論語

暖かくなると、そちこちでタンポポが咲いているのを見かける。外来種のタンポポが日本の在来種を凌駕して勢力を拡大していると記事で読んで以来、黄色い花を目にするたびにどちらかなと思う。外来種の侵入で雑種も出来ているようだから、一概には言えないが、在来種は花の下部のガクが反り返っていず、反り返っているのが外来種というのが簡単な見分け方だと知り、雑草取りの時に出くわすと見る癖が付いた。確かに在来種はなかなかお目にかからず、駆逐されてしまうのかとちょっぴり心配している。

本日より、『知天命 中野欽二郎展』が始まりました。昨年はコロナ禍の為に、残念ながら個展はお休みとなりましたので、個展が一層待ち遠しく感じられました。柔和な笑顔の中野先生も個展期間中、ご在廊くださいます。どうぞ、先生の作品とともに先生に会いにいらしてください。

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ご覧の通り、会場が狭く感じられるほど、中野先生のたくさんの作品が展示されています。

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当苑の庭の山吹が咲き始めて、作品の後ろに借景のように見えます。

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48-1.2.3 酒注ぎ 角

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49-1 いろは箸置き 六

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34 柳文筒向付 六

個展初日の今日もたくさんのお客様にご来苑いただき、ご売約となっている作品もありますが、同手のご用意があるものもございますので、お気軽にお声掛けください。

今週の花

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軸: 柳宗悦
花器: 24 白磁面取り壷
花: シデザクラ・関東月見車

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シデザクラ
シデ(四手)とは、神社などで縄や榊に細長く切った白い紙を折ってぶら下げる物のことで、白い花弁がそれに似ていることから名が付いたそう。

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関東月見車(かんとうつきみぐるま)
歌舞伎の演目のような名前の椿。一重の上品な花を咲かせます。

今週は中野先生の素敵な花入れに三ヶ所活けております。
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花器: 38-4 崇福寺 大
花:桜小町
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花があまりに小さくて、焦点がなかなか合いません。

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花器: 25-1 白磁掛花 大
花: 都忘れ

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都忘れの紫色が高貴な雰囲気です。

中野先生が個展のタイトルにされた「知天命」

子曰く~で始まる、あの有名な「論語」の為政編の中の一節。


吾十有五而志乎學、

三十而立、  

四十而不惑、

五十而知天命、

六十而耳順、

七十而従心所欲、不踰矩


吾れ十有五にして学に志ざす

三十にして立つ

四十にして惑わず

五十にして天命を知る

六十にして耳に順(したが)

七十にして心の欲するところに従えども、矩(わく)を踰()えず


十五にして学に志す。これも、流れで進学した身としては志してというほど大それたものではなく恥ずかしい限り。三十で真の意味で自立していたと言えるだろうか。四十 不惑「四十にして惑わず」こちらは、働き盛りの男性がよく口にしているので耳にするが、心に迷いがなくなるのだと。五十 知天命「五十にして命を知る」五十歳になって、天が自分に命じ与えたもの…使命…が何たるかを知る。

と七十まで続くが、十五に始まり、どれもなしえていないことに今更ながら驚く。孔子のように儒教の始祖であり偉大な思想家だから、若くして悟ることが出来たのか。雑念の多い分、たぶん一生かかっても、どれ一つ達する境地にたどり着けそうにない。でも、中野先生が書いていらした「小さな光を発見する喜びの為に生きているのかもしれない。」という言葉に勇気づけられた。「論語」的な生き方は到底無理な話だが、自分もそんな何かを探していきたいと思う。


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