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zoom RSS 漆藝 太田修嗣 展  〜作品紹介〜

<<   作成日時 : 2018/12/05 18:51   >>

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早くも12月に入り、師走に差し掛かってまいりました。
例年のように、あとは一気に駆け抜けるように日々が過ぎていくことになりそうです。
逸る時間の中で、ふと一息足を止めて景色に目をやると、着飾っていた色とりどりの葉を落とした樹々の、隠されていた美しい枝振りのシルエットが浮かび上がって見えてきます。
その控えめな美しさに気付くと、何故だか肩の力が抜けたような柔らかな気持ちにさせてくれます。

そんな控えめな樹々を感じていると、毎年の個展の会場の片隅で、小さな本に静かに目を落とす太田修嗣先生の静かな佇まいを思い出さずにはいられません。
日々作品作りで様々な樹々を扱う先生が、紙に変化した木(本)を手にする様は、その延長のようで、慣れない展示会場で日常の落ち着きを取り戻す姿のようにさえ見えます。

さて、今週の金曜日からは、その樹々を操る『漆藝 太田修嗣 展』が始まります。
先生はまた、本を片手に展示会場の隅で静かにお客様とご自身の子供たち(作品たち)を眺めるのでしょうか。

では、届きました作品の中から一部ですがご紹介させて戴きます。


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40-1:洗朱根来盃 / 37-3:洗朱根来片口 / 46:銀黒丸盆
今回は酒器をいくつかご用意戴きました。
通常こちらでご案内している陶器の酒器とはまた違った、軽く口当たりの柔らかい作品です。
また、一緒にご紹介しました丸盆は、写真ではお伝え出来なかったのですが、漆と一緒に銀が練り込まれて塗られており、光の加減で刷毛の動きに合わせて鈍く光ります。

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38-2:銀食み盃 / 39-2:銀食み馬上杯 / 33-1:洗朱根来板
こちらも銀を使った酒器の作品。
木の木目に入り上品に光る銀の輝きがお分かり戴けるでしょうか。

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5-1:洗朱根来大椀 I / 53-1/2:レンゲ / 44-4:栗角切盆
私達も長らく愛用させて戴いておりますお茶出し用と同じ角切盆。
大きさ、重さ、手軽さ、全ていおいて丁度よく、是非皆様にもお使い戴きたい作品です。
そこには根来の大椀と、少し持ち手が細く長く作られたレンゲを合わせました。

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34-2:内朱小盆
小さな小盆は菓子盆にもちょうど良さそう。
縁取りの黒の部分の幅が敢えて不均等に作られているところが逆にスタイリッシュで素敵です。

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29-4・5:洗朱根来長小皿
今回は黒文字を合わせて撮影しましたが、酒のあてを少しづつ盛り付けて愉しむのも良さそうです。

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28-4・10・3:洗朱根来角丸 四方小皿
小さなお皿は菓子皿にも、ちょとした取り分け皿にもして戴ける大きさ。
大らかで柔らかな彫り痕が温かな雰囲気で心が和みます。

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26-2・4:齷鰹ャ鉢
サラダの取り分け皿のような小鉢です。
ちょっとした彩りを添えた食卓に華が咲きそうです。

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52-1:齟ヱ / 50-5:栗刳方小盆
浜本好洋 斑唐津湯呑と共に
小さな小盆にひとつ、大事に運ぶ……。
そんな絵が浮かんできます。
木目を生かしたシンプルな茶托には浜本先生の小さな斑のお湯呑を合わせて……。

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51-2・3:八方刀痕茶托
ゆう工房 掻き落とし汲出と共に
菊の花が花咲くような刀痕を残した茶托には、ゆう工房の掻き落としの汲出しを合わせてみました。
心を和ませる雰囲気がマッチしています。

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15:洗朱根来中次 T
均整の取れた形の中次には朱赤が似合います。
赤は血や魂の色とされ、復活、再生、隆盛を意味し“特別な色”とされていました。
きっとお茶席でも神聖な空気に変えてくれそうです。

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4-2・3:合鹿椀
木目を生かした塗りの口縁には黒漆が重ねて塗られ、より口当たりを柔らかいものにしています。

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23:洗朱根来木鉢
たっぷりの厚みを残して削られた、大きな、大きな木鉢。
ここまでの大きさはありませんでしたが、かつて我が家にあった大きな木鉢を思い出しました。
我が家の木鉢では愛猫の寝床になってしまっていたのですが……
拘りの年越しそばを打つのにはいかがでしょうか。








こちらには載せきれない、沢山のお椀、お箸なども御座います。
先生も最終日まで御在廊予定です。
太田先生の作品で新しい新年の準備などされてみてはいかがでしょうか。
皆様のご来苑を、お待ちしております。






※尚、図録、DM掲載外の作品に関しましてはご予約は承れません旨、予めご了承下さいませ。

(葉)






「漆器」と聞くと”扱いづらい””お手入れが難しい”等と思われる方も多いと聞きます。
漆器は本来、毎日使う事を目的としており、きちんと扱えばちょっとした事では傷つかず、丈夫です。
正しく扱うことで持ちが良くなるばかりでなく、美しさにも磨きがかかり、二代・三代と使うことができます。

◇使用後は水かぬるま湯ですぐに汚れを落とし水気を完全にふき取る。
◇直射日光(紫外線)を避け、極端な湿度、温度の変化のある場所は避けて保管する。
◇たまにカラ拭きをすると艶が出て味が出てくる。

また、漆器は強い抗菌効果を持っています。
純正な漆ほどその効果が高いといわれています。
昔の日本人ならではの受け継いでいくべき知恵の一つです。







漆藝 太田修嗣 展

Exhibition of Shuji Ota
開催期間:12月7日(金) 〜 12月11日(火)
Exhibition : December 7 to December 11, 2018
11:00〜19:00



太田修嗣
Ota Shuji


1949年 愛媛県に生まれる
1981年 鎌倉にて漆塗り職につく
1983年 村井養作氏に蒔絵を学ぶ
1988年 神奈川厚木にて独立
1991年 当苑にて個展
1993年 愛媛県伊予郡に工房を移す







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会場
また、会場の一部では来週末から開催される『ひとりたのしむ 昭和陶藝逸品展』の作品を先行して展示しております。



ひとりたのしむ 昭和陶藝逸品展

The Grand masters of Showa era
開催期間:12月14日(金) 〜 12月25日(火)
Exhibition : December 14 to December 25, 2018
休業日:20日(木)
11:00〜19:00





京橋 魯卿あん
Rokeian

 〒104-0031 中央区京橋2-9-9
 TEL: 03-6228-7704 FAX: 03-6228-7704
 http://www.kurodatoen.co.jp/rokeian/
 営業時間:11:00〜18:00 定休日:日曜日・祝日



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