志野・黄瀬戸 鈴木都展   作品紹介

ちょっと手を掛けられずにいる間に、お庭がジャングルのようになってしまいました。久々に庭先に出て、庭を一周。気付けば庭を行きかう虫の種類も、少し変わっていました。花の蜜を求めてやってくる、蜂や蝶に混ざって数種類のトンボが行き来するようになっています。そんな些細なことにも、秋を感じずにはいられません。 さて、今週の金曜日からは、そんな秋の…

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吸いこまれる美しさ『漆芸 池田晃将展』~最終日~

六角電界香合 W5.2xD4.6xH2.1cm今回当苑では初めて個展をして戴く池田晃将先生。どの作品も隅々まで丁寧な仕事で緻密に作り上げられている。優に両手で収まる作品には世界が閉じ込められている様だ。細かい説明などなくとも、魅力溢れる作品は鑑賞者の眼を奪うなと再認識させられた。おのずと来られるお客様の作品をご覧になるお姿が普段以上に真…

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DNAの行く先『漆芸 池田晃将展』

夜光貝はサンゴ礁域、国内なら屋久島・種子島以南の温暖な海域に生息する巻貝の一種です。成体の大きさは直径20cm以上、重さは2kgに達する大きな類になります。実際に店頭にサンプルとして飾ってある夜光貝(写真左)を持つと、ずっしりとした重み。この貝から取れる螺鈿素材は5cmx15cmほどであり、その板状の素材をレーザーカットしパーツ…

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「鵜の目 鷹の目」この美しさに皆目を奪われる

秋の涼しい風を感じられる今日この頃。只今、漆工芸の 「池田晃将展」を開催。美しい螺鈿、意匠…池田晃将がつくりだす世界観に目を奪われております。 Error403 –meme-  光絵素乱調超尺飾箱 六角電界香合 百千電蝕飾箱 光脳四面塚香合 八角電磁機雷中次 出品作品を、ホ…

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デジタルの先にあるもの 『池田晃将展』より

暗闇に光る螺鈿の虹彩。 皆さんが思わず息を呑んで見つめるのは当苑では初個展となる池田晃将さんの小さな小さな作品達です。「漆芸」という工芸の中でも保守的な色の強い分野において、これほどに現代的なモチーフが違和感なく表現出来る。初めて池田さんの作品を拝見した時の驚きは今もよく覚えています。古典的な漆芸作品で扱われる文様や花鳥風月と言っ…

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電光石火

新月だった晩、夜風に当たろうと庭に出た。芝生には既に夜露がおりて、ひんやりとした風とともに薄寒いくらい。夏の間に枝の伸びた庭木に囲まれて空を見ると、小さな星が幾つか見えるだけで、普段より随分暗く感じた。月明かりがないと、昔はこんなだったのかなと思いながら、しばらく眺めた。本日から、『漆芸 池田晃将展』が始まりました。2018年の当苑の特…

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陶房の風をきく ~ 漆芸 池田晃将展

『それでも空は秋。』最近パッと目にした広告のコピーが、胸に刺さりました。いろんなことがあった夏があっという間に過ぎ、気づくと秋風を感じている。なんとなく心はコロナ禍前のままに置き去りのような気がしているのに、確実に季節がすすんでいます。さて、明日より当苑では初めての個展となります池田晃将展が始まります。個展に際して先生にお話を伺いました…

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漆芸 池田晃将展 作品紹介

本当に今年は全てがあっという間に過ぎていきます。気付けば街を歩く人達の装いも半そでから長袖へ……そして、爽やかな色合いから、少し秋を感じる色合いへ変化しています。 少し装いに変化を付けたくなって久々に母のクローゼットへ滑り込むと、子供の頃、まだ両親と川の字で寝ていた頃に使っていた桐の箪笥が奥に納まっていました。その箪笥の取っ手の金具周…

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最終日<極上の湯盌展>

早いもので本日最終日となりました<極上の湯盌展>。 緊急事態宣言解除後の不安が残る中にも、ウェブサイトやSNS、お電話でのお問い合わせだけでなくたくさんのお客様に実際にお越しいただき、誠にありがとうございました。 やはり、実際に手にとって、五感を使って感じるのが、いちばんの楽しみでもありますが、このような時勢の中、当…

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魯卿あん便り~九谷風徳利

魯山人先生は大正4年(1915年)ごろから金沢の文人細野燕臺の紹介により、加賀山城温泉の旅館などの濡額・篆刻を多く手掛けるようになります。その中には初代須田菁華先生の「菁華窯」がありました。魯山人の篆刻した「菁華」を大変気に入った初代菁華先生は魯山人先生を招き入れます。写しの名人として名高く、古染付や古九谷などの翻案を多く手掛けていた菁…

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「鵜の目 鷹の目」とっておきの湯のみを

少しづつ朝晩の気候が過ごしやすくなってきました。それだけでも、何やら、ほっとしてまいります。。そろそろ、あたたかな御茶が飲みたくなる季節です。 只今、「極上の湯碗展」を開催中、20数名の作家の湯碗展示しております。ぜひ、とっておきの湯碗を見つけてみてください。 正木春藏 祥瑞風筒湯呑 堀一郎 志野湯呑 直木美佐 …

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「極上」の…

年を経るごとに一日一日のスピードが速くなると言いますが、特に今年のようにイレギュラーなことが続くと、数か月タイムスリップしたような気持にさえなるほど。まだ三か月ほど残ってはいますが、本当に色々なことが目まぐるしく起こった日々でした。「健やかなる時も、病める時も…」の言葉ではありませんが、同じような毎日はあっても、決して「同じ日」はありま…

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おあいそっ!

