魯卿あん便り…魯山人先生の馬上盃

IMG_6940.JPG

馬上杯は語源として馬上での飲酒に適していたなど言われることもあるが、中国では宋代10世紀以後には酒の種類も著しく増加し,都市生活の繁栄とあいまって酒楼などで出す銀や陶磁の酒器も現在と変わらなくなる。特に目立つのは元代以後,主として景徳鎮窯で作られた馬上杯と呼ぶ脚の長い盃で,清酒の普及とともに広く愛好された。

IMG_6939.JPG
IMG_6942.JPG
赤絵呉須盃 二 陶々菴箱

魯山人先生は中国・李朝古陶滋器も多く蒐集されていた影響なのか、馬上杯も幅広く造られている。主に赤呉須、他には粉引や刷毛目などがある。本日ご紹介させて戴く馬上杯は赤呉須の上から銀彩を刷毛目のように施したタイプのものだ。大きさも馬上杯の中では大振りなもので、珍味入れとしても用いたい作品だ。持ち手の部分は櫛目の様に削りが入れられている。


1-69.jpg
赤呉須雁木文馬上盃(※過去取扱作品)
152411023627275688180.jpg
赤絵銀彩馬上盃(※過去取扱作品)

上記の作品の様に造形の違いからよりスッキリとした印象の作品もあれば下部に施されている雁木文の色彩パターンやタッチの具合も様々である。いずれも磁器らしい涼しさとどこか少し抜けがある所が魅力的な作品である。

(観)

京橋 魯卿あん <Rokeian at Kyobashi>
 <北大路魯山人先生作品常設>
 〒104-0031 中央区京橋2-9-9 ASビルディング1F
 営業時間:11:00~18:00
 定休日:日曜日・祝日
 TEL: 03-6228-7704 FAX: 03-6228-7704
 E-Mail : info@kurodatoen.co.jp
 http://www.kurodatoen.co.jp/rokeian.html

<しぶや黒田陶苑HP>
<Facebook>
<黒田草臣ブログ>

※無断転載、再配信等は一切お断りします