと多種多様に作り、届けてくださっています。 先生の中でも向付を作るのは一番好き、だそう。絵だけでなく、轆轤も大好きだとおっしゃり、小物であれ、丸いものだけではなく、押したり、ひねったり、型打ちしたり、といろいろされたようです。 そこで、展示を前に先生にお話を伺…

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魯卿あん便り

夜からと聞いていたのに、早めに降り始め、空気を潤してくれた雨。 鬱陶しい日々が続きますが、6月よりもその雨に慣れてきたのか、愉しめるようになっているのに気が付きます。 本日魯卿あんでは、紫と白の桔梗が床の間を彩っております。 北大路魯山人 伊賀釉花入 棟方志功 観お花:桔梗、ホシダ こちらの伊賀釉…

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『染付 岩永浩展』 ~作品紹介~

重たい雲の向こうに太陽が姿を隠して、だいぶ経ちます。今年は例年よりも梅雨が長くなるそうですね。日々、太陽が恋しくてなりません。さて、今週の金曜日からは『染付 岩永浩展』が始まります。この梅雨時期の太陽のように、しばらくお会いしないと何だかムズムズと会って、一緒に愉しいお話をさせて戴きたくなる先生のおひとり。そんな先生の展示会は、先生のお…

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魯卿あん便り~染付で魅せる竹林

魯山人は大雅堂美術店の2階で始めた「美食倶楽部」で使用する器を制作するため、大正12年山代温泉の須田靑華の窯を訪れ、染付や色絵の技術を習得する。自ら制作した器は関東大震災で失った美食倶楽部に代わり「星岡茶寮」においても活かされた。当時は職人に指示をし轆轤を挽かせ自分の思う形をまず作らせる。口づくりと生乾き後の高台の削りなどは自ら行った。…

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旧きと新しき

それを受け取った途端、じんわり懐かしい思いでいっぱいになった。自分で焼いたというクッキーを彼女らしく、こちらが気を遣わないようにと帰り際にサッと差し出した。紙袋の中に白い紙の袋の中に入って、「ほんの少しだけ。お茶の時に食べて。」と、控えめな言い方が嬉しくて帰途につく歩みが心持ち速くなった。 『備前細工物のこれから -土で紡ぐ物語』の初…

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陶房の風をきく ~備前細工物のこれから -土が紡ぐ物語-

今回、島村光先生と細工物を手掛ける作家さん14名による細工物展を開催いたします。 島村先生は当苑で何度も個展をしていただいており、こちらの皆様での展示は岡山県内ではすでに3回発表の場があったそうですが、東京では初のお目見えとなります。 そこで、開催に向けて、島村先生と皆様に少しずつではありますがお話を…

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『備前細工物のこれから -土で紡ぐ物語-』 ~作品紹介~

この度、しぶや黒田陶苑さんのご好意で「備前細工物のこれから」展を開催させていただくことになりました。 このところ備前では若い陶工の皆さんが本気で細工物に取り組んでおります。 六古窯やその周辺においても細工物(フィギュア感覚)の作品も多く作られています。 息を止めての箆による手仕事の数々を楽しんで戴ければ幸いです。 島村光 …

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魯卿あん便り・・・小さな~

雨です。 雨の季節で当然と言えば当然ですが、湿度の割合が高いと身体の中の湿気の度合いも高くなるのか、重くだるく感じ、気分爽快とはいきません。 そんな天気のなかをお客様がいらして下さると、前屈みの気持ちと姿勢が真っすぐとなる気がします。 雨の止んだ切れ目を外に出て、お店の外観を写しました。 車が続いて通り、看板…

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「鵜の目 鷹の目」 お陰様での おいしいうつわ

湿気がおおく、空気が重く感じられる今日この頃でございます。 梅雨明けは、いつごろでしょうか。 今週は「おいしいうつわ」を開催しております。 この展示会も何度目になるのでしょうか。 普段の現代作家の個展などになると、大抵は作り手の目線で厳選した器が展示になりますが、 使い手や受け手側に近い感覚で選んだ器の展示会が、この「おい…

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素材の力 

素材の持つ味を生かす。それは料理もやきものも同じです。 いつでも、どこでも同じものが食べられる。それは「便利」ではありますが、「豊か」であるかは分かりません。兎角甘味や旨味ばかりが強調される昨今ですが、苦みやえぐみ、酸味や辛み、自然の素材自身が本来持っている味はより複雑なもの。季節や土地によって異なる味こそが食の豊かさであるならば、や…