重陽の節句だった一昨日。我が家の菊、毎年虫にやられるので、今年は一匹たりとも見逃すまいと、春から葉の表も裏もひっくり返しては退治していたおかげで、花芽も無事で暑いさなかに咲き始めた。と喜んでいたのだが、強すぎる太陽のせいか、緑色だった葉が茶色く変色しだした。花はきれいなのだが、葉は枯れているように見え何ともバランスの悪い姿になっているの…

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【極上の湯碗展】~作品紹介 その2

【極上の湯碗展】~作品紹介 その2極上の湯碗展、いよいよ明日からとなりました。 一服のお茶をいただくとき、それは心穏やかになる瞬間でもあります。豊かな時間をお気に入りの一碗とともに過ごしていただけたら。今回も多くの作家さんにご参加いただきました。展示会HPもあわせてご覧ください。https://www.kurodatoen.co.jp…

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【極上の湯碗展】~作品紹介その1

明後日より【極上の湯碗展】が始まります。 お湯呑は日常のうつわの最たるものの一つ。日々使うものだからこそ、お気に入りのものを選びたいものです。おひとりおひとりの掌にピッタリ収まる極上の一碗との出会いになれば幸いです。今回も多くの作家さんにご参加いただきました。展示会HPもあわせてご覧ください。https://www.kurodatoe…

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稀なる造形~淵淵盃

三輪和彦先生(現:十三代三輪休雪先生)が陶芸の道に歩まれたのは和彦先生が中学一年生の時。当時東京近代美術館で開催されていた「現代国際陶芸展」で観たピーター・ヴォーコス(1924– 2002)の白い皿に圧倒され、アメリカの焼物に興味を覚え米国に六年留学して学ばれました。帰国後、作陶生活に入られます。 この「淵淵」は生命の源である水をなみ…

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魯卿あん便り…鶏龍山茶碗

桃山時代から茶人の間で珍重されてきた焼き物の1つに「鶏龍山」がある。朝鮮半島の粉青沙器であり、李氏朝鮮時代の前半、15・16世紀に作られた磁器の一種。鉄分の多い陶土に肌理細かい白土釉で化粧掛けを施し、透明釉を掛けて焼成した。本作も草文のユニークな模様とのびやかな筆墨に目がとまる。鶏龍山窯址は、韓国では初めて発掘調査がおこなわれた窯と…

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「鵜の目 鷹の目」呑む平さんの酒器 備前徳利と唐津盃

残暑の厳しい中ですが、陽が落ちると幾分過ごしやすくなってきたような気がいたします。とはいえ、涼しい秋の風が待ち遠しいですね。毎年恒例になっております「双頭ノ酒器展」を開催しております。呑む平さんには堪らない、この組み合わせ。備前の徳利、唐津のぐい呑だけに焦点を当てた展示です。 金重陶陽 備前徳利 金重陶陽 徳…

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「わたしの選ぶ 双頭ノ酒器」

左から)小山冨士夫 No.17 絵唐津盃   金重道明  No.18 伊部鶴首徳利 「野分」という言葉があるように古来から秋の季節は台風の季節でもありますが、近年の台風は大型化し「今までに経験のない」「最大級の」という言葉通りのものに。最早、野分というものは言葉と共に消えてしまいそうです。今回の台風も被害が最小限にとどまる…

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酒・・・富水

9月1日は「防災の日」。大正12年(1923年)の関東大震災が発生した日であり、暦の上で二百十日と呼ばれ、立春から数えて210日目にあたり、昔から台風がよく来る頃として警戒を呼び掛けていた日でもあった。今年は、まさに台風9号、続けて10号の襲来、加えてコロナという状況で、いつにもまして気を引き締め、備えを点検すべき時と再確認しなければと…

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さけのうつわ ~ 満月の夜に想ふ

昨日は満月。時折雲の間に隠れてしまうものの、真んまるの姿を束の間愉しむことができました。 月というのは、昔も今も人が憧れてやまない対象。日本最古の物語とされる竹取物語に始まり、源氏物語や土佐日記など、印象的な場面では月が出てきます。また万葉集にも数多く月の歌が収められています。 美しく神秘的で妖しい。時に信仰の対象であり、月下で…

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双頭ノ酒器展  作品紹介

つい先日まで、閉店後のゴミ捨てまで明るかった日の入りの自刻が、どんどん早くなって18時を過ぎた頃にはすっかり暗くなるようになってきました。日の入りを跨ぐと、日中の酷暑とは変わって、風が出て過ごしやすくなってきます。夜、家路につく頃には、耳を澄ますと鈴虫の音色も聞こえてきます。 すぐそこに秋が来ていますねこのような気候になってくると、暑…

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本日まで。【夏の陶藝奉仕市】

本日、最終日となります【夏の陶藝奉仕市】。暮らしの空間を豊かにする花ノ器や料理を美味しく引きたてる食ノ器、そして、一服ごとに味わいをます茶碗など、特別価格にてご紹介させて戴きました。毎年恒例の企画をいつものように開催出来る喜びを、年々強く感じるようになるのは、同じ時は二度とこないという実感からでしょうか。ご愛顧くださるお客様に感謝し…

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魯卿あん便り~花と花器~

9月に入りました。今朝は、朝から体を射貫くような8月の太陽もお休み。連日30度近かった最低気温も下がり、過ごしやすい日となりました。ただ沖縄では台風9号による風速50mを越すような暴風や大雨。さらに台風10号も発生したようで、被害や今後の進路が心配されます。京橋 魯卿あんは、本日も静謐な雰囲気を保って営業しております。現在、常設展示であ…

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