光をまとう器 【硝子 津田清和展】より

梅雨の渋谷。本日も本降りではありませんが、一日中青墨の滲んだような空気でした。

これから陽射しが強くなるとつい手に取るのがガラス。今日からしぶや黒田陶苑では【硝子 津田清和展】が始まりました。

その涼やかな肌と、太陽の光を透過させて机に浮かぶ影の姿を愉しむのは夏の醍醐味ですが、今日のような曇り空、そして秋から冬にかけての光にも津田先生の作品はよく合います。

現代の作でありながらどこか時代のガラスのもつ香りを感じるのが先生のガラス。それでいて姿は古さのない、モダンな姿をしているのも人気の理由かもしれません。

本日は沢山の作品の中から花入を中心にご紹介致します。


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No.67 黒角形掛花入
花:山帰来



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金属のような鈍い光が見所の黒ガラスによる掛花入。角形のシャープな造形には枝物の花がよく合います。



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No.52 / No.53  丸壷掛花入

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掛花入にはこんな愛らしい壷形のものも。現代の住環境にも自然に馴染むモダンさがあります。




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No.43 梅瓶
花:鉄線(舞姫)


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肩からの曲線が美しい梅瓶には小振りな鉄線を一輪。ガラスの花入は水を湛えるとまるで水晶玉のような景色に。水が形を作っているようにも見え、やきものにはない姿です。


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No.55 / 56 / 57 碧コロ花入




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No.58 碧筒花入
花:木賊

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表情豊かな碧が印象的な作品。真鍮の箔を焼き付けることで、ガラスの成分と反応しこの独特の碧が生まれるとのこと。
緑青の美しい経筒のような花入は蓋をしてオブジェとしても。水彩の抽象画などと取り合わせてもよく合うのではないでしょうか。



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No.72 青銅盤
No.44 水瓶
花:白松本仙翁


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No.44 水瓶


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No.72 青銅盤

奥のスペースには盤と最近取り組み始めたという水瓶を取り合わせました。
青銅等の金属、やきものの水瓶とはまた異なり、凛とした空気のなかにも柔らかさを感じる作品です。




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No.19 輪花向付



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No.16 菊姫鉢

勿論花入だけでなく、人気の器も沢山の種類を展示しております。今回は輪花の作品も多く、その影の美しさにもご注目戴けましたら幸いです。


津田清和展、23日(火)迄の会期です。是非足をお運び下さいませ。


硝子 津田清和展
開催期間:2019年7月19日(金) ~ 23日(火)
(巻)
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