魯卿あん便り…拘りの銀彩

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戦後、備前をはじめ焼き締め陶に力を注がれた魯山人先生。不出来な作品をも名品へと再生させた銀彩技法は画期的なものであった。料理に於いて食材を工夫して余すところなく使い切る精神を作陶にも生かしている。

 焼き上がり、窯から取り出した銀彩は光が鈍い。これをサンドペーパーでみがき、メノウで丁寧に磨いて仕上げた。銀彩は使用するほどに銀は酸化すると燻し銀のようになる。本銀を使う銀彩には普通、白玉とよばれる含鉛ガラスを溶媒として使っている。白玉だけではアルミの様に光り過ぎてしまう。先生の銀彩はそこに岩彩絵具である岩紺青を入れた。これによって銀彩は華麗でありながら、その気品は備前の重厚な美しさに劣らない別趣の美しさを醸しだした。

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北大路魯山人 銀彩草彫 六人 共箱 ¥600,000

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1950年代前半頃と思われる本作は灰被りや強い窯変はなく、あっさりとした柔らかな印象の備前焼の素地には芒紋が豊かに彫られている。その上を三本に走る銀彩はとても上品である。一客一客、銀彩の入り方やかすれ具合が異なり愉しめる。(観)


京橋 魯卿あん <Rokeian>


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