夏の食卓 【陶工房 斿 向付展】より

冷たい長雨から一転して列島全体が真夏の厳しい陽射しとなりました。
急激な熱帯夜と冷房の生活にまだ体が追いついていないという方も多いかもしれません。

こんな時だからこそ、改めて日々の食事を大事に考え直してみたいものです。
先週から始まりました【陶工房 斿 向付展】。沢山の出品作品を前に、連日お客様が其々の食卓を思い浮かべながら選んで下さっています。

陶工房 斿の作品造りのモットーは「使い易さ」。一度お求め戴いたお客様は皆様「毎日使っています」とお話して下さいます。
手取りや寸法、そして価格まで、初めて作家物の器を使うというお客様にも気軽に使って戴けるよう、細かな箇所にまで手をかけた作品が並んでいます。

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No.24 伊部火襷輪花鉢

薄手に轆轤で挽かれた素地が凛とした印象の輪花鉢。
「夏なので火襷も少なく、涼やかに」とのことで、見込みにはあえて藁を置かず、すっきりとした印象です。
お料理だけでなく、茶席の菓子鉢にも使える器です。



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No.40 伊部擂鉢 大
備前の代表的な器のひとつである擂鉢。
落ち着いた土肌の色はこれから一層濃くなる野菜の緑を生き生きと見せてくれます。煮物鉢からサラダボールとしても。
同手で小振りなサイズの作品もございます。





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No.3 伊部タタキ長方皿


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No.27 伊部火襷舟形向附

これから夏の時期にはお勧めしたいのが、しっかりと水を含ませた備前の器。
緋色がさっと鮮やかさを増し、瑞々しい陶肌が実に涼やかな姿を見せてくれます。
舟形の向附は重ね易く、収納にも困りません。



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No.36 絵唐津大皿


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No.32 輪花向附
大勢のお客様にはこんな籠目文様の大皿を。
高麗青磁の碗のような輪花の向附は楚々としながらも、場を華やげてくれる作品です。




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上から
No.54 絵唐津小皿 牛文
No.56 刷毛目鳥文小皿
今回直径10㎝弱の小皿を様々な種類で出品戴きました。
壁画のような牛文と、どこかユーモラスな鳥文。調味料や香の物など、こうした小皿にこそ気の利いたものを使って戴きたいものです。




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No.50 色絵小鉢 豆


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No.49 呉須絵小鉢


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柔らかな素地と穏やかな色絵の世界。
食卓の中でアクセントとなるような器は、デザートの器としても最適ではないでしょうか。
小さなお子さんの食器としてお求め戴いたお客様もいらっしゃいました。初めてのマイ食器としてプレゼントしても喜ばれるかもしれません。


「向附」をテーマとした今回の展示会ですが、器の形が変わっても日々使いたくなるような魅力と使い易さ、という点は変わりません。
是非皆様の毎日の食卓をより豊かなものにする器と出会いに、ご来苑戴ければ幸いです。

8月2日(金)〜4日(日)まで金重陽作先生も在廊予定です。
是非足をお運び下さいませ。


陶工房 斿 向付展
2019年7月26日(金) ~ 8月6日(火) ※8月1日(木)定休
(巻)
※無断転載、再配信等は一切お断りします
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