見ると聞くとは…

少し前のことになるが、ある展示を見た。我々人間を含む哺乳類を取り上げたもの。陸に住むもの、海に住むもの、大きなものから小さなものまで、とにかく全部ひっくるめて哺乳類。
見た目から同じ仲間に見えても、分類上は別の種類の生き物だったり、反対に全く違って見えるのに、実は○○目が共通していたり。
哺乳類が地球の環境の変化にいかに適応して生きてきたかを剥製や骨格標本、映像などで見ることで、実に興味深いものであった。


『ひとりたのしむ 昭和巨匠陶藝逸品展』は2週目に入りました。ご売約となっている作品もございますが、なかなか他ではお目にかからない作品がご覧になれますので、是非ともお運びいただけたらと思います。

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当苑の庭から、ふらっと入ってきたようにも見える加藤唐九郎先生の河童。梅雨の季節になんともユーモラスな河童の登場です。

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巨匠の方々の過去の展覧会の図録や特集された雑誌等の資料も並べていますので、どうぞご自由にご覧ください。


今週の花

先週に続き、益田芳徳先生のガラスの花器に活けています。



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アケビの葉が、秋に実のなる時の大きくて濃い緑色の葉ではなく、やっと開いたばかりのような頼りなげな葉です。

それでも茎の元に近い方は大きく、上に行くにしたがって徐々に小さくなっているのが見て取れます。一番上は、まだ開ききらず、ツルのよう。

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名前がいかついのですが、ナデシコ科の愛らしい花。折れそうなくらい細い茎。

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次々に咲きそうな蕾が幾つか付いています。

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先日の哺乳類の展示で、遠目にもひときわ目を引く巨大な体躯の剥製が立っていた。子供の頃、動物園にはよく連れて行ってもらったし、大人になっても何度も足を運んでいるので、象やライオン、キリン、サイといった大型の動物は見慣れているはずだった。その大きさもおおよその見当はつくと思っていた。
しかし、それは、脳内の硬化した記憶をこそげ落としても、想像を超える大きさで、二度見どころか、動物園の何とかのように右に行ったり左に行ったり、五度見はしたに違いない。それほど見入ってしまった。

その正体は「ヒグマ」
後ろ脚で立ち上がって前方を向いている姿は、どう見ても身の丈3メートルくらいには見え、映画に出てきたグリズリーに間違いないとキャプションに目をやると「ヒグマ」とある。日本に生息する、名前もよく耳にするヒグマ。
これほどまでに巨大だとは!そのあまりの大きさと前脚から伸びた屈強な爪に、これでは太刀打ちできないなと心底思った次第。

店内に展示している先生方の作品、当然実物を間近に拝見することができる。図録にサイズが表記してあるが、目視でその大きさを確認することができる。写真は当然ながら、照明や印刷の具合で、どうしても実物とは差異が出てしまう。
そのことを考慮しても、実際に作品と対すると、質感や量感を目の当たりにして、写真で見た時よりも大きく感じたり、逆に小振りに思えることがないだろうか。

ヒグマの大きさに驚嘆して、いかに自分の目で見ることが大切かを改めて考えさせられた。



(藤)




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