『陶工房 斿 向付展』 ~作品紹介~

先日、今年初めての蝉の抜け殻を見ました。
昨日には、昼間一瞬だけ今年初めての蝉の声も聴きました。
雨や曇り、ジメっとした空気が纏わりつく毎日でしたが、夏もすぐそこ!といった感じです。
子供たちは夏休みに入った頃でしょうか……遊びたくてウズウズする毎日が始まりますね。
さて、今週の金曜日からは、当苑でもお馴染みの金重有邦先生門下の三人の『陶工房 斿 向付展』が始まります。
令和と共に、工房名も『陶工房 斿』と新たに変わり、気持ちも新たに作品作りに取り組んで下さいました。
今回は「向付」を中心に食に纏わる器を沢山ご用意下さいました。
「陶工房 斿」の皆さんや、有邦先生にお電話すると、その電話の向こうで元気なお子さん達の声がいつも聞えてきます。
その声を聞くだけで、賑やかな明るい食卓が目に浮かんで、幸せな気分になってきます。
温かい食の場がある……それこそが本物の贅沢なのかもしれないですね。

それでは、「日々の生活にうるおいを与える器」を目指すお三方の作品を、いくつかご紹介いたします。


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37:赤絵大皿
大家族やパーティー好きにはピッタリな30㎝ほどの大皿には、可愛い小鳥が並んで歩きます。

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29-2.jpg29:刷毛目魚文舟形向附
足付の舟形の向付。
テーブルに置くとシンプルですが、裏を返すと勢いよくお魚が彫られている、隠れた愉しみがあります。

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60-2.jpg60:色絵小鉢
コロンと丸い小鉢。
口縁は赤く飾られ、見込みには愛らしいお花が隠れています。

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48・30-4.jpg48:刷毛目魚文片口鉢 / 30:刷毛目魚文向附
丸いお腹のフグのようなチャーミングな向付と片口。
片口には小さなヒレも付いて、自然と愛着がわきます。

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33・28-5.jpg33:割山椒印花向附 / 28:伊部火襷割山椒向附
素敵な割山椒もございます。
小さな小花をあしらった灰釉のものと、伊部の土を使った美しい火襷のもの。

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59・58-2.jpg59:呉須絵草文小皿 / 58:呉須絵魚文小皿
小さなお魚と、この時期出始めたミョウガのような草文の小皿は、出番が多く回ってきそう。

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14・45-3.jpg14:刷毛目魚文鉢 /45:掻き落し皿かぶら 小
前回から人気の蕪のシリーズと、カサゴのような元気なお魚が刻まれた器たちは直径15㎝ほどの便利な大きさ。

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44-3.jpg44:絵唐津皿 草花 / 牛
同じ番号で図柄が違うお皿。お好きな枚数ずつ選んで組み合わせを愉しんでも愉しそう。 

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42-2.jpg42:伊部タタキどべ皿
伊部の土をふっくらとした厚みを残して叩かれたお皿は、優しくいい雰囲気。
ちょっとした菓子皿などにしたら素敵。

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21:伊部火襷州浜向附
松模様のような形の向付には、見込みに小さなぐい呑や向付を乗せて焼いたような緋色が景色となって出ている。
備前焼の愉しみ方の一つ。

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64-3.jpg64:伊部六角小付 六客
均整の取れた六角形の小さな向付は、ため息が出る程薄く削られている。

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67-2.jpg67:唐津小付 六客 
細かな梅華皮には、使い込んだような雰囲気ある古色が入って味わい深い。

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26-3.jpg26:伊部火襷向附
少し縁高になっている向付ですが、案外上手いこと重なって、収納もしやすい。

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69-2.jpg69:伊部蓋付小壺 小
精密に作られた蓋物の小壷は大変薄作りで軽い仕上がり。
手取りの軽さに反して、深い存在感がある。

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76-3.jpg76:刷毛目茶碗
刷毛目の美しい毛の流れを感じるお茶碗は、少し小振りで手に取りやすい大きさ。
土の中の鉄分分が噴き出したホクロのような点も、景色となって愉しませてくれる。

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77-2.jpg77:唐津茶碗
いい雰囲気が出たお茶碗は、茶色がかった暗い黄褐色の伽羅色(きゃらいろ)に見込に赤みの強い柿色が入って美しい。
そっと両手に納めたくなる。


62・61・63-1.jpg62:粉吹湯呑 / 61:伊部火襷湯呑 / 63:掻き落し湯呑
今回は3種の湯呑を数点ずつご用意戴いております。

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73:黒釉花入
スッキリとした花入れは、釉の中の鉄分が黄金色に吹き出て輝くように見える。

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70-2.jpg70:伊部壺花入
帽子をひっくり返したような丸い可愛らしい花入れ。
細かく掻いて出来た胴回りの痕も、愛情深さが伝わってくる。





先生方の作品で、どうぞ口福(幸福)な時間を過ごして戴けましたら、幸いです。
第一週の先生の御在廊日は26日(金)~28日(日)となっております。
どうぞ、お若い三人の先生方を応援しにご来苑下さいませ。



※尚、図録、DM掲載外の作品に関しましてはご予約は承れません旨、予めご了承下さいませ。
(葉)

陶工房 斿 向付展
Exhibition of Tokobo YU
開催期間:7月26日(金) ~ 8月6日(火)
Exhibition : July 26 to August 6, 2019
休業日:8月1日(木)closed on August 1st
11:00~19:00

陶工房 斿
作家略歴
金重 周作 昭和53年生
金重 陽作 昭和55年生
齋藤 理  昭和47年生

令和元年。
工房名も『陶工房 斿』と新たに変わった彼らが、今回は「向付」をテーマに取り組みます。
茶席で、懐石料理で、そして家庭でのハレの場で。
勿論毎日の食卓に欠かせない日々の器を軸にしながらも、新たな食の器の愉しみを皆様にご紹介できましたら幸いです。
陶工房 斿
平成23年、金重有邦先生門下の金重周作、金重陽作、齋藤理の三人で開設。
「使いやすさ」を根底に「日々の生活にうるおいを与える器」を目指す。
It is the first year of Reiwa.
Having changed their studio name to "Tokobo Yu," they focused on plates and bowls for this exhibition.
For tea ceremonies, for special cuisine courses, and for celebrating moment at home, their tableware has universality.
We would be happy if their new works would add colors to your table.
Tokobo Yu
The studio was established by KANESHIGE Shusaku, KANESHIGE Yosaku, and SAITO Osamu on 2011.
Their works are focused on dishes that enriches daily life, based on its usability.



京橋 魯卿あん
Rokeian
〒104-0031 中央区京橋2-9-9
TEL: 03-6228-7704 FAX: 03-6228-7704
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営業時間:11:00~18:00 定休日:日曜日・祝日

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