心おちつくうつわ 『織部 小山智徳展』より

先週金曜日より『織部 小山智徳展』を開催致しております。
当苑での1992年の初個展以来、30年近くお世話になっておりますが、ご自身で築窯された登り窯から生まれ出る豊かな緑の釉調、先生の感性による軽妙洒脱な造形、伸びやかな絵付けは毎年見る者を魅了します。自分が描きたいもの・作りたいものを作るという信条の小山先生。
桃山時代、利休の侘び茶から破調の美を求めんとした織部焼は先生の信条に合致したのでしょう。一貫して織部に挑まれています。

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No.47 弥七田織部獅子香合

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No.50 青織部鵂香合 他

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No.13 織部蟹形水滴

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No.35 織部狛犬阿形燭台(口が開いている方)
No.34 織部狛犬吽形燭台
狛犬の作品はここ数年取り組まれており、狛犬の形状などは膨大な歴史資料を読み漁り、自分の腑に落ちる形で製作されているそう。
たてがみの櫛目や尻尾など息遣いが感じられる作品となっています。

また先生の窯で焼かれた織部釉の作品は登窯の恩恵によって様々な景色を見せてくれます。
特に茶碗の作品は形状が比較的シンプルゆえに釉の景色が醍醐味となっています。
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No.28 織部小服茶碗
こちらのお茶碗は見込に虹彩のような景色が現れています。このような釉の景色が見られるのも先生の作品の特徴となっています。

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No.26 織部窯変茶碗
またこちらは織部の釉薬が緑の斑状となってあらわれている作品で釉だまりがきれいな萌葱色を呈しています。

他にも絵替りの向付など目に愉しい作品を多数展示しております。
いよいよ明日までとなりました『織部 小山智徳展』。是非ご高覧下さいませ。

【織部 小山智徳展】
Exhibition of KOYAMA Tomonori (Oribe ware)
開催期間:2021年4月9日(金)- 2021年4月13日(火)

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また京橋魯卿あんでは先週に引き続き『~花は足で生ける~ 魯山人と花』の展示を行っております。
こちらも是非お越しいただければ幸いです。

【~花は足で生ける~ 魯山人と花】
Special exhibition 'Rosanjin meets flowers' (at Rokeian, Kyobashi)
開催期間:2021年4月5日(月)- 2021年4月17日(土)


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<お花>クロモジ・行燈シャクヤク

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<お花>ヤマツツジ
(申)
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