眼の御馳走 【陶工房 斿 向付展】より

伊部火襷向附 三人の作家による工房として活動を続けている「陶工房 斿」。今回の展示会で選んだテーマは「向付」ですが、日々の食卓に寄り添う様な器を作ってきた彼らの向付は決して日常からかけ離れた「作品」ではなく、どれもすぐに使ってみたくなるような「器」です。茶席、懐石料理には勿論、是非ご家庭でも使って戴きたい向付です。 備前…

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熱には熱を

夏空がやっと出番を迎えたせいか、太陽も張り切って照り付ける毎日。熱中症対策をどのチャンネルでも喚起し、扇風機付きや、ミストが出る日傘まで発売された。外を歩くのも息苦しくなるような気温だが、道路に打ち水をしてある家やお店の前を通る時は、涼しく感じてホッとする。体感温度は変わらないのだろうが、こうした視覚的に涼をとるような工夫は大切にしたい…

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夏の食卓 【陶工房 斿 向付展】より

冷たい長雨から一転して列島全体が真夏の厳しい陽射しとなりました。急激な熱帯夜と冷房の生活にまだ体が追いついていないという方も多いかもしれません。 こんな時だからこそ、改めて日々の食事を大事に考え直してみたいものです。先週から始まりました【陶工房 斿 向付展】。沢山の出品作品を前に、連日お客様が其々の食卓を思い浮かべながら選んで下さって…

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~お茶を愉しむ~伊藤 雄志先生の練上湯呑

大らかな練り込みは抽象画のようです。 着色された磁土はくすんだ色味ですが、はっきりした輪郭に縁取られ、しっかりとした主張をしています。 一般的な筒形の湯碗のように見えますが、よく見ると口縁はゆるやかに高低が作られています。 ものによってはところどころ、薄い緋色の窯変が出ており、この意思強い抽象画と対比する意外性があります。…

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魯卿あん便り…拘りの銀彩

戦後、備前をはじめ焼き締め陶に力を注がれた魯山人先生。不出来な作品をも名品へと再生させた銀彩技法は画期的なものであった。料理に於いて食材を工夫して余すところなく使い切る精神を作陶にも生かしている。 焼き上がり、窯から取り出した銀彩は光が鈍い。これをサンドペーパーでみがき、メノウで丁寧に磨いて仕上げた。銀彩は使用するほどに銀は酸化する…

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「鵜の目 鷹の目」 新しいカタチの陶房ブランド「陶工房 斿」

金重家の技術や姿勢を受け継ぐ者たちが、新しい形の陶房ブランドを伊部の地で立ち上げた。金重有邦先生門下、金重周作・金重陽作・齋藤理の三名で開設された「陶工房 斿」は、使いやすさを根底に「日々の生活にうるおいを与える器」を目指す。 今回は、向附を中心に出品されました。可愛い赤絵や遊び心のある掻落など、お料理を意識した器がならぶ。特に、際立…

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成長する食の器  ー陶工房 斿 向付展ー

2015年の展示会から3回目のご紹介となる『陶工房 斿』。徹底して食の器に拘り、真摯に取り組む彼らが今回テーマにしたのは「向付」です。 懐石にて折敷の上で用いられる向付は、言わば食の器の花形。それは茶の湯の世界だけではなく、会席料理店の器としても、また家庭料理のハレの場でも様々な場面で愉しめる器です。「何にでも合う」というのは魔法の言…

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青空を連れて~陶工房斿 向付展

今日の東京は朝から青空が広がり、本当に暑くなりました。久しぶりの青い空は気分が上りますが、6月、7月の気温が低めだったこともあり、すっかり怠けた身体にはいきなりパンチをくらったように効きます。いよいよ夏本番なんだと目が覚めました。 さて本日、陶工房斿の個展初日を無事に迎えました。 伊部はもちろん、他にもさまざまな手で、向附、大皿…

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陶房の風をきく ~ 陶工房斿 向付展

金重有邦先生の門下3人による陶工房斿。金重周作さん、金重陽作さん、齋藤理さん。三者三様でモノづくりをしながらも、それぞれ影響を受けているというお三方。 当苑では2年ぶり、3回目の展示となります。そこで、個展に向けてお話を伺いました。 ●意識したのは造形目指したところは生活に根差した器です。機能美や利便性を意識しつつ、いかに器…

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『陶工房 斿 向付展』 ~作品紹介~

先日、今年初めての蝉の抜け殻を見ました。昨日には、昼間一瞬だけ今年初めての蝉の声も聴きました。雨や曇り、ジメっとした空気が纏わりつく毎日でしたが、夏もすぐそこ!といった感じです。子供たちは夏休みに入った頃でしょうか……遊びたくてウズウズする毎日が始まりますね。さて、今週の金曜日からは、当苑でもお馴染みの金重有邦先生門下の三人の『陶工房 …

