大酒器展 二週目 ~作品紹介~

各地のスキー場や、雪や氷で有名な観光地では、例年のような雪や氷による姿が見込めず嘆く声が聞こえてくる中、週頭の20日には、最も寒い時期を現す『大寒』を迎えました。
いっけん、穏やかな暖冬と嬉しい気分にもなりますが、寒い地方でも雪や氷の風物詩が見ることができないのは、やはり大気の異常事態ではないでしょうか。
最新の情報によると、「これ以上の地球温暖化を食い止めるためには各国がより積極的な行動を起こさない限り、今世紀中に4°C近く気温が上昇する可能性が高い」と言われています。
喜びの裏には何か考えさせられる問題が潜んでいることもありますね。
様々な角度から物を見聞きできるように心がけたいものです。

さて、先週の金曜日から始まりました『大酒器展』ですが、早くも2週目に突入です。
先週ご紹介しきれなかった作品や、追加でお出ししました巨匠作品を中心に本日はご紹介出来ればと思います。

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巨匠作品コーナー

【巨匠】
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金重道明 9:伊部酒呑 / 41:伊部扁壷徳利

しっとりと青みを帯びた鼠色の徳利には、その青色と対比するように素地の色を残した抜けが入る。
底部脇は、青鼠色が変化してやや黄色っぽく見えるところがある。
扁壷の肩には、二筋の掻いた線が入りアクセントとなっている。
細い首と、小さな口作りも素敵。
ぐい呑も小さいながらカセた肌や、緋色の抜けを楽しむことが出来る。
見込みの石ハゼも見所。
どちらも大切に育てたくなる逸品。

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金重素山 33:伊部盃

柔らかな土を存分に生かして作られた盃。
ふわりと柔らかく出た抜けの周りには細かなカセが入る。
豪快に削り出した高台の作りも面白い。

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清水卯一 14:鉄耀白流盃

小さな盃ですが、モダンで面白い見え方。
鉄分を含んだ黒釉の上から、たっぷりと白い釉薬が流され、逆皮鯨のように見える。
黒釉の少し薄くなた部分は、銅色に変化して何とも現代的。


【現代作家】
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堀一郎 6:黄瀬戸ぐい呑 / 1:黄瀬戸徳利

表情豊かな“あぶらげ手”で包まれた徳利とぐい呑。
光りの加減で釉の原料だろうか……キラキラと細やかに煌いているのが見える。

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矢野直人 1:粉引徳利 / 5:皮鯨ぐい呑

静かな静かな作品ですが、使えば使うほど味が出る作品です。
数年後の姿が愉しみです。

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岡晋吾 2:染付徳利 / 6:赤絵ぐい呑

くすんだような素地に滲んだ染付の筆が走ります。
釉掛けの際の指痕が焦げて茶色く色付くのも景色となっています。

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今泉毅 3:窯変天目盃 / 11:氷裂文盃 / 10:青瓷盃

お一人でこんなにも見え方の違う“やきもの”を焼かれます。
美しい青瓷、華のような氷裂文、夜の雨のような窯変。
どれも惹きつけられるような不思議な美しさを放ちます。

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津田清和 2:艶消藍鎚目丸酒呑 / 7:藍八角酒瓶

藍色の入った津田先生の作品。
先生の藍色は深く落ち着いた色合い。
この深みのある色が入ることで、お使い戴く季節が広がる気がいたします。






まだまだ沢山の作品がございます。
是非お立ち寄り戴き、心の中から温まっていかれてください。
引き続き、皆様のお越しをお待ちしております。





※尚、図録、DM掲載外の作品に関しましてはご予約は承れません旨、予めご了承下さいませ。
(葉)




 大酒器展  
Exhibition of Tokuri & Guinomi
開催期間:1月17日(金) ~ 1月28日(火)
休業日:23日(木)
Exhibition : January 17 to January 28, 2020
11:00~19:00

出品予定作家(敬称略五十音順)
伊藤秀人 / 今泉毅 / 内田鋼一 / 江波冨士子(硝子)/ 岡晋吾 / 隠﨑隆一
加藤亮太郎 / 金重巖 / 金重まこと / 金重有邦 / 菊池克 / 小西潮(硝子)
佐々木文代 / 鈴木都 / 瀬戸毅己 /高力芳照 / 田中佐次郎 / 津田清和
直木美佐 / 新里明士 / 深見陶治 / 福野道隆 / 堀一郎 / 前田正博 / 正木春藏
升たか / 松永圭太 / 丸田宗彦 / 見附正康 / 十三代三輪休雪 / 矢野直人 / 若尾経
他物故巨匠作家

※第二部として2020年2月3日(月)~15日(土)「魯卿あん」(京橋店)にて『酒器特集展』(物故・巨匠作家作品)を開催致します。
※現代作家の新作酒器展示販売は「しぶや黒田陶苑」での展示のみですので、ご注意くださいませ。休業日:2月9日(日)・11日(火)

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会場


 京橋 魯卿あん 
Rokeian
〒104-0031 中央区京橋2-9-9
TEL: 03-6228-7704 FAX: 03-6228-7704
http://www.kurodatoen.co.jp/rokeian/
営業時間:11:00~18:00 定休日:日曜日・祝日

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