魯卿あん便り~牡丹絵

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雲錦や椿と並んで、魯山人先生の代表的な図柄の一つに牡丹図があります。
鉢などの作品やこのような筒向付(湯呑)の作品があり、赤呉須をふんだんに使い紅々とした牡丹を描きます。
この牡丹の筒には二種類あり、一つは牡丹の絵の反対側に竹林の絵が描かれているものと
漢詩「牡丹一日・・・」が素早い筆遣いで描かれているものとがあります。

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<参考 魯山人 色絵牡丹竹林文筒>
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一概には言えませんが、前者は牡丹の花弁などぐりぐりと抽象的に描かれているのに対し、
後者は勢いはそのまま複雑に花弁が重なり合う様子をいかんなく表現しています。
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裏の漢詩は「牡丹一日紅 満城公子酔」とあり これは續傳燈録という禅宗の史伝の書のひとつで、「松栢千年靑 不入時人意」より続く詩の一節です。「松栢は常に青く、人の心に沁み入ることはないが 牡丹は一日だけ紅く、人々を陶酔させる」 の意味であり、
絶えず移ろいゆく姿、そこに魯山人先生が美を捉えていたことがうかがえます。
<申>

参考図録:北大路魯山人展(1988 京都国立近代美術館)

京橋 魯卿あん <Rokeian at Kyobashi>
 <北大路魯山人先生作品常設>
 〒104-0031 中央区京橋2-9-9 ASビルディング1F
 営業時間:11:00~18:00
 定休日:日曜日・祝日
 TEL: 03-6228-7704 FAX: 03-6228-7704
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