眼の御馳走 【陶工房 斿 向付展】より

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伊部火襷向附


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三人の作家による工房として活動を続けている「陶工房 斿」。
今回の展示会で選んだテーマは「向付」ですが、日々の食卓に寄り添う様な器を作ってきた彼らの向付は決して日常からかけ離れた「作品」ではなく、どれもすぐに使ってみたくなるような「器」です。茶席、懐石料理には勿論、是非ご家庭でも使って戴きたい向付です。

備前のやきしめだけではなく、色絵、唐津、掻き落し、染付等幅広い技法と、姿の器達は三人の作家が共同で制作する工房ならでは。
きっと皆様の食卓にもぴったりの器が見つかるのではないでしょうか。

本日はそんな展示の中から数点ではございますが、作品をご紹介致します。
また工房から普段どのように器を愉しまれているか、写真を送って戴きました。併せてご覧下さい。



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刷毛目魚文片口鉢


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轆轤での成形から半分に切り分けて作られた片口鉢。台湾の甘味・豆花を盛り付けて口には匙を。
食べ終わると伸びやかな魚文が見込に踊ります。

お酒などを入れるだけでなく、こうした小鉢にも使える片口。
灰釉の落ち着いた色合いは食材の色味を鮮やかにみせてくれます。



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伊部火襷割山椒向附



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刷毛目魚文鉢


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絵唐津皿 草花


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三島鉢

銘々の皿として盛り付け易く、少し深みのある皿は和・洋・中と種類を問わず使えると定番になっているシリーズです。


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伊部向附 (六客揃でご紹介しております)

夏場にはたっぷりと水を含ませた備前の器が眼の御馳走に。
菓子器にも料理にも使える向附です。


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掻き落し湯呑


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伊部茶碗


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食後には温かいお茶と、お抹茶も。
今回は小振りなお茶碗を出品下さいました。新しく築窯した土窯で焼成したという伊部茶碗は、掌の中でずっと眺めていたくなる穏やかな景色をしています。

陶工房 斿の皆さんは兎に角食べることが大好き。伺えば素山先生、有邦先生、そして奥様方も含め「金重の血です」と。何よりも食事の愉しみを知っている彼らが使いたいと思う器には、ただ単に道具という側面を超えた「うまみ」があるように思えてなりません。

会期は8月6日(火)19時まで。是非ご来苑下さいませ。



陶工房 斿 向付展
2019年7月26日(金) ~ 8月6日(火) ※8月1日(木)定休
(巻)


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