【唐津 矢野直人展】矢野先生による作品解説~花生特集

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当ブログでは展示会期間中毎日、矢野先生からの作品解説をご紹介させて戴いております。
本日は花生作品を2点ご紹介させて戴きます。

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No.50 唐津花生 Vase, Karatsu

14.2 / 11.6 / H22.0cm

¥121,000(税込/including tax)

https://www.kurodatoen.co.jp/exhibition_work/20200615-50/

私は焼物を作る土をほぼ全て自分でとってきます。この器の素材はあそこの鉄分が少ない所からだとか、こっちは前回とってきた素材よりちょっと先の少し柔らかい所だとか山にある状態から知っています。次にとってきた素材をスタンパーでこの位になるまで砕く、水ひはこの位のタイミングで少し荒めにだとか細かくだとか、出来た土はこの位のかたさでロクロし、あのタイミングでこのカンナで削る 釉かげはあの石にこの灰を何パーセント この釉たれはこの位の乾きのタイミングで。器が出来る全てを見れるのはちょっと楽しいです。焼物は最後に窯で焼いて出来上がります。全て見てきて最後も出来る限り窯をコントロールしようとしますが最後は火の力で器が出来ます。窯焚きは祈りのように感じます。


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No.49 朝鮮唐津花生

9.4 / H17.6cm

¥55,000(税込/including tax

https://www.kurodatoen.co.jp/exhibition_work/20200615-49/

本日矢野先生に解説戴いた唐津花生は焼き締まった素地と上部から掛かった灰釉が静かに相まみえて繊細な空気感を放っています。

こちらの作品とは対照的に釉調や釉薬の掛かり方が力強い朝鮮唐津の作品。以前ご解説戴いた水指作品と同手の掛花入作品です。

柄杓を使い斑釉と飴釉をアクションペイントの様に施されています。古唐津の中にもこの様な斬新な技法を用いられた作品がある中で

製作に挑まれました。古陶に憧れを抱きながらも現代の美意識も取り入られた作品は非常に魅力的です。(観)


会期中、今回ご出品戴きました作品を弊社ホームページにてご覧戴けます。

https://www.kurodatoen.co.jp/current_exhibition/

来月以降の展示会日程に関しましては事前にホームページなどでお知らせさせて戴きますので、ご確認いただければ幸いに存じます。


京橋 魯卿あんでは

「魯山人と古美術展」としまして北大路魯山人先生の逸品を展示させて戴いております。

お近くにお越しの際は、お気軽にお立ち寄りくださいませ。


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