『乾漆 鎌田克慈展』 ~作品紹介~

大変な台風に見舞われた今週の頭、9日には「重陽の節句」を迎えました。
台風の置き土産の蒸し暑さに一瞬忘れてしまいがちですが、気付けばしっかり秋へと向かっています。

今年の十五夜は13日(金)だそうです。
確かに見上げた空に見える月が綺麗に見えはじめたっけ……。
ススキの穂を揺らす風に、お団子を塗の盆にのせて月を見上げる。そんな風情溢れる優雅な時間を取れたら嬉しいですね。

さて、今週の金曜日からは、2年毎に展示会をお願いし、今年で3回目の個展となります『乾漆 鎌田克慈展』が始まります。
有機的で自由なフォルムの先生の作品達。
時にサーフィンで波に乗り、風に吹かれる鎌田先生は、体で感じる自然そのものを形に表現してくださっているようです。

今年も新たな試みも含めて、沢山の作品をご用意戴きました。
中秋の名月のお供になる、お盆や酒器はあるでしょうか?
早速ですが、いくつかご紹介させて戴きます。


1047 ワインクーラー -1.jpg
1047 ワインクーラー -2.jpg1047 黒:ワインクーラー
たっぷりと大きなワインクーラー。
大勢の集まりに、2本くらいのお酒を入れてお客様をお迎えすることも出来そうです。

U63 ワインクーラー -1.jpg
U63 溜:uneri 63 
スッキリとした口広がりの作品も、ワインクーラーだそう。
お水と氷を入れれば重心が取れて安定します。

1052 正方折敷 -1.jpg
1052 正方折敷 -2.jpg
1052 溜:正方折敷
美しくシャープな作りの折敷。
ちょっとしたお茶菓子と湯呑、酒器と珍味数種などを乗せて贅沢な時間を愉しみたい。


【酒器】

U66銘々皿 U47 U67 1053:折敷尺 -1.jpg
U66銘々皿 U47 U67 1053:折敷尺 -2.jpg
U66銘々皿 U47 U67 1053:折敷尺 -3.jpg
U66:uneri 66 /U47:uneri 47 /U67:uneri 67 
1053:布目丸折敷尺1
布目を残した丸い折敷は外の縁が黒く塗られてモダンな雰囲気。
スッと立ち上がる片口と、スリムな酒器と六角の酒器をあわせて。

U47 U66:銘々皿 U54 71 皎月盆 尺 -1.jpg
U47 U66:銘々皿 U54 71 皎月盆 尺 -2.jpgU47:uneri 47 /U66:銘々皿 /U54:uneri 54 
71:皎月盆 尺2
こちらの盆はシボを残した面白い塗り。
「皎月(こうげつ)」の意味は明るく輝く月のこと。
お月様を間近にしてお酒を楽しむ気分を味わいたい。
あわせたのは、深さの浅い片口と酒器たち。


【皿】

U58:月 -1.jpg
U58:月 -2.jpg
U58:uneri 58
少しシボを残し、お皿周囲に銀を施したお皿。
雲がかかったおぼろ月のようで幻想的。

69 布目輪花皿(五弁)-1.jpg
69 布目輪花皿(五弁)-2.jpg69:布目輪花皿(五弁)
開いた花が水に浮かんでいるようなお皿。
控えめな花の形は、用途を選ばず重宝しそう。

U71 外黒 外溜 -1.jpg
U71 外黒 外溜 -2.jpgU71:uneri 71
塗の色の組合せでこんなにも雰囲気が違います。
インパクト溢れる中心が朱、外が黒のお皿。
シックな雰囲気の中心が黒、外が溜の二種です。

66 銘々皿 -1.jpg
66 銘々皿 -2.jpg
66 銘々皿 -3.jpg
66:銘々皿
使いやすそうな銘々皿は、布目を残し凹凸を残すことで親しみやすく、手に取りやすい雰囲気になっている。


