『菊池克展』 ~作品紹介~

ふと真夜中に外に出て見上げた空には、冬の星座であるオリオン座が瞬いていました。そんな些細なことに気づいた時、少し遠くに暮らすことになった友達の顔などが思い出されます。今回見上げた静かに、優しく瞬く星を空の下では、大分に行った穏やかな友人の笑顔を思い出しました。その友人もやきものが好きで。大分に行く前に話題にした作家さんがいらっしゃいます…

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『色絵染付 柴山勝展』

先日の連続の台風。雨風が過ぎ去った後、当苑お庭のメダカ達が水が溢れて鉢の外に出てしまわなかったか気がきではありませんでした。しかし、野生の生き物は強いものです。誰に教わったわけでもないのに、鉢の底の方にみんなで避難して無事にやり過ごしてくれました。 当苑お庭:メダカこんな風に店に着いてお庭のメダカを目にすると、いつも思い出す先生がいら…

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モノクロームの酒器〜黒田泰蔵先生

東京でもだんだんと寒さを感じるようになり、冬に向かって身体も引き締まっていくのを感じます。山々は彩り、動くのにも快適ではありますが、芯が通るような静寂というものも同時に感じ始める季節でもあるようです。目に彩りは映えても、求める物は反対に研ぎすまされた空間という今の季節には何が合うかなと思いを巡らせると、こちらのモノクロームの作品がピ…

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魯卿あん便り~三彩汁次

半磁器質の白磁に緑、黄、紫の色絵を全面に施した作品である。魯山人先生が色絵の作品を焼成するときは、まず空焚きを3時間ほど行う。色絵は湿気を嫌うからだ。その後、熱い状態の窯に作品を詰め、薪で4時間かけて800度程度まで温度を上げていった。作品をよく見ると鎬が全体に入れられていることがわかる。その鎬の稜線が程よいアクセントとなり、小品であり…

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「鵜の目 鷹の目」 金重巖展 青釉壷と粉引茶碗

10月もあと少し、ちょっとしたカルチャーショックを受けるハロウィーンの時期がやってまいりました。25日(金)より、金重巖展を開催しております。今回は、青釉壷と粉引茶碗の出品がございました。お花を生けて見て気付いたことですが、和花でも洋花でも合わせられる雰囲気の作品で、いろいろな場所で、十分に素敵な空間をつくれるなと感じました。茶碗は、手…

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凪ぐ

家の中で、何か音がする。金属音とか硬い物体が発する音ではなく、生きた音。音楽は聴いてないし、テレビもつけていない。なんだろう。家事の手を休め音の正体を探し始めた。ずっと鳴っていれば、まだ分かりやすいものを途切れるから、どの方向から聞こえてくるのかも分かりずらい。まるで、こちらの動きが分かるかのように、近づいたと思うと止んでしまう。廊下で…

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『金重巖作品展』 ~作品紹介~

続けての台風の到来、そしてまた次の台風が近づいています。先日のブログにも登場した多摩川は、途中途中の堰きに流されてきた多くの小枝などが引っ掛り水が濁っています。何事もなく日常を取り戻したかのように感じますが、まだまだ元に戻ったとは言い切れません。そんな中、我が家の庭先に目をやると、次の春に向けて水仙の若い芽が顔を出し始めていました。強い…

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京橋・魯卿あん【特別展 陶人】 Exhibition of SUEBITO

今月のはじめ、東京美術倶楽部で開催されました「東美アートフェア」。その際に発表させて戴きました「特別展 陶人」。沢山のお客様にご来苑戴きまして誠にありがとうございました。アートフェア、しぶや店に引き続き只今魯卿あんにて展示させて戴いております。今週の土曜日まで開催致しております。是非ご高覧戴けましたら幸いでございます。本日は一部作品…

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鵜の目 鷹の目 力漲る佐次郎唐津

10月も半ばを過ぎ、急に涼しくなって、ようやく秋に入ったような気がしております。18日(金)より、唐津の田中佐次郎展を開催しております。今回は、当苑の五十周年にあわせて、自身で選ばれた50作品を展示しております。八十歳を過ぎてもなお、力漲る作品を発表されています。  斑唐津茶碗 青霄茶碗 銘「沙羅」 鉄沙唐…

