陶心

アクセスカウンタ

zoom RSS 大塚茂吉先生に お話をお伺いしました。

<<   作成日時 : 2016/10/04 16:52   >>

トラックバック 0 / コメント 0

当苑では初めて10月7日(金)より 『大塚茂吉展 猫と茶碗』 を開催する運びとなりました。
展示にあたり 事前に大塚茂吉先生へ いくつかお話をお伺いしました。
ご紹介させて戴きます。




画像画像
対の猫



生命感そして精神性

大塚先生の作品は神秘的でありながら周りの空気を変えるエネルギーにあふれ、醸しだされる雰囲気に圧倒されます。先生のなかにはかりしれないエネルギーを感じました。
制作されるにあたり、どのようなモノやコトを見て感じインスピレーションを受けていらっしゃるのかお聞きしました。



女性像や猫像茶碗を造る上で土の性質を生かし、生命感そして精神性を込めたいと思います。
物質に精神を与える。
これが今、最も求められている事だと思います。
作品の全面、遍く白い点の象嵌を施して内なるリズムを与えている。
それによって見る人にエネルギーを感じさせるのではないでしょうか。






制作にあたり

制作中どのようなことを想っていらっしゃるのかお聞きしました。

造りはじめる前にまずダミーを造ります。
作品の大きさをそのダミーから割り出して形造ります。
制作中何も考えず一心に造り上げたものこそが良いものとなります。








大塚先生のテラコッタの猫の作品は、瞬間を切り取ったようなどこか別の世界へつながっているような緊張感があり惹きつけられます。
猫を作られるきっかけをお聞きしました。


猫は幼少から何時も共に居る存在。
猫には限りなく美しいフォルムがあると思います。
古代エジプトの聖なる猫像は今もって神秘を感じさせます。
古代の神秘に繋がり現代に蘇る様な神聖な猫像を造りたいと願います。






茶碗は両手の中に包みこまれる

猫の作品とお茶碗を制作されるときの意識の切り替えや変化についてお聞きしました。


猫像と茶碗は造る上で意識が異なります。
茶碗は両手の中に包み込まれるような人間の身体のフォルムに調和する形が有る様に思います。
猫の獣性でなく人間としての心の奥深さ柔らかさを茶碗には込めるのでしょう。






焼成について

焼き方へのこだわりにいてお聞きしました。

窯は電気窯です。
テラコッタは1060度、焼締1250度で焼いています。
テラコッタは鉄分が溶ける前の段階ですので柔らかさを残しています。
逆に焼締ると土の素材が変化して金属的になり、物としての強さが出ると思います。
今回の作品は2種類の焼き方をしています。







土について

土についてお聞きしました。

この10年、イタリアに一年の内3ヶ月滞在して制作をして来ました。
イタリアで制作した猫や茶碗にはドイツの土を使い、日本では信楽の土を使っています。






彫刻と陶芸のあいだ

作陶以外で興味のあることや好んでされていることについてお聞きしました。


作陶と言われると何か陶芸家のイメージがありますが、
私は絵画出身で彫刻と陶芸の間の仕事をしていると思っています。
自身の制作以外趣味のようなものはありません。






幼少のころから絵を描いていた

大塚先生が芸術の分野へ興味を持たれたきっかけや出会い、幼少の頃の記憶についてお聞きしました。

亡父が児童書の編集をする傍ら絵を描いて発表していました。
幼少から父と展覧会に行き美術に感心を持っていました。





◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 

大塚茂吉展 猫と茶碗

2016年10月7日(金)〜11日(火) 11:00〜19:00


しぶや黒田陶苑
Phone :03-3499-3225

是非この機会にご覧くださいませ。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆




画像画像
ひだまり



画像
蝶と手



画像
茶碗


画像
茶碗









大塚 茂吉 Otsuka Mokichi
1956  東京に生まれる
1979  東京藝術大学美術学部日本画科卒業
1981  東京藝術大学大学院美術研究科日本画専攻修了
1996  G.バッラルディーニ国立陶芸学校卒業

1994  個展 淡路町画廊(東京)
1997  個展 ロッジェッタデル39(ファエンツァ・イタリア)
     「壺の可能性」展 パラッツォチーズィ(ミラノ・イタリア)
1998  第50回ファエンツァ国際陶芸ビエンナーレ展 ファエンツァ国際陶芸美術館(ファエンツァ・イタリア)
    第4回カイロ国際陶芸ビエンナーレ展(カイロ・エジプト)
     第38回カステッラモンテ陶芸展 パラッツォコムナーレ(トリノ・イタリア)
1999  個展 スタジオ カヴァリエリ(ボローニャ・イタリア)
     「イタリアからのテラコッタ〜アルド・ロンティーニと大塚茂吉」展 草月美術館(東京)
2000  東美アートフェア個展 東京美術倶楽部(東京)
2002  個展 「大塚茂吉のテラコッタ」 日本橋三越本店美術サロン(東京)
2003  個展 「大塚茂吉のテラコッタ」 大沼山形本店(山形)
     東美アートフェア個展 東京美術倶楽部(東京)
2004  第4回21世紀展 東京美術倶楽部 (東京・名古屋・京都・大阪・金沢)、以後第15回(2015年)まで毎年出品
     収蔵作品展「動物のモチーフ」 東京国立近代美術館(東京)
2005  個展「大塚茂吉のテラコッタ」 日本橋三越本店特選画廊(東京)
2006  「内なる微笑み」展 ロッジェッタ デル39(ファエンツァ・イタリア)
    「人のかたち」展 滋賀県立陶芸の森陶芸館(滋賀)、兵庫陶芸美術館(兵庫)、静岡アートギャラリー(静岡)
2007  個展 サロン フォンタノーネ(ファエンツァ・イタリア)
2008  個展 「内なる微笑み」 ティート・バレーストラ近現代美術館(ロンジャーノ・イタリア)
2009  個展 「内なる微笑み」 ニアートギャラリー(ラヴェンナ・イタリア)
2010  個展 「内なる微笑み」 日本橋三越本店特選画廊(東京)
2011  個展 「内なる微笑み」 ファエンツァ国際陶芸美術館(ファエンツァ・イタリア)
2012  個展 「女神と猫」 ギャラリー歩”ら里(山梨)
     個展 「内なる微笑み」 パラッツォ エスポズィツィオー二(ファエンツァ・イタリア)
2013  個展 ギャラリーヨシイ(パリ・フランス)
     「土の姿」展 益子陶芸美術館(栃木)
2014  個展 「内なる微笑み」 日本橋三越本店特選画廊(東京)
2015  個展 「大塚茂吉−邂逅−2015」 万葉洞みゆき店(東京)
2016  個展 「静寂なる振動」 ニアートギャラリー(ラヴェンナ・イタリア)
    「創と造2016」 東京美術倶楽部(東京・名古屋・京都・大阪・金沢)

作品収蔵先
 ヴィクトリア&アルバート美術館(イギリス)
 ティート・バレーストラ近現代美術館(イタリア)
 東京国立近代美術館、兵庫陶芸美術館、
 高崎芸術短期大学、高松市美術館、
 滋賀県立陶芸の森・陶芸館、菊池寛実記念智美術館









(亜)




※無断転載、再配信等は一切お断りします


Facebookはこちら
Twitterはこちら
Instagramはこちら
黒田草臣ブログはこちら
しぶや黒田陶苑こちら

http://www.kurodatoen.co.jp/index2.html
03-3499-3225

月別リンク

大塚茂吉先生に お話をお伺いしました。 陶心/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる