春風と共に 【知天命 中野欽二郎展】より
昨日から始まりました「知天命 中野欽二郎展」。昨年は直前まで準備をして戴いておりましたが、残念ながらコロナの影響を受けて止む無く中止となりました。日々刻々と変わる状況に今年はどうなるかと気を揉んでおりましたが、無事に開催できたことにひとまず安心しております。
昨年一年間は慌ただしく時間が過ぎていきましたが、半面日々の生活を改めて見直す一年でもありました。特に家での生活、毎日の食事について考えた方も多かったのではないでしょうか。
食の器、そして日々の草花を飾る器。一見なんでもないような「日常の器」こそ本当に良いものを探そうとするとその難しさを感じます。
飽きのこない物、使い勝手の良い物、それでいて気の利いた物・・・。そんな器を探しに当苑にいらしたお客様に我々がいつもお勧めしているのが中野欽二郎先生の作品です。
長年取り組まれてきた白磁、染付の作品は以前よりも薄手ですが、手の温もりが残るような独特のあたたかさ、柔らかさはそのままです。穏やかな呉須で描かれた李朝白磁の壺や秋草、さりげない格子模様も決して主張しすぎることなく、それでいて実に洒落たものばかりです。
今年は須恵器風の作品にも数多く挑戦されています。平瓶や崇福寺はさり気無い野の花をそっと挿してみたくなる姿のもの。本当に小さな一輪挿しは棚や机など僅かな場所でも季節の移り変わりを楽しむことが出来るのではないでしょうか。
これまで以上に大事になってきた「家での時間」。何よりも心地よく、そして美しい器を使って戴きたいというのが我々の願いです。
No.24 白磁面取り壷 詳細はこちら
No.13-2 秋草皿鉢 詳細はこちら
No.11 淵明詩平向付 六 詳細はこちら
No.32-1 染付小皿角 大 六 詳細はこちら
No.17-1 白磁シノギ筒 六 詳細はこちら
No.9 染付平向付 中 六 詳細はこちら
No.48-3 酒注ぎ 角 詳細はこちら
No.44-2 祭器酒呑み 詳細はこちら
会期は4月6日(火)まで。今年は全日先生も在廊予定です。ぜひご来苑下さい。
またオンラインでも作品を多数ご紹介しております。併せてご高覧下さいませ。