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居住い

ラグビーW杯2019日本大会が9月20日に開幕して、もう1ヶ月になろうとしている。ホーム開催、そして、前回の2015年イングランド大会で優勝候補だった南アフリカを破ってから4年間のさらなる強化が期待される。とはいえ、かつて、オールブラックスに100点以上もの大差で完敗した日本。屈強な各国の選手を前に、いかに挑むのか、ドキドキしていた。始…

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『田中佐次郎 自撰五十』 ~作品紹介~

先週末に猛威を振るった台風19号。上陸する前から、各局台風の話題ばかり。様々な情報に緊張感が高まり、前日の仕事帰りに寄ったスーパーのスッカラカン具合に、また事前の対策不足ではなかったか……と、不安に煽られました。結果的には、弊社の関係者の中には大きな被害にあった者はなく、無事であったことに心から安堵しました。またその反面、被害にあわれた…

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特異日

昨日10月10日は、かつての「体育の日」。覚えやすくて良かったけれど、国民の休日を増やすために、祝日の一部を月曜日へ移すということで、2000年から、10月の第2月曜に変更となったが、1964年の東京オリンピックの開会式が行われた日でもある。それを記念し、2年後の1966年から国民の祝日として制定された。もう一つの理由は、晴れの特異日と…

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『特別展 陶人』 ~作品紹介~

先日、親しい友人に赤ちゃんが生まれました。口をクチュクチュと鳴らして安心しきった顔で寝ている様子を送ってくれました。真っ新なこの子たちには、この世の中はどんな風に見えているんだろうか……。今はまだ、優しく微笑む母である友人の顔や、お父さんや、周りの大人たちの柔らかな顔だけかもしれないけれど……。もう少し大きくなった子供達は、大抵、画用紙…

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馴染む

気が付けば、カレンダーは10月。厚みの少なくなった紙をめくると残り2枚になっている。今月は紅葉の山だけれど、12月はもう雪景色。以前ほど、衣替えと叫ばれなくなったものの、10月と聞けば、服に徐々にウール素材の割合が高くなってくる頃。朝、肌寒く感じて、薄手のウールを引っ張り出して着てみたものの、日中の暑さに後悔がよぎる。そんな訳で、季節を…

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陶房の風をきく~唐津 浜本洋好展

今年も浜本先生の個展を迎える時期となりました。 今回は窯焚きの段階で台風が接近し、火を落とし、徐冷の最中に直撃。市内は水浸しとなったそうです。先生が何十年と作陶して来られた中でも、こんなに降ったことはほとんどないとおっしゃるくらい。 しかしながら無事に窯出しされた作品が、たくさん届きました。たくさんの作品の中から楽しんで選んでもらい…

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『唐津 浜本洋好展』 ~作品紹介~

良く晴れた先週末のお休み、遠くから元気な子ども達の歓声が風に乗ってやってきました。秋の大運動会……。夢中になったあの頃が懐かしくなりました。その賑やかな声をBGMにお買い物。見上げた透き通るような青空には、美しいいわし雲。低気圧や前線が近づいているときに現れやすく、雨が近づいていることを知らせてくれる雲とも言われています。さて、今週末の…

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実直に素直に…  【鈴木都展】より

ようやく暑さの峠を超えて、気が付けば秋の風が心地よい季節になりました。季節と味覚は密接に関わってきますが、これからの時期しみじみとお抹茶が美味しく感じます。それは味だけではなく、ゆらりと漂う湯気、爽やかな香り、茶碗を手にした時に掌にじんわりと伝わる熱…。全てを含めて美味しいと感じるものでしょう。 今回で個展も三回目となりました『鈴…

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「栴檀は双葉より芳し」

今年もまた「すずきみやこ(鈴木都)先生の個展があるとお聞きしたのですが…」というお問い合わせの電話を受けた。前回の時にも、先生のお名前を同じ読み方で尋ねられたお客様が何名かいらしたので、二年前の当苑での初個展の時と同じだなあと、ちょっと懐かしく思い出した。『志野・黄瀬戸 鈴木都展』初日を迎えました。特に酒器をお目当てにされたお客様が開店…

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陶房の風をきく~志野・黄瀬戸 鈴木都展

当苑での個展は2年ぶりの2回目となりました鈴木都(しゅう)先生。この2年間の試行錯誤の積み重ねを少しでも作品に反映できたらとおっしゃる先生にお話を聞きました。 ●始まりは唐九郎焼きものと出会ったころに読んだ本が加藤唐九郎先生の「唐九郎のやきもの教室」。大きな影響を受け、最初からずっと変わることなく、今のような焼きものをやろうと決めてい…

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