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魯卿あん便り…涼しさを愉しむ

もうすぐ8月を迎えるこれからの季節は増々暑さが厳しくなるだろう。エアコンや冷たい飲み物、涼しさを欲する私たち。日々の食事において、目でも涼しさを取り入れたい。硝子や色絵、染付が最も映える時期である。 北大路魯山人 染付楓葉平向 五人 共箱 ※価格はお問い合わせください。 楓の葉をかたどり、呉須でさっと葉脈が描かれている。余計なも…

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水瓶 すいびょう

いまだ梅雨明けのニュースも聞かれない日々が続いています。おかげで、洗濯物は常に生乾き。曇りでもありがたく、雲間の隙間から束の間顔をのぞかせた太陽が見えればシーツやバスタオルをこれでもかと引っ張りだす。太陽が出てもせいぜい一日。翌日はまた梅雨空に戻る繰り返しが、いつまで続くのか、まさに神のみぞ知るこの夏である。そんな鬱陶しい気分を払拭して…

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「鵜の目 鷹の目」 生活を素敵にする器 「硝子 津田清和展」

七月も半ばを過ぎ、梅雨明けが待ち遠しい今日この頃でございます。この暑い時期に相応しく 硝子の津田清和展 を開催しております。食のうつわは、お料理をひきたてる。花のうつわは、素敵な空間を演出してくれる。われわれの生活に溶け込むような作品がならんでおります。 碧筒花入 青銅筒ふたもの 白瑠璃碗 碧碗 …

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光をまとう器 【硝子 津田清和展】より

梅雨の渋谷。本日も本降りではありませんが、一日中青墨の滲んだような空気でした。 これから陽射しが強くなるとつい手に取るのがガラス。今日からしぶや黒田陶苑では【硝子 津田清和展】が始まりました。 その涼やかな肌と、太陽の光を透過させて机に浮かぶ影の姿を愉しむのは夏の醍醐味ですが、今日のような曇り空、そして秋から冬にかけての光にも津田先…

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魯卿あん便り・・・一足先に

晴れました!と書きたくなるほど、久しぶりに太陽が姿を見せました。折り畳み傘が急きょ日傘に早変わり。梅雨明け宣言も聞かれませんが、京橋の魯卿あんでは一足先に秋を先取りした花を活けております。 額:北大路魯山人 陶ノ字花器:信楽花入花:鷹の羽ススキ・ミズヒキ・キキョウ・ホシダ たっぷりと量感のある魯山人先生の花入に秋の涼やかな風…

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『硝子 津田清和展』 ~作品紹介~

この雨続きで、お庭の手入れが出来ないことにヤキモキしながら傘をさしてお庭を一周。気付かぬうちに生い茂ったミョウガの葉の根元に花を咲かせ始めたミョウガの若芽が顔を出し始めています。独特な渋みのあるピンク色は瑞々しさを閉じ込めたまま引き締まった膨らみを持って輝いています。この長雨でゆっくりお庭も見回り出来なかった間に出来たご褒美のようです。…

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梅雨を想えば

連日の梅雨らしい雨が窓から見える緑を濃くしています。駐輪場の係員をしているお世話好きのおばさまがお裾分けしてくれた朝顔の芽も、ぐんぐんと蔓を伸ばしています。 窓ガラスに滴る雨粒は、雨音のダンスの名残のようでも、ダンスで流した汗のようでもあり、ぷっくりとした膨らみが増す度に、そして刻々と移りゆく空のグラデーションを見るたびに、藤平先…

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魯卿あん便り~陶の字額

1904年、魯山人先生は21歳の時に「大日本書道展」に隷書「千字文」を初出品し一等賞を獲得するなど、早くから書に才能を発揮していた。1912年には中国、満州各地を巡り、上海にて中国書画の大家である呉昌碩に感銘を受け、帰国後、書道塾を営む傍ら、長浜の紙文具商、河路豊吉らと知遇を得て、食客としての生活が始まっていくこととなる。 この作品は…

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「鵜の目 鷹の目」 涼やかな染付の器 岩永浩展

長い梅雨で、気分もどんよりしてしまいますが、可愛らしい朝顔にいくらか癒されている今日この頃です。 今週は、有田の岩永浩展を開催しております。清涼感のある染付の器を多数展示。今回は、鉢や向付、酒器などの他に、小皿、珍味入、飯碗などもつくって戴きました。 丸文山水図輪花七寸鉢 花唐草輪花高台向付 芙蓉手…

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夏の食卓にむけて…  【染付 岩永浩展】より

東京は折角の連休も生憎の雨模様。7月も半ばですが、梅雨の長雨のまま冷夏となるのでしょうか。しぶや黒田陶苑ではそんなお天気を呉須の青が気持ちよく払いのけてくれるような、岩永浩先生の個展を行っております。 当苑では2014年から個展でのご紹介を初めている岩永浩先生。その回を重ねる毎にお客様も多くお越し戴いております。皆さんおっしゃるのは「…

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