飯洞甕窯 梶原靖元展   ~作品紹介~

今年も変わることなく我が家の蕗の薹が小さく丸まって出てきました。
淡い萌黄色の優しい色合いを見ると、自然と梶原先生の作品が頭を過ります。
岩を細かく砕いた、粒子の細かい締まった肌に、野の花や、畑で採れた作物から作った灰を使って焼成すると、何とも優しい穏やかな色に変化します。
そんな春の空気のような『飯洞甕窯 梶原靖元展』が今週金曜日から始まります。
今回は、例年のような酒器や茶碗の作品に加えて、新たな試みの作品を沢山ご用意戴いております。

【狛犬 その他】

佐賀県内で桃山時代に発生した大胆なデフォルメと省略で出来た独特の顔立ちと体型の「肥前狛犬」。
今回はその狛犬を先生が作って下さいました。
初めて見ると、何だか不思議な顔、形をしていますが、本当にこんな作りの狛犬たちが存在しています。
やきものを焼く際には、通常塊が大きければ大きいほど空気が入ってしまうリスクが高く空気が抜けるように中を削ったりしますが、大きな岩をそのまま掘り出して作られた狛犬にちなんで、先生も拘りを持って、陶土を一つの塊から作られています。
ユニークな表情や雰囲気を是非お楽しみ下さい。

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69/68:肥前狛犬 小
ちょっとコミカルな表情も愛嬌がある。

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76/77:肥前狛犬 小
何とも言えない表情の狛犬。

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75/74:肥前狛犬 小
小さなカバのような雰囲気の可愛らしい狛犬。

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73/72:肥前狛犬 小
ニッコリと笑った顔が何とも可愛らしい。

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85/84:肥前狛犬 大
のほほーんとした緩やかな表情の狛犬。
見ているだけで幸せな気分になってくる。

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80/81:肥前狛犬 大
長い体の狛犬は、目をつぶってほほ笑んでいるよう。
佐賀の神社などにはこの様な形の狛犬が実在する。

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83/82:肥前狛犬 大
クシュッと土を摘まんだり、捻り上げたような狛犬も、よく見ると味わい深く、様々な表情に見えてくるから面白い。

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134/141/133:みにくいアヒルの子
見れば見るほど味が出てくる作品。
お箸置きや筆置きにもお使いいただけそう。

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143~152:魚
とぼけた顔が愛らしい、お魚。
お箸置きにどうぞ。

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153~162:青背
大変薄造りのお魚。
キュッとしぼめた尻尾も面白い。



【酒器 食器】

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87:紫蘇手大徳久利
先生曰く紫蘇の色から紫蘇手と名付けた大徳利です。
渋く深い赤茶っぽい釉調の上に黄色っぽい色が滲みだして、大変雰囲気があります。
花入れなどにされても美しそうです。

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27/29:月白盃
盃の見込みには美しい釉が落ちている。

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39/46:呉器盃
新しい作風の盃は、薄っすらグレイッシュな上に白い筆が乗って、上品で美しい。

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49:鉄画盃 / 7:唐津志野盃
鉄釉の筆の運びが素敵な作品。

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123/125:コウノ鳥
小振りな徳利には愛嬌溢れるコウノトリが描かれる。
鳥の胴には灰釉の白が乗って、柔らかな羽根のよう。

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12:高麗白瓷盃
18:高麗青瓷盃 / 51:秘色釉盃
14:高麗白瓷盃
先生のお作りになる、優しく美しい色が並びます。
誰にも出せない春らしい色合いが、神秘的でいつ見ても素敵。

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120/119:絵唐津片口
118/117:絵唐津片口
動きのある作りの片口は、向付としてもお使いいただけそう。

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109~114:染付六寸皿
少し縁のあるお皿は大変使いやすそう。
細い櫛で掻いた後に、染付の筆を乗せて濃淡が出ている。



【文具】
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98/99/97:染付筆立
新しい試みの文具作品のひとつ。
たっぷりとした作りが安定感がある。
柔らかな蓮の絵も、筆を執る前に穏やかな心持ちにさせてくれる。

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94/93:染付ペン立
今回お作り戴いている狛犬を描いたようなペン立て。
愛嬌溢れるその絵柄が、心擽る。
お湯呑としてもお使いいただけそうな大きさ。

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100~104:柏葉ペン皿
美しいペン皿が登場しました。
淡く色付いた釉は、小さな凸凹を捉えて濃淡を見せる。

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105~108:白瓷パレット
六つに区切られたパレットですが、様々な薬味を乗せて愉しむのも面白そう。



【茶碗】

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55:奥高麗茶碗
整った姿には窯の中で面白く変化した微妙な色合いが滲み出てきている。
素地のこんがりとした緋色。灰釉のグレーの濃淡と、釉流れ。所々桃色に変化した部分。
お抹茶の緑が美しく映えるに違いない。

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62:呉器茶碗
新しいタイプのお茶碗。
こちらも盃と同様、上品な中に動きがあって、春がやって来る空気感を感じる。

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61:高麗青瓷茶碗
瑞々しい老竹色の釉が存分に愉しめるお茶碗。
高台を見ると、先生が苦労して作られている砂岩を砕いた土がよく分かる。

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64:青涼瓷茶碗
こちらも先生らしい爽やかな色合いのお茶碗。
スッと気持ちが寄り添うような作品です。





今回は、古くからある狛犬を始め、文具や、染付や鉄絵の入った新しい試みが満載です。
作品を見ていると、先生が心から楽しんでお作りになられたのが手に取るように分かります。
先生も(金)~(日)迄ご在廊です。
皆様も是非ご来苑の上、作品作りについて、先生に沢山お話を伺って見て下さい。
きっと、楽しいお話が聞けるはずです。







※尚、図録、DM掲載外の作品に関しましてはご予約は承れません旨、予めご了承下さいませ。
(葉)




 飯洞甕窯 梶原靖元展 
Exhibition of KAJIHARA Yasumoto
開催期間:1月31日(金) ~ 2月4日(火)
Exhibition : January 31 to February 4, 2020
11:00~19:00

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会場







 京橋 魯卿あん 
  Rokeian
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