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zoom RSS ひとりたのしむ 昭和陶藝逸品展   〜作品紹介〜

<<   作成日時 : 2018/12/12 18:55   >>

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この冬は暖冬と聞いて、すっかり気を緩ませていたら、冷たい雨と共に本格的な寒さがやってきました。
こんな時、肩をすくめると余計に寒く感じますが、不思議なことに肩の力を抜いて立つと背筋が通り、シャンとした気分になってとても気持ちが良いものです。

その感覚と似ているのが、巨匠の先生方の作品が並ぶ空間に身を置いた時です。
そんな気の引き締まるような心地よい緊張感が漂う『ひとりたのしむ 昭和陶藝逸品展』は、今週の金曜日から二週に渡り開催いたします。

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作品の大小に関わらず、荘厳な空気でありながら、我々の全てを包み込んでくれるような穏やかさがあるのは、それぞれの先生の懐の深さからでしょうか。
不思議と真っ新な気持ちで新鮮に向き合い、感じ入ることが出来ます。


ゆったりと流れる時の流れと共に、作品をご高覧戴けましたら幸いに存じます。

では、数点ですが作品をご紹介致します。


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2:富本憲吉 色繪香合
小さな陶筥のような香合。
各面は染附の線で四角く囲まれ、対角線に交差させて線を引いている。
線の交わりを中心に、黄、赤、緑の色絵で富本先生を代表する「四弁花」の簡略化されたようなひし形が並ぶ。
透き通るような美しい白瓷が、図柄の美しさを惹きたてている。
底部に「富」の染附銘が入る。

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7:三輪休和 萩茶盌
作る作品にはそれぞれ適した土があり、それに合わせて轆轤引きする為の土を、自ら土踏みしたと言われる休和先生。
多くの砂粒を残して引き上げられた形は、シンプルな井戸風の形でありながら、味わい深いものとなっている。
薄付きの釉の下から感じる素地の色合いの妙が、穏やかな琵琶色となって目に優しい。
釉掛けの際に残った指痕、梅の花のような目跡、竹節高台の造形も見どころのひとつ。
高台脇には「和」の刻銘。

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25:濱田庄司 白釉黒流描花瓶
たっぷりとした膨らみの大壷。
厚みを持って掛けられた白釉の上からは、流し掛けによる黒の釉が躍る。
豪快に掛けられた黒釉が窯の熱で溶け、1本の線の中でも濃淡ができたり、気泡が入ったりと雰囲気がある。
贅沢なほど乗る釉の厚みの下に感じるゆったりとした轆轤目など、静かな中に躍動感と立体感を感じる濱田先生らしい逸品。

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15:金重陶陽 備前一輪花入
徳利のような大きさの花入。
両首には擂座が一つずつ付いている。
窯変のカサついた肌と、黄胡麻が掛かった表情豊かな肌、腰のあたりに箆で描いたような遊びが入って何とも愉しい作品。糸底高台の周囲をぐるりと一周箆で掻いたような高台作りも面白い。
畳付には「ト」の刻銘。

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26:塚本快示 青白磁汲出
透き通るような水辺に繊細な花びらを開いた蓮の花が咲いた汲出し。
見込を覗くと優雅に金魚がヒレをなびかせて泳ぎます。
そっと静かな心にさせてくれそう。


気忙しい師走、ちょっと呼吸を整えてる時間としてお立ち寄り戴けましたら幸いに存じます。






※尚、図録、DM掲載外の作品に関しましてはご予約は承れません旨、予めご了承下さいませ。

(葉)




ひとりたのしむ 昭和陶藝逸品展

The Grand masters of Showa era
開催期間:12月14日(金) 〜 12月25日(火)
休業日:20日(木)
Exhibition : December 14 to December 25, 2018
11:00〜19:00


【作家一覧】

富本憲吉
川喜田半泥子
荒川豊藏
三輪休和
河井寛次郎
濱田庄司
加守田章二
鈴木治
塚本快示
金重素山
金重陶陽
金重道明
山田山庵
(敬称略 順不同)



図録掲載作品の他に、一部追加作品を加えて、皆様のお越しをお待ちしております。





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会場











京橋 魯卿あん
Rokeian

 〒104-0031 中央区京橋2-9-9
 TEL: 03-6228-7704 FAX: 03-6228-7704
 http://www.kurodatoen.co.jp/rokeian/
 営業時間:11:00〜18:00 定休日:日曜日・祝日



※無断転載、再配信等は一切お断りします


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