居住い

ラグビーW杯2019日本大会が9月20日に開幕して、もう1ヶ月になろうとしている。ホーム開催、そして、前回の2015年イングランド大会で優勝候補だった南アフリカを破ってから4年間のさらなる強化が期待される。とはいえ、かつて、オールブラックスに100点以上もの大差で完敗した日本。屈強な各国の選手を前に、いかに挑むのか、ドキドキしていた。始まってみると、ロシアに勝利したのを皮切りに、強豪スコットランドを破り…と、小気味よい試合が続いていて、準々決勝進出!否が応でも期待が高まるといったところ。


さて、本日は『田中佐次郎 自撰五十』の初日です。そして、全身全霊で作陶される先生の追加の作品が本日当苑に届きました。今年も、先生は羽織袴で颯爽といらっしゃいました。どうぞ、ラグビーの選手同様パワー溢れる作品と先生に会いにいらしてください。


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「塔」というタイトルの作品が、まさにシンボルタワーのような存在感で店内の中心にどっしりと立っています。

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四方に文字が刻んであります。最初の画像の方向には「令和元年 五月國慶」「壽」
次の画像には「福」「大和」

先生が新しい元号 令和になった五月に大和の国、つまり日本が福に満ち、おめでたいという思いを込めれられて、お作りなったそうです。また、””の字の右払いが普通の書き方ではなく、はねているそうで、王羲之の筆法だとも教えてくださいました。

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今週の花

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花器: 辰砂花入
花: ドウダンツツジ・豆柿・ヤマシロギク

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実りの秋を象徴した風情。

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豆柿

枝にみっしりと実が付いています。

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ヤマシロギク

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ドウダンツツジ


もう一ヶ所活けております。

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花器: 辰砂徳利
花: ヌバタマ・オヤマボクチ


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ヌバタマ

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オヤマボクチ


「窯を焼いて作品を仕上げるのは人間の仕業を離れた火の神「神技妙霊」をかりることにある」と仰る先生。実に半世紀にわたって、作陶をなさっている。古唐津や高麗茶碗をも超越した「佐次郎唐津」と呼ばれるほどの方にも関わらず、驕りが少しも感じられない先生でいらっしゃる。難しい漢詩の言葉を「この意味が分かる?」と仰り、当然のことながら皆目見当の付かないわたしのような者にも、かみ砕いて意味を説明してくださる。

ラグビーでトライを決めて得点しチームの勝利に大いなる貢献をした選手。インタビューで、ただひたすら喜びに沸いたコメントを発するのかと思いきや、チーム全体の結束した試合展開を述べていた。その発言は何人もの選手によるチームワークのパスそしてラン、度々目にしたラックやモックの身体を張って一丸となる場面を思い起こさせた。
トライやコンバーションキックが決まれば、それは目立つプレーで、単独プレーのように思いがちだけれど、そこに到達するには、個人では成し得ぬ協力や力が及んでいることかを改めて考えさせられた。

ややもすると、「自分が…」を押し出す風潮が増えているように感じるこの頃。田中佐次郎先生や彼らのように、いかに自分の周りに力を与えてくれる存在があるかを忘れてはならない。
日曜の南アフリカ戦、応援するだけでなく、居住まいを正して観戦しようと、そんな気持ちになった。


(藤)


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