『志野 黄瀬戸 鈴木都展』 ~作品紹介~

ふと、お庭に目をやると、赤い実を飾った花水木の枝先にトンボが止まりました。気付けば、秋ももうそこまで来ています。昼間は少し蒸し暑くても、夕方になると落ち着きを取り戻し、過ごしやすくなってきました。さた、今週の金曜日からは初個展から二年の時を経て、『志野 黄瀬戸 鈴木都展』が始まります。初個展から、初碗展や酒器展や湯碗展などで数点ずつの出…

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新米の季節に

『稲妻』というだけあって、稲穂が頭を垂れる季節は雷が多い季節でもあります。なんでも、空気中の窒素分子を雷が分解すると窒素化合物となって雨と共に土壌に入り、その窒素は作物を育てるのに大きな役割を果たしている、と聞くと、ご先祖様の、自然現象の本質を見抜いた言葉創りのセンスに敬意を払わずにはおられません。 さて、その稲刈りの季節となりました…

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「鵜の目 鷹の目」 備前の土は七変化 高力芳照展

暑さも少し遠のき、叢からは秋虫の声が聞こえるようになってまいりました。昨日から、備前の高力芳照展、開催しております。備前の土は、薪窯焼成で七変化のように様々な景色をつくることできます。窯変、かせ胡麻、流胡麻、黒胡麻、緋襷 など。 備前窯変茶碗 備前窯変茶碗  備前緋襷茶碗 …

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静穏に灯る赤橙「備前 高力芳照展」

本日より「備前 高力芳照展」が始まりました。茶盌・酒器はもちろん、薄造りで使い勝手の良い大鉢をはじめとする器・花器とたくさんの作品をご用意戴きました。窯変・カセ・胡麻・灰等々、備前焼(焼き締め)と一言に言っても表情は個々で全く異なります。その中でも目を魅かれた花器作品を本日はご紹介致します。是非当苑でご高覧ください。(観) …

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陶房の風をきく~備前 高力芳照展

当苑で2003年に初個展をされてから、今年でちょうど10回目を迎えられます高力先生。窯焚き前の8月に陶房へ伺い、お話を伺いました。 ●楽しく、そして使いたいと思えるように「使いたいなあと思えるようなかせ胡麻や窯変の食器も窯出し出来るように楽しく窯詰めをしました。」とおっしゃるように、人気の酒器やお茶碗以外にも、いろいろな食器が届い…

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「備前 高力芳照展」 ~作品紹介~

台風が去ってもまだなお停電や断水が続く地域がある千葉県。年々、自然の猛威を強く感じ、なすすべもありませんが、千葉の皆様が一刻も早く日常の生活に戻れますようお祈り申し上げます。 この時期は暑い日もありますが、夜風や虫の音から、またごはんを食べに行くと、新米や秋の味覚が見られるなど、五感で秋を感じるようになりました。さて、当苑では2年ぶり…

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秋風と共に 【乾漆 鎌田克慈展】より

関東を「超大型」と呼ばれる規模の台風が襲いました。東京でも各地で様々な影響が出ていましたが、特に千葉を中心にいまだに停電や断水などライフラインが止まる程の被害が続いていると聞きます。被災された皆さんに日常が一日でも早く戻ることを切に祈っております。 台風一過の後、また真夏の猛暑が戻って来たかと思えば、昨日、今日と一変して秋の風とな…

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うねり…グルーブ

今回の台風15号。その前後で鉄道やライフラインへの影響が大きく、停電や水道が使えない状態が何日も続くという事態も引き起こした。台風一過で真夏のような暑さに逆戻りした日にクーラーや水が使えないという非常事態はどんなにか負担を強いて大変な事だろう。そして、今日はすっかり秋の気温となり、早々とニットのベストを着ている女性すら見かけた。少しでも…

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陶房の風をきく~乾漆 鎌田克慈展

明日より、2年ぶり3回目となります鎌田克慈先生の個展が始まります。 乾漆は、この技法をされている方も少なく、それで器を作るということも珍しいこと。独立されて10年以上にわたり、その特性を生かした自由な造形を追求し、日常使いへの提案を続けられています。 今回のテーマは「端反の器と月」だという先生にお話を伺いました。 ●改めて向き合っ…

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『乾漆 鎌田克慈展』 ~作品紹介~

大変な台風に見舞われた今週の頭、9日には「重陽の節句」を迎えました。台風の置き土産の蒸し暑さに一瞬忘れてしまいがちですが、気付けばしっかり秋へと向かっています。今年の十五夜は13日(金)だそうです。確かに見上げた空に見える月が綺麗に見えはじめたっけ……。ススキの穂を揺らす風に、お団子を塗の盆にのせて月を見上げる。そんな風情溢れる優雅な時…

