『おいしいうつわ』 ~作品紹介~

庭の片隅のプランターに、小さな“MY農園”を作って愉しんでいる今日この頃。
真っ白の小蕪や、赤いラディッシュ、小松菜やクレソン、モロヘイヤ等が並んでいます。
小さいスペースながら、いっちょ前に一人食べるには充分なほどの量が収穫できるのですが、芽が出始めると毎朝出かける前に水やりと、虫たちとの睨めっこに大忙しとなります。
柔らかな葉裏や、葉の付け根に夢中でかぶり付いている小さな虫たち……。
気持ちいいほどに、ムシャムシャ……バリバリ……と、いい食べっぷり。
「お食事中、失礼しまぁーす。」「これは私のお野菜でーす。」と呟いて、「ごめんね。」と摘まんで引き離します。
お料理して出したわけではないけれど、美味しそうに食べてくれるのは何だか嬉しい気持ちにもなるから不思議です。


さて、今週の金曜日からは、毎年皆様にご好評戴いております展示会、『おいしいうつわ』を開催いたします。
蒸し暑いこの季節、ちょっと涼し気な雰囲気の作品を中心にご用意致しました。

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会場

器をキャンパスのように、お料理を盛り付けて愉しむ。
それは人間独特の感性かもしれませんが、「美しいものを愛でる心」それに伴い「美味しいものを、より美味しく感じる心」を持ち合わせ生まれてこれたことに、また深く感謝する時間でもあります。

今回は、白金の「あき山」さんにご協力戴いております。
お料理のお写真と共に、どうぞお愉しみ下さいませ。


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15:川瀬忍 青磁輪花鉢
柔らかな夏椿が花咲いたような青磁鉢。
潤いを閉じ込めたかのような美しい器は、静かに盛りつけたお料理を引き立ててくれる。


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5:古染付 羅漢ノ図皿 / 9:古染付 牛の絵皿

器に入る図柄の藍色の入り方が、何とも言えない余白を残している。
口縁や皿裏などに出ている土と釉薬の収縮の違いによってできた釉のほつれ(虫食い)は、「侘び寂び」の精神に基づき、景色として愉しまれるもの。


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17:加藤静允 古伊万里風丸紋小皿 六客
18:加藤静允 古伊万里風花紋小皿 五客
1936年生まれ。京都在住の小児科医にして作陶家。
白洲正子さんと交流のあった現代の匠のひとりである。
長い事、古伊万里や古染付の再現を追求されていた。
両作品とも、古伊万里の古い図柄の写しとなっている。

ふと手にしてみたくなる、その作風はシンプルな中に、やきものとは思えないほどの温かさと、優しさに溢れている。
いつも愛溢れる心で子ども達に接する小児科医だった肩書きにも、納得の作品。


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12:辻清明 慶州土木の葉皿 五客
土そのものを大切にされた清明先生。
本作品も、土の質感を残した大胆なタタラを木の葉型にし、灰釉を掛けた姿は自然そのもの。
皿という明確な用途がありながら、オブジェのようにさえ思わせる、大変美しい器となっている。
お皿を返すと「ツ」のサイン。


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24:藤田喬平 手吹ヴェニス小鉢 五
ヒルガオの花が次々と咲くように開いた硝子の小鉢。
少し深めのその形は、用途の幅が広がって重宝しそう。







一部、追加作品を加えて会場に並びます。
また、会場の一部には、器にまつわる常設作品なども並べております。
どうぞ心安らぐ会場の作品をご覧にいらしてください。









※尚、図録、DM掲載外の作品に関しましてはご予約は承れません旨、予めご了承下さいませ。

(葉)




おいしいうつわ

Exhibition of Appetizing Tableware
開催期間:6月28日(金) ~ 7月2日(火)
Exhibition : June 28 to July 2, 2019
11:00~19:00




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会場





京橋 魯卿あん
Rokeian

 〒104-0031 中央区京橋2-9-9
 TEL: 03-6228-7704 FAX: 03-6228-7704
 http://www.kurodatoen.co.jp/rokeian/
 営業時間:11:00~18:00 定休日:日曜日・祝日



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