小学生達が自分たちの要望を陳情したというニュースを聞いた。廃校になり遊び場にしていた校庭で、突然ボール遊びが禁止された。区の施設の建設工事が始まるため、危険だという理由。近くにフェンスのある公園はあるが、遊んでいる人が多い上に狭く、サッカーや野球は出来ない。リーダーの小学六年生の男の子が「子供たちが使っていた校庭なのに、大人だけで決めてしまうのはおかしい」と、同級生に呼びかけてチームを作り、活動を開始。地域の公園の現状を調査して保護者に報告し、陳情書を作成して議会で議論してもらう方法を教えてもらい、提出したそう。「子供に関係する決め事がある場合には、子供の意見を聞く機会や仕組みを作ってほしいです」と五項目を盛り込み訴えた。議会で議論した結果、四つが採択され、残りひとつは継続審議となった。自分たちの意見をしっかり、大人に訴える勇気と行動力に感心した。


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『ひとりたのしむ 昭和巨匠陶藝逸品展』の二週目に入りました。週替わりで展示をしている当苑では二週続けての展覧会は数少なく、ゆっくりご覧いただける機会ですので、何かと気忙しい時期ですが、ちょっとひと息、巨匠作品をご覧にいらしてくださいませ。

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手前に見えるのは荒川豊藏先生の水指。
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荒川豊藏 「染付馬之図水指」


今週の花
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軸: 石黒宗麿 「寿山福海」
花器: 金重陶陽 「備前旅枕花入」
花: 土佐水木(トサミズキ)・椿

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土佐水木(トサミズキ)


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花器:金重道明「伊部耳付花入」
花: 山帰来・綿・ヒバ

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山帰来

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綿

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ヒバ

綿の実が弾けて中のフワフワした綿が覗きます。ヒバの実も付いています。

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辻晋堂 「猫」

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辻晋堂先生の「猫」。先生のお名前を存じ上げず、何の情報もなく作品を観たとしたら、きっと誰しもが子供が作った作品だと思うかもしれない。それほどまでに、技巧を凝らしたり、表情を写実的に表現することなく、ただひたすら無心に一生懸命に作ったという様相を呈している。わたし自身、失礼ながら、小学校の夏休みの宿題に選んだ紙粘土で作った子犬の置物を思い出してしまい、何度も見返した。

「『彫刻』というよりも幼児の粘土細工のようなものになってしまった。彫刻という考え方を放棄することによって、自然に無理をしないで、ものをつくることになった。」

と先生がお書きになっているのを読み、咄嗟に喉に引っかかっていた疑問が飲み込めた。先生は、彫刻はかくあるべきという概念にとらわれずに作りたいように作ることで、大家でありながらも、ご自分の精神を解放していかれたのではないかと。

この年になってとか、もう分別のある大人のくせにとか、杓子定規の通念は無難な言動を引き連れてくる。しかし、はみ出さずにいることが、時として窮屈で過呼吸気味になることもある。前述の小学生の話題を聞いたあとで、先生の作品を拝見し、そんな一途な気持ちになってみたいと強く思った。

そして絨毯に寝そべって、だるそうな目で見上げている我が家の猫がちょっぴり羨ましくなった。


(藤)


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