魯卿あん便り…乾山風の

梅雨の中休みが続いて、今日は心地よい風が吹きわたっています。
そんな風を感じるこちらの作品をご紹介したいと思います。





巾筒(きんとう)。茶道・煎茶道で茶巾を入れる道具。
よって、大きさは小さいのは当然だが、何とも愛らしい作品である。


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後ろに、風に吹かれたような筆で「蘭風」とある。その下に「呂」のサイン。
蘭の花は描き込まず、筆をポンポンと置いて、葉の上に散らせている。春蘭だろうか。

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魯山人先生は、「京焼の歴史を築いた名工を尊敬している」そして、特に「光悦、宗達、乾山など琳派の先覚者を敬仰している」との言葉を残している。
琳派と言えば、頭に浮かぶのは「私淑」。直接教えを受けることはなく、自ら尊敬する師と仰ぐ人の作品をお手本として学んだ琳派の偉大なる先人たち。
篆刻や書は別として、魯山人先生もある意味において、琳派の「私淑」を実践されたのではないか。
この小さな巾筒の中に素朴さや大らかな絵付、まさしく「乾山風」の世界を表現している。


(藤)



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