「鵜の眼 鷹の眼」 真夏ノ器に涼しげな食材を

ビルに囲まれた渋谷の街中でも、蝉の声と子供達の楽しそうな笑声が耳に飛び込んでくると、夏休み真っ只中という気分がしてまいりますが、当苑ではお盆休み前の11日(火)まで、涼しげな陶磁器やガラスの気持ちの良い器がならぶ「真夏ノ器展」を開催しております。※正木春蔵 (加賀) ・寺島裕二 (瀬戸)・上泉秀人 (青梅)・内田鋼一 (四日市)
先週は、正木春蔵先生と寺島裕二先生の作品をご紹介させて戴きましたので、今週は、上泉秀人先生と内田鋼一先生の作品をご紹介させて戴こうかと思います。


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上泉秀人「四方皿」
冷やした四方皿は、夏菓子の器に最適。板わさ、薩摩揚げ、枝豆など、お酒の肴を盛りつけても良さそうです。
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器の裏側に、レース柄や活版印刷の文字がイタズラしてあります。

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上泉秀人「丸紋めしわん」
飯碗の形も独特の深さがあり、心地の良いもの。

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上泉秀人「鎬と面取のそば猪口」
そば猪口もガッシリとしていて、この面取と鎬は、手取の感触が良くて、素麺や蕎麦の他にも、汲出湯呑等にも楽しめる器ではないでしょうか。

肉厚の重みのある作品が骨頂の上泉先生の器。古風な素地と味のある釉薬、鎬の感触、素朴な染附もまた、使いたくなる所以である。当苑でも、菓子皿や蕎麦猪口を汲出代わりに使わして戴いております。



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内田鋼一「プラチナ彩線刻文プレート」
これは、ケーキや果物、蕨餅などの冷たい和菓子が似合いそうです。

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内田鋼一「プラチナと銀彩と錫白釉のボール」
これには、アイスクリーム、苺やさくらんぼのような果物がよさそうです。

とにかく、お洒落で格好良い器である。内田鋼一さんほど、多彩な作風をもつ作家はいないのでは、ないでしょうか。その中から、この度は、プラチナ彩・銀彩・錫白釉などの器を発表して戴いております。
世界各国の陶磁器・ガラス・木工・金工など様々なものをみてきた内田さんならばこそ、古きよきものと新しい感覚のものがうまく同居した楽しい作品になったのでしょう。温故知新のように…。

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内田鋼一「灰釉ポットと錫白釉カップ&ソーサー」


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