【唐津 矢野直人展】矢野先生による解説~唐津焼とは

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<No.14 唐津茶碗>

だんだんと夏を感じさせる暑い日が多くなってまいりました。
毎年個展をさせて戴いている矢野直人先生。
先生は今回残念ながら、在廊戴くことができませんでしたが、
展示会に込められた先生の思いをお伝えできればと思い、
当ブログでは展示会期間中、矢野先生からの解説をご紹介させて戴いております。
本日は、唐津焼とは?という疑問に対する先生の想いをお答えいただきました。

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<No.40 唐津ぐい吞>

唐津焼ってどんな器ですか?
時々聞かれる事があります。 
聞かれた方によって答え方も変わるのですが
僕が思うのは唐津焼が始まった約400年前、韓国は李朝時代、白瓷が作られ始めていました。
その白瓷の技術が伝わり、予想ですが唐津でも初めは白瓷を目指したと思います。
しかし唐津には白瓷に適した原料が無く唐津で取れる原料を使わなければいけなかった。
今 作られている唐津焼は1人の作家が作ることがほとんどですが、
当時は陶芸家ではなく産業として日本のニーズに応じて作られていたと思います。
李朝白瓷の技術
唐津の素材
日本の文化 が作り出した器が唐津焼。
当時の唐津焼の大半は雑器、碗、皿、猪口など
その中に高級ラインというのか特注なのか、茶道の器も作られています。
茶碗、水指、花生など、書いている事は予想ですが、韓国から新しい技術が伝わり唐津でも新しい器が産まれる。
その器の面白さ、例えば高台の土味、梅花皮、釉調、石はぜなどを面白いと捉えてより魅力的な器を作る。
唐津の名碗の多くは雑器が取り上げられたものではなく狙って作られた器だと僕は感じています。

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No.14 唐津茶碗 高台部分

会期中、今回ご出品戴きました作品を弊社ホームページにてご覧戴けます。

来月以降の展示会日程に関しましては事前にホームページなどでお知らせさせて戴きますので、ご確認いただければ幸いに存じます。

京橋 魯卿あんでは
「魯山人と古美術展」としまして北大路魯山人先生の逸品を展示させて戴いております。
お近くにお越しの際は、お気軽にお立ち寄りくださいませ。

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<北大路魯山人 赤絵牡丹筒 十人 共箱>
<申>



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