【向付】
U40  花水木 -1.jpg
U40  花水木 -3.jpg
U40  花水木 -2.jpg
U40:uneri 40 花水木
可憐に開いたお花は、花水木。
今の季節はちょうど可愛らしい赤い実が樹々を彩っています。

U43 キリシマ -1.jpg
U43 キリシマ -2.jpg
U43 キリシマ -3.jpgU43:uneri 43 能登キリシマ
能登のキリシマツツジをイメージされて作られた小さな向付。
季節のものを使った酢の物など、ちょっとしたものを盛り付けたい。

U73 輪花筒椀 -1.jpg
U73 輪花筒椀 -2.jpgU73:uneri 73 輪花筒椀
桔梗のようなベル型の筒椀。
お花の中をそっと覗くと、季節の野菜のお浸しなどが見えて美しく、食欲をそそりそうです。

U38  羽反輪花椀 -1.jpgU38:uneri 38 羽反輪花椀
美しく広がる椀型のお花は、食卓を華やかに彩ります。
薄く作られた先生ならではの作りは、繊細な花びらの動きにピッタリです。

U70 U69 -1.jpg
U70 U69 -2.jpg
U70:uneri 70 /U69:uneri 69
シンプルな器は、滑らかな作りのやや小さなタイプと、底にエッジの入った少しサイズが大きなものがあります。
どちらも飽きを感じさせず、永くお使い戴けそう。

61 蓋付椀 -1.jpg
61 蓋付椀 -2.jpg
61:蓋付椀(小)
薄造りの椀は、シャープでその場を引き締めるような雰囲気。
大変品があって、美しい。





乾漆とは、原型の上に麻布と漆を10回以上塗り重ね研磨する技法。
それでいて非常に、軽く、薄造りで丈夫。
その軽やかな動きある形や、スッキリした仕上がりは、品があって美しい。
先生は言います。
僕にとって乾漆の良さは、カタチが自由になるところ。
やきものやガラスの歪みや揺らぎが、とても美しいと思い、そのような形を漆で作るには、乾漆がベストだった。
普段、やきものを相手にする私達ですが、どこかに通ずるものを感じるのは、先生がやきものなどもお好きで、そこで感じた美しさを心に留めて作っていらっしゃるからかもしれません。

美しく、品のある華として。
手に取った時は、ソフトなあたりで優しい安心感を与えてくれる。
そんな器を、是非探しにいらしてください。





※尚、図録、DM掲載外の作品に関しての事前のご予約は承れません旨、予めご了承下さいませ。
(葉)


乾漆 鎌田克慈展
Exhibition of KAMATA Katsuji
開催期間:9月13日(金) ~ 9月17日(火)
Exhibition : September 13 to September 17, 2019
営業時間:11:00~19:00



鎌田克慈 
KAMATA Katsuji
1977年 東京都三鷹市生まれ
2000年 東北芸術工科大学 芸術学部 美術科 工芸コース卒業
2000年 石川県立輪島漆芸技術研修所きゅう漆科入学
     塗師・赤木明登氏に師事
2006年 独立し、現在は主に東京で個展を中心に活躍中
The First night of Full moon in mid-autumn
In Reiwa period
Feeling the comfortable air of the season
Why don’t you enjoy a fresh sake
appreciating the most beautiful moon of a year




京橋 魯卿あん
Rokeian
〒104-0031 中央区京橋2-9-9
TEL: 03-6228-7704 FAX: 03-6228-7704
http://www.kurodatoen.co.jp/rokeian/
営業時間:11:00~18:00 定休日:日曜日・祝日

※無断転載、再配信等は一切お断りします

黒田草臣ブログはhttp://01244367.at.webry.info/こちら
Twitterページ はhttps://twitter.com/kurodatoen_こちら
Facebook ページはhttps://www.facebook.com/ShibuyaKurodatoenこちら
Instagram ページはhttps://www.instagram.com/shibuya_kurodatoen/こちら
しぶや黒田陶苑のホームページにhttp://www.kurodatoen.co.jp/戻る