魯卿あん便り~茶碗特集展


IMG_8273e.jpg
本日より京橋 魯卿あんにて「茶碗特集展」を開催させていただいております。
現代陶芸の世界において茶碗作りは時に「神の領域」と称されることがあります。
昭和の陶芸家の方々が作り上げた茶碗は、その根底に古陶への深い洞察と「用いること」を念頭に置いた
繊細な神経が行き届いた絶妙な世界が展開されているように思われます。
皆様のご来苑をお待ち申し上げております。

・三輪休和 萩茶盌
IMG_8290e.jpgIMG_8292e.jpg
胎土の大道土に含まれる砂礫に釉がかかる景色が竹節高台を中心にみられ、茶碗の堂々とした器形を際立たせる。
まさに「ざんぐり」とした趣きある茶碗。

・小森松菴 赤茶碗小服
IMG_8280e.jpgIMG_8281e.jpg
手にすっぽりとなじむ碗形は茶人・数寄者としての松菴先生の審美眼がそのまま現れている。
釉薬の溜りが鮮やかな黄色味を帯びているのも特徴的で面白い。

・石黒宗麿 黒楽茶碗 梅華皮茶碗
IMG_8283e.jpgIMG_8286e.jpg
宗麿先生が最晩年に取り組まれたのが、楽の茶碗作りであった。宗麿先生の楽は樂本家とは異なり、基本的に轆轤で成形され、焼成温度も1200度まで上げて焼き上げる。胴は垂直に立ち上げられ、中間を少し窪ませることで変化をつけている。高台脇に「S」の彫銘。箱書は出口直日による。
梅華皮は全面に宗麿先生独特の釉の縮れが見られ、特に高台周りの景色は圧巻である。こちらは盟友・小山冨士夫先生による箱書き。
IMG_8288e.jpg

・加藤土師萌 立鶴茶盌 御所丸茶盌 刷毛目茶盌 絵からつ茶垸 (奥から時計回り)
IMG_8274e.jpg
色絵磁器における人間国宝であり金襴手や釉裏金彩などの第一人者という認識が強いが、実際に作られた作風は多岐にわたる。
瀬戸出身であるが故か黄瀬戸や織部、そしてここにあるような唐津や高麗茶碗も創られた。
これらの作品は先生の陶芸の研究に懸けた姿勢を今に伝えているかのようである。

その他、昭和巨匠の茶碗を中心に、魯山人先生の作品も常設展示しております。
IMG_8267e.jpg
(申)

京橋 魯卿あん <Rokeian at Kyobashi>
 北大路魯山人先生作品常設>
 〒104-0031 中央区京橋2-9-9 ASビルディング1F
 営業時間:11:00~18:00
 定休日:日曜日・祝日
 TEL: 03-6228-7704 FAX: 03-6228-7704
 E-Mail : info@kurodatoen.co.jp
 http://www.kurodatoen.co.jp/rokeian.html

<しぶや黒田陶苑HP>
<Facebook>
<黒田草臣ブログ>

※無断転載、再配信等は一切お断りします