『夏の陶藝奉仕市』~夏の終わりに~

大学生は別として、夏休みも一週間ちょっと。慌てて読書感想文用の本を読んだり、自由研究をやっつけるべく奮闘している頃でしょうか。早めに課題を終わらせて余裕という人もいるかもしれません。子供の頃の夏休みと言えば、来る日も来る日も暑くて、プールとかき氷の楽しみは別として、冷蔵庫に顔を突っ込んでは、「早く涼しくならないかな」と、独り言ちた思い出が。それでも、残り一週間のカウントダウンに入ると、妙に寂しくなって、夏休みの初日に時間を巻き戻したくなったものでした。

『夏の陶藝奉仕市』も二週目に入りました。どうぞ、ゆく夏を惜しんで(笑)思い出になるようなお品を見つけにお越しください。

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三者三様の趣きのある酒杯が並びます。

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三趣盃

左 : 浅蔵五十吉  中央 : 北出不二雄 右 : 徳田八十吉


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西岡小十 朝鮮唐津耳付花入

釉だれがダイナミックですが、花入れの横の耳は七福神の福耳のようでほっこりします。


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濱田庄司 塩釉藍繪花瓶

茶のグラデーションの縞模様が花瓶の胴を囲みます。その上を濱田庄司先生の筆が踊ります。鳥でしょうか?静寂の中に軽やかなリズムも感じる作品となっています。


今週の花


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花器 : 義山 鉢

花 :  山帰来 / リンドウ


花を活け替えました。山帰来です。

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年末が近づくと赤い実がリースやデコレーションに用いられますが、今の時期は実にみずみずしい緑。


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リンドウ


もう一ヶ所活けております。

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花器 : 森陶岳 三角

花 : 蓮

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蓮の蕾と実を入れました。森陶岳先生の端正な花入に、よく似合います。まさに立ち姿の美しさ。

夕方の店内は、日が短くなると、グッと暗くなる。まだ、それほどではないけれど、それでも立秋を過ぎて僅かに暗くなるのが早くなっているように感じる。店内の照明が作品の雰囲気を変えるように見えるのも、日没が早くなってくる頃。

雨天の今日は気温も30度超えの更新とはならず、心身ともに一呼吸といったところ。先日までの昼間の炎熱地獄の太陽の照り返しは、身体だけでなく、気持ちにも攻撃を加えるようだった。やっと夕方になって、太陽のなりを潜めるのを待ってベランダに。鉢植えの水やりをしながら天を仰ぐと、暮れなずむ空が見えた。じわじわと暮れていくのだけれど、まだ夜の闇が昼の光を席巻してはいない。暮れそうで暮れない時間。夜が足踏みしている。ぼんやりと手すりにもたれて、日が落ちるまで眺めていたくなるような、そんな気にさせる好きな時間帯。まだ日が落ちるには間があったが、どのくらい経ったか、つけていたテレビの時刻を告げる声がして、慌てて部屋に戻った。セミがヒグラシの鳴き声でなく、アブラゼミのそれなのが、涼をとるまでにはいかなかったが、気持ちに涼風が吹いたような、そんなひと時だった。



(藤)



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