阿吽 あうん

新しいカレンダーの表紙をめくったのが、ついこの前と思っていたら、今日はもう131日。年末年始休業があったせいか、大の月にも関わらず、短いなあと思いながら月めくりの1枚目を剥がした。何日かコートも要らないくらい暖かかったけれど、今日はグッと冷えこんで分厚いコートに逆戻り。風も強く乾燥するので、新型ウィルスだけでなく、風邪にも注意したいもの。

『飯洞甕窯 梶原靖元展』が始まりました。DMの「肥前狛犬」が小さな体躯ながら、店内でしっかり足を踏ん張っています。どうぞ、防寒をしっかりなさって、是非お運びくださいませ。

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お茶碗もズラリと並んでおります。

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先生がお作り下さったペン皿、ペン立て、筆立て。柏葉の形のペン皿。その向こうに見える四角いお皿はパレット!

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こんな愛らしい魚の形の箸置き。

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青背

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こちらはタイトルもすばり「まな板の鯉」

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「みにくいアヒルの子」もいます。


そして、今回店内をあちこち闊歩しているのが「肥前狛犬」達。大きなのもいれば、小さなのもいて、その表情も様々で見飽きません。先生曰く、一番のポイントは背中だそうです。確かに一体ずつ見比べてみると、背中の表情がかなり違います。筋肉が盛り上がっているのや、背骨が浮き出ているの、柔らかそうな丸い背も。先生の仰るように、顔の表情以上に背中のそれに注目してご覧ください。

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今週の花

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軸:柳宗悦

花器: 青瓷壷

花: 雪柳・ぼけ

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雪柳

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ぼけ

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花器: 紫蘇手大徳久利

花: クリスマスローズ

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梶原先生、西日本新聞の文化面に「古唐津点描」という随筆の連載が113日から始まっている。50回にも及ぶそうで、伺っただけで大変!と想像するのだが、先生ご自身は飄々と、なんの苦もないようにしていらして、尚更驚いてしまう。

先生が今回お作りになった狛犬の数々。自分が神社で見慣れたそれとは、形も表情もだいぶ異なるのだが、狛犬と言えば、すぐ浮かぶのは「阿吽(あうん)」。息がぴたりと合うことは、なかなか難しいが、狛犬を見る度に阿吽の呼吸を思う。

梶原先生が連載に当たり仰っていらした。

「肥前に点在する窯跡では美しい自然の中、数々の陶片が悠久の眠りについています。かけらたちに「おはよう」と声をかけ、長い眠りからほんのひととき目覚めさせ、言葉を交わします。色は?形は?原料は?」

いにしえの陶片に日々問いかけ、声を出さないものたちと無言の会話をしていらっしゃることこそ、真の「阿吽」ではないだろうか。

相手から応えや反応が返ってこなくとも、いや自分も実際に声を発しないとしても、相手の心を推し量ろうとすることが「阿吽」なのではと思え、それは生きる上でとても大切なことではないかと思えてきた。「肥前狛犬」を見つめながら、自分もそんな心がけをしていきたいと思った。


(藤)


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