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魯卿あん便り~晩年の紅志野

魯山人先生の志野との縁は深く、昭和五年、かの荒川豊蔵先生とともに美濃古窯発掘調査を行う。調査は三十六もの古窯に及び、発掘した陶片を鎌倉の星岡まで運ばせるなど、非常に熱心であった。戦後、特に晩年になると、魯山人先生の志野は炎が燃え上がるような深い紅色を呈するようになる。全面に鬼板を配し、この作品のような草文や、檜垣文を搔き落とす。この搔き…

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「鵜の目 鷹の目」至福のひとときを 極上の湯碗で

少しづつですが、風が涼しく感じられ、過ごしやすくなってまいりました。台風が気になりますが、年に一度の恒例企画 「極上の湯碗展」 開催しております。ご自身にとっての極上の湯碗に、お茶やコーヒーを入れて、至福なひとときにして戴ければと思い企画している展示会です。今年も、多くの湯碗が、ならんでおります。 金重巖  色絵湯碗 呉須絵湯碗 …

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季節の風を楽しむように…  【極上の湯碗展】より 

年々、気候変動が大きく今年は9月に入っても連日30度を超える程。厳しい残暑とも言えますが、このままどうなってしまうのだろうという不安も強く残ります。 しかし長年習慣として残っている「暦」の感覚というのは面白いもので、7月、8月とあれ程重宝していたガラスや染付の器がだんだんと「寒く」感じてきている自分もいます。それが実際の気温や体感とは…

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停電とお茶

一昨日のこと。当苑で水曜に行われている朝のミーティングが終わって、京橋の魯卿あんに向かうべく、渋谷駅へ。が、いつもと駅の雰囲気が違う。それもそのはず、銀座線に乗る改札口へ行く階段が暗い!階段だけでなく、建物自体が暗い。照明が全く点いていないのだ。外から入る自然光で、かろうじて真っ暗ではないものの、足元に気を付けながら階段を上がる状態。電…

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『極上の湯碗展』 ~作品紹介~

先週ぐらいから、夜になると気温が落ち着き、冷房を入れずとも眠りに付けるようになってきました。我が家のゴーヤのグリーンカーテンならぬ、野葡萄のカーテンには可愛らしい実が沢山実って、若い緑から、段々と色を付け始めました。本格的な秋になってコバルトブルー、群青色、紫、ピンク等の天然石のような不思議な色を放つまで、そう遠くはありません。さて、今…

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鶴首の王妃

講談社青い鳥文庫から出版されていた児童向けの『クレヨン王国』という人気シリーズがあります。クレヨン王国の王妃様はなかなかの我儘王妃で、『クレヨン王国十二か月』という一冊では、ある日王様が呆れて家出をしてしまい、王妃は12個ある悪癖を一年かけて直しながら王様を探すという旅に出ます。さて、癖を直して戻ってきた王妃は…。 あらゆ…

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「鵜の目 鷹の目」 双頭ノ酒器展 やきもの好き、お酒好きが好む酒器

9月に入りました。まだまだ、暑さが残り、涼しい秋が恋しくなる今日この頃。毎年恒例になっております「双頭ノ酒器展」を開催しております。やきもの好き、お酒好きのあいだでは、備前の徳利に唐津のぐい呑というのが、好まれる組み合わせ。いろいろと展示しております。 加藤土師萌 唐津陶盃 辻清明 絵唐津盃 隠﨑隆一 備前酔器 …

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酒器に酔う 【双頭の酒器展】より

厳しい残暑は続いていますが、夜になると秋の虫の音が聞こえ、少しずつですが次の季節へと進みつつあることを実感します。 秋の夜長には美味しい料理と美味しいお酒。そしてそこはお気に入りの酒器で愉しんで戴きたいものです。 『備前の徳利、唐津のぐい呑』 酒器コレクター、古陶磁愛好家達が合言葉のようにして語るこの組み合わせ。 一献また一…

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朝顔によせて

8月も残り1日。いよいよ夏休み最後の日です。同じ制服の学生さん達で多くを占める両があって、下車する駅がくると一斉に降りていくのは、学校へ向かう改札口や階段に近い両に皆が乗っているせい。通勤電車に制服姿の学生さんたちが戻ってくるんだなあと、休み前の混雑ぶりを想像しながら出勤しました。 そして、当苑も、毎年9月の初めにかけて催している『双…

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『双頭ノ酒器展』 ~作品紹介~

ここ数日は台風の影響もあってか、雨が降ったりやんだりでしたが、明日からはまた暑さがぶり返すそう。そんな時は、陽が陰るのを待って、照りかえす陽射しと薄闇になる前のほんの一時の時間を狙ってお庭のお手入れをしに外へ出ます。今ひと際元気に葉を広げるのは、秋明菊。蕾が段々と膨れて、中の白い花びらが見え始めています。その隣では、吾亦紅の臙脂色の花の…

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