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zoom RSS 初夢初碗展 〜作品紹介〜

<<   作成日時 : 2019/01/09 19:17   >>

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新年 明けまして おめでとうございます。
遅ればせながら、年末年始のお休みを戴き、有難うございました。
お休みは長くても短くても、いつも「あっ」という間。
例年より少し長いお休みだった気がするのですが、亥年のせいとは申しませんが一気にスタートダッシュが始まったような気が致します。

毎年何かと忙しない年始め、来客があったりと何だかんだ言ってゆっくりテレビの前に座っていることも出来ないのですが、今年は不思議と箱根駅伝をはじめから終わりまで見ることが出来ました。
スタート直後の転倒から始まり、追いつけ追い越せの展開が何度も繰り広げられた試合は、普段スポーツ観戦などほとんどしない私の心も充分に捉えて離しませんでした。
緊張のバトンタッチ……大切に繋がれる襷を見ていたら、当苑でお世話になる先生方のお顔が浮かんできました。お一人、お一人の日々の切磋琢磨はもちろんですが、その前を歩んでいらした巨匠の先生方を目指され、またその先を見て走る先生方は大切なものを未来に繋げていくランナーのようです。

さて、今週の金曜日から『初夢初盌展』として本格的な展示会の始まりとなります。
現代作家さんから物故・巨匠の先生方の作品までを揃えた、年始めにぴったりの展示会です。
襷をつなぐ一瞬に立ち会うような、皆様にとっても大事な時間になれば幸いでございます。

では早速ですが、会場に並びます作品の中から、一部ご紹介させいて戴きます。


【物故・巨匠】

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荒川豊藏 唐津風茶盌
程よく小振りな大きさは、自然とそっと大切にしたくなる。
仄かに下膨れの形に入る轆轤目のリズム。
外側に返ったような口造り。
白っぽく変化した灰釉に、ほんのり辰砂が入り桃色に染まるそれは、春の訪れを囁いているよう。
裏側に描かれた柄も、春を待って顔を出した薇(ぜんまい)のようです。

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藤田喬平 手吹硬質金白金彩茶盌
凛とした気品ある美しい姿。
全体的にマットな仕上がりの中、外側から張り付けられた金、銀の箔の縮れが透けて見える。見込みには一筆で丸を描いたようにクリアな硝子質。
お抹茶を点てるとどの様に見えるのか興味深い。


【現代作家】

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伊藤秀人 青瓷茶碗
小さな高台から広がった形は口に向かって少し窄まって愛らしい
大らかに入る貫入や、高台内に釉が置かれているのも面白い。

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大塚茂吉 茶碗
穴窯で焼かれた作品は美しい色に変化し、灰釉の様々な表情の違いを色々な角度から愉しませてくれる。
手取りの大きさ、重さも心地よい。

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隠ア隆一 黒碗
土の表情、色の変化、釉の表情の変化、高台作り、釉垂れのおへそ、沢山の見所が凝縮されている。
手に取って愉しみたい。

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加藤亮太郎 織部茶盌
また新しいタイプのお茶碗が誕生しました。
丸い形に入る緑青のように変化した織部釉はマットな質感。
青味や黄味の緑が愉しめ、赤く焼けた土色に映える。

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小西潮 うり坊茶碗
うり坊をイメージされたカラーのレース柄のお茶碗。
うり坊が駆け回った山の経路のようにも見えてくる。

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鈴木都 黄瀬戸茶盌
都先生を思わせる優し気な黄瀬戸茶碗。
若い緑色の胆礬が春の息吹を感じさせる。

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瀬戸毅己 曜変天目
このお休み中に見た夜空に瞬く星のようなお茶碗。
見る角度や光によっても様々に変化する表情は、何度撮ってもお伝えしきれないのがもどかしい。直接お目に触れて戴きたい作品のひとつ。

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津田清和 瑠璃茶盌
深い青味を帯びた瑠璃色は美しく六角形に面取りされて煌めいている。
手に取ると、様々なものが万華鏡のように映り込み胸が高鳴る。

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直木美佐 赤楽茶盌 銘:長谷
柔らかな楽の造りの中に、大胆な削りが入りエネルギーを感じる作品となっている。
複雑な色合いに深みがあって、穏やかな気持ちにさせてくれる。

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松永圭太 1:層象
暖炉にくべた木が木炭に変化したような不思議なお茶碗。
木目のように見える層の中央を削って出来た高台も面白い。

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松永圭太 2:層象
浜辺に流れ着いた流木が焦げたような、独特の雰囲気を持つ作品。
今回初出展戴いた松永先生ですが、他の作品も見てみたくなる。

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丸田宗彦 絵唐津茶盌
やや小振りのお茶碗は、灰釉が乳白色に変化して雪や霧の中にいるようで幻想的。
見込内に見える細かな石ハゼの表情も目に愉しい。








未来に襷を繋げるのは、私達かもしれません。
大事なものを受け継いでいく……そんな一役を、微力ながらお手伝い出来ますように、スタッフ一同心を込めてお仕事できればと思っております。

そんな橋渡しの一歩を踏み出すきっかけの展示会となりますように、皆様のお越しをお待ちしております。









※尚、図録、DM掲載外の作品に関しましてはご予約は承れません旨、予めご了承下さいませ。

(葉)




初夢初盌展

Exhibition of Chawan
開催期間:1月11日(金) 〜 1月15日(火)
Exhibition : January 11 to January 15, 2019
11:00〜19:00




出品予定作家(敬称略五十音順)
伊藤秀人 / 今泉毅 / 内田鋼一 / 大塚茂吉 / 隠ア驤
加藤亮太郎 / 金重愫 / 菊池克 / 小西潮 / 鈴木都
瀬戸毅己 / 田中佐次郎 / 津田清和 / 直木美佐 / 新里明士
堀一郎 / 前田正博 / 松永圭太 / 丸田宗彦 / 見附正康
矢野直人 / 若尾経

他物故巨匠作家

※第二部として2019年1月21日(月) - 29日(火)「魯卿あん」(京橋店)にて『茶碗特集展』(物故・巨匠作家作品)を開催致します。
現代作家の新作茶碗展示販売は「しぶや黒田陶苑」での展示のみですので、ご注意くださいませ。












京橋 魯卿あん
Rokeian

 〒104-0031 中央区京橋2-9-9
 TEL: 03-6228-7704 FAX: 03-6228-7704
 http://www.kurodatoen.co.jp/rokeian/
 営業時間:11:00〜18:00 定休日:日曜日・祝日



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