熱には熱を

夏空がやっと出番を迎えたせいか、太陽も張り切って照り付ける毎日。熱中症対策をどのチャンネルでも喚起し、扇風機付きや、ミストが出る日傘まで発売された。外を歩くのも息苦しくなるような気温だが、道路に打ち水をしてある家やお店の前を通る時は、涼しく感じてホッとする。体感温度は変わらないのだろうが、こうした視覚的に涼をとるような工夫は大切にしたいものである。

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『陶工房 斿 向付展』二週目に入りました。すでに多くのご家庭の食卓をにぎやかにしているでしょうが、まだまだ素敵な器の数々がスタンバイしておりますので、お運びくださいませ。金重陽作先生も、8月2日(金)〜4日(日)まで在廊予定です。

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ショーケースには茶碗を展示しております。

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先生方の器に魚文が幾つかあり、冷たい水の中を泳ぐ魚が羨ましくなります。

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刷毛目魚文舟形向附

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裏を返すと、ご覧の通り。どうぞ、様々な魚をご覧ください。

_MG_3882刷毛目魚文.jpg左 : 刷毛目魚文小皿 右 : 呉須絵魚文小皿


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刷毛目魚文皿

今週の花

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額 : 「露堂々」小山冨士夫
花器 : 伊部壺花入
花 : ゆすら梅 ・ 姫リンゴ

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緑色と赤の対比が美しい実を入れました。


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ゆすら梅

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姫リンゴ


もう一ヶ所活けております。

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花器 : 白磁花入
花 : チダケサシ ・ 小車草

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チダケサシ

チダケサシという面白い名前の花。乳茸(チチタケ)というキノコをこの草の茎に刺して持ち帰ったところから名が付いたよう。


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小車草
小さな小さなヒマワリのような愛らしい花です。

食事を預かる身にとって、夏の台所の最大の課題は、いかに熱源と接する時間を短縮するかということ。そうでなくとも、体温、それ以上の気温でまいっているのに、追い打ちをかけるように煮炊きをしなければならない。極力火を使わないメニューを考えるが、その種の料理だけでは、やはりこの暑さに対抗するだけのパワーは生み出せない。

「目には目を。熱には熱を。」自分流ハムラビ法典を振りかざし、これはある種の修行だと自分に言い聞かせて台所に立つ。

覚悟を決めたら、久しぶりに鳥の唐揚げを作ろうと思い立った。茄子が沢山あったのを思い出し、先に揚げ浸し用に油を熱し、茄子を素揚げ。次に鳥に取り掛かり、何とか修行を終えた。熱には熱をもって制したそれらを、気に入りの大皿や鉢に盛り付けてテーブルに並べる。茄子には大根おろし。唐揚げにはレモンとパセリも添えて、器の感じと色合いがよく合って、ちょっぴり悦に入った。心なしか、いつもより茄子は色よく揚がり、唐揚げは外側はカリっと中はやわらかく上手に出来た。

生きるためには、食べなければならない。食べるためには時に修行も必要。

そうか、「生きること、すなわち修行だ」と偉い修験者の方が言ってらしたのを思い出した。殊の外、美味しく感じたのも、そんな意識が働いたせいだったかもしれない。


(藤)



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