~お茶を愉しむ~伊藤 雄志先生の練上湯呑



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大らかな練り込みは抽象画のようです。


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着色された磁土はくすんだ色味ですが、はっきりした輪郭に縁取られ、しっかりとした主張をしています。


一般的な筒形の湯碗のように見えますが、よく見ると口縁はゆるやかに高低が作られています。

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ものによってはところどころ、薄い緋色の窯変が出ており、この意思強い抽象画と対比する意外性があります。

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ずーっと眺めているとなんとも不思議な気分に。

よくあるようで無い、『二律背反』を一手に引き受けているような印象ですが、見れば見るほど、見てしまう。この緩やかにツイストされた生地の波に飲まれ、魅惑的な蟻地獄にはまりました。



中国では唐の時代より『絞胎』として作られ始め、日本には桃山時代に朝鮮から渡ってきたと言われる練込(練上)手。練り込んだ模様を活かすために、通常は轆轤ではなく型で成型されています。

伊藤雄志先生は師の日根野作三氏に塩釉を勧められたことから、現在の塩釉と練込を併せた作品に至りました。

六古窯常滑に生まれ、工房を構えていらっしゃいますが、それを感じさせない独自の作風もまた先生の魅力のひとつのように思います。



作品それぞれ練上の模様が違います。

店頭に並んでいない在庫のものもございますので、お気軽にお声がけください。





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練込湯呑 ¥3,240(税込)



伊藤 雄志(いとう ゆうし) 

1945 愛知県常滑に生まれる
1963 製陶工場に勤務している折、全国の産地を廻っていた日根野作三氏と出会い、指導を受ける
1978 フランス・ヴァロリス国際陶芸展にて金賞受賞
1979 日本工芸会正会員に認定される
1983 常滑・信楽ジョイント展に出品
1994 韓国・慶州にて作陶
1997 タイにて作陶をする
1998 韓国・慶州にて日韓米の3陶芸家によるワークショップを行う
1999 インドにて行われたワークショップに参加
2000 東海伝統工芸展の審査員となる

朝日陶芸展、日本陶芸展(伝統部門)、菊池ビエンナーレ、長三賞など多数受賞




(た)

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しぶや黒田陶苑

電話 :03-3499-3225  

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