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心の薬

「あれが食べたい!」と無性に特定の物を食べたくなる時がある。疲れていようが、時間がなかろうが、お構いなしにやって来るから困ったもの。時間に余裕がある時でいいものを脳の指令が、もはや後戻りできない。 昨夜がまさにそんな時だった。テレビのCMでこんがり焼きあがった餃子を目にして気持ちがグッと傾いてしまった。それも、冷凍食品や出来合いのでは…

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魯卿あん便り

今年は梅雨らしく雨が良く降ります。 明日からもまた、雨が続くようですが、美しいものを見て暫し心のざわめきを鎮めたいものです。 ここ京橋店『魯卿あん』も静かに営業いたしております。 北大路魯山人 銀三彩櫛目文壷 / 棟方志功 観 お花:紫陽花 / ヒオウギズイセン / コボウズオトギリ銀彩を施した上に、この時期の雨のよ…

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『おいしいうつわ』 ~作品紹介~

庭の片隅のプランターに、小さな“MY農園”を作って愉しんでいる今日この頃。 真っ白の小蕪や、赤いラディッシュ、小松菜やクレソン、モロヘイヤ等が並んでいます。 小さいスペースながら、いっちょ前に一人食べるには充分なほどの量が収穫できるのですが、芽が出始めると毎朝出かける前に水やりと、虫たちとの睨めっこに大忙しとなります。 柔らかな葉…

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魯卿あん便り…土味の魅力

京橋・大雅堂美術店の2階に『美食倶楽部』を開店させた魯山人先生。料理は好評で、美食倶楽部の会員が増えたこともあり青磁・染附・色絵などの磁器の器を主に制作をはじめられた。 その後、朝鮮半島鶏龍山の粉青沙器の再現をめざし、朝鮮半島にも渡って粘土やカオリンを採取した。さらには昭和10年に志野・織部・黄瀬戸などを焼成するために瀬戸式の…

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「鵜の目 鷹の目」 唐津 矢野直人 じわりと感じる大地の力

秀吉が朝鮮、明国への足掛かりとして築いた名護屋城。 「兵どもの夢のあと…」 いつも、矢野さんの工房に伺う時に頭をよぎるフレーズである。 晴れの日には綺麗な海が見渡せて、船の行き交う景色が時間を忘れさせてくれる。 そんな素敵な場所で、彼は一心に唐津や朝鮮李朝のヤキモノのと向き合っている。 純粋で淀みのない。 素朴にみえる作…

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獨り酌み、又獨り酌む   『唐津 矢野直人展』より 

獨酌  獨酌復獨酌 満盞流霞色 身外皆虚名 酒中有全徳 風清與月朗 對此情何極 権徳輿 独り酌み、又独り酌む。 盃に満つる仙(人の飲む)酒の色。 我が身の外にあらわるる物は皆虚名のみ。 酒を飲む中にこそ完全なる徳は有れ。 風清く月朗らかなる時、此の酒にむかえば面白きこと限りなし。 矢野直人先生…

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南風…はえ

いつも親切な顔馴染みの宅配便のお兄さんが、すまなそうな顔をした。何を言い出すかと思えば、近頃とみに盗難が多く、不在の時に決まった所に置くというのは出来なくなったと。再配達で何度も往復してもらうのも気の毒だし、留守の時はクール便以外は勝手知ったる何とやらで、きちんと定位置に置いてくれ、とても助かっていた。 以前は、隣近所でお互い様と荷物…

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陶房の風をきく  ~唐津 矢野直人展

今回で6回目となる矢野直人先生の個展。 明日21日より始まります。 展示に向けて、先生にお話をお聞きしました。 彫唐津ぐい呑 ●始めることとやり続けること 以前から少しずつ土や釉薬など試していた彫唐津。 今回初めて形にしたという。 もともと唐津は、斑、朝鮮、絵、彫、皮鯨等々、…

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魯卿あん便り…乾山風の

梅雨の中休みが続いて、今日は心地よい風が吹きわたっています。 そんな風を感じるこちらの作品をご紹介したいと思います。 乾山風巾筒  3.2 / H 6.1cm 共箱 「北大路魯山人 心と作品」所載 巾筒(きんとう)。茶道・煎茶道で茶巾を入れる道具。 よって、大きさは小さいのは当然だが、何とも愛らしい作